活動データ
タイム
03:54
距離
8.4km
のぼり
367m
くだり
306m
活動詳細
すべて見るまあ結果から言えば、喜びはあったね~ 長崎は海が見える山が多いけど、藪が濃いとそれも期待できない。 でも今日の山は山頂からでなくても所々で展望が開け気持ちが良かった。 それに思いがけない発見もあったし。 今日行ったのは香焼の高岳と遠見山。 伊王島の遠見山。 いずれも低山であっという間の登山だったなあ。 けど、高岳は尾根に踏み跡があったのでたどり、無理矢理降りたら稲荷神社があったりでびっくりしました。 毎度藪に突っ込むと、なんでこんなことをしてるんだろう と自分にうんざりするけど、結局好奇心に負けるのね~ 笑 話はまったくかわるけど、この地に来るといつも思い出すことがある。 私たちは長年間、熊本のハンセン氏病施設に入居の方々と交流がある。 長崎にはハンセン氏病者の入居施設がなく、長崎出身の多くの方は熊本の施設に強制入居させられた。そう強制的に。 これはハンセン氏病の事を調べれば事実として出てくる。 忌み嫌われる病として、家族からも捨てられ、遠ざけられ、ある人は死んだ人として扱われていた時代もあった。 あるときに特に親しく交流していた数名に長崎に来てもらったことがある。 我が家でご飯を一緒に食べたりして大いに楽しんだ。 その時ある人が香焼が見える所に連れて行って欲しいと言われた。 香焼に行ってもいいけど というと、いや遠くからみるだけでいいと言われた。 それで、香焼が見渡せる丘に行ったのだが、彼はしばらくじっとその町を見ていた。 彼の心中は計り知れない。 だが、もう彼が老年期になっていたその時でさえ、我が家に帰ることは出来なかったのだ。 ハンセン氏病者として生きているだけで、家族に迷惑がかかる時代もあったのだ。 親は分らないけど、兄弟や親戚はまだ住んでいるはずだ。 遠くで見るだけでいい と言われた彼の横顔を思い出すと、今でも胸が詰まる思いがする。 かれは数年前に亡くなったけど、やっぱり空から生家を見ているのかな。 それとも風になって家の中を吹き抜けているのかな。
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