北海道大陸 札幌市南区藻岩地区最高峰 藻岩山 現冬期 無酸素単独登頂 成功

2018.12.11(火) 日帰り

活動データ

タイム

02:56

距離

6.2km

のぼり

584m

くだり

583m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 56
休憩時間
17
距離
6.2 km
のぼり / くだり
584 / 583 m
1 2

活動詳細

すべて見る

11月初旬に私の夏山シーズンが終了し、山ロスとなった。 冬山がどうしても怖かった。 冬山→即遭難→即死 迷うイメージと、冬山装備も分からなかった。 仕事でも家庭でも居場所はなく、生きづらい日々が続く。 虚無以下の存在。 日本一生きるのが下手な人間だろう。 ただダメージを受け続けるくだらない毎日を送る。 やはり、、冬山デビューしようか。山から半年遠ざかるのは辛すぎる。 何となく必要なものを調べる。 登る山もよく考えて、無理せず、ピークを取ることは考えずに。これで行こう。 先行投資としてかなりの金額を投じた。 新たなる相棒靴がマムートのマジックハイGTX。これならハードな縦走や冬山までもカバー出来る。ニヤニヤが止まらなかった。 後はハードシェル、ボードパンツ、バラクラバ、ピッケル、10本爪アイゼン、アルパインゲイター、、( ゚д゚) 金で安全と信頼を買う。 充実の後悔ということで。 どこのどれくらいの山に向かうんだ。まあ、調子に乗って真っ先に死ぬパターンだが、それも人生。 そして迎えた今日、冬山デビュー。 選んだのは藻岩山。ここで色々試せる。 買ったもの全てを身につける。靴履いてゲイターからアイゼン装着と時間やや要した、、これは慣れで早くなるものなのだろうか。今度からは準備の仕方をもう少し工夫しよう。 フワフワと大粒の雪が降る中でのスタート。10本爪アイゼンは強力な噛み具合を発揮し、滑り知らずに登っていくことが出来る、、が少し登って息が上がり始める。 まず足元の重量が増したことが原因か。太ももに負荷を感じる。 後は基本的な体力不足。 そうか、これが登山だった。 私に楽な道などない。人の3倍努力しなくては道は切り開かれなどしない。 ここで負けるわけにはいかない。 雪を噛み締めながら歩く。降る雪も天気も景色もアンニュイな今日を自然に演出させてくれている。 冬とはそういうものだ。これでいいんだ。 この山は平日でも随分と人がいる。何組スライドしたのだろうか。長靴に軽アイゼン付けてる人とかいたな。 ピッケル持ってたのは私だけ。 スノーシュー装備した方とはすれ違ったな。 先行しているマダム達の山にこだまする笑い声に安心しつつも、追い付けない。。どれだけペースが上がらないんだw 次からは服装の見直しも行なおう。十分に暖かいが、動きにくい。 1時間半かけて頂上に辿りつく。コースタイムの1.2倍くらいかかったかも、、これではマズイ。 今まで何をやってきたんだ。 頂上からも驚きの日常の白さを見せ、街は雪の中。 携帯もどれくらいバッテリー消費するか不安だったので、登りは機内モードにて、操作は必要最低限で。 止まると冷えてくるので、大福一個食べてすぐに下山開始。行動食も考えないと。凍らなくてカロリー高いもの。大福やどら焼きは準備しましたが。 下りの方がペースは良かった。 無心で歩けた。 雪フワを感じながら。 そうだ、これが登山だった。 無事に下山。 嬉しい疲労だけが、やり切った1日を象徴する。 それでいい。何もしないよりかは、汗ダク自分と向き合う系登山している方が6億倍良い。 次はどこの山に登ろうか。

活動の装備

  • マムート(MAMMUT)
    雪山用ハードシェル

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。