倒木、倒木、アンド倒木(犬鳴山-梵天山-四石山-山中渓)

2018.12.16(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 44
休憩時間
13
距離
20.1 km
のぼり / くだり
1441 / 1526 m
52
1 19
1 43
18
1

活動詳細

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12/16朝、私は阪和線の快速電車に乗りながら、電子図書の「道迷い遭難」(ヤマケイ文庫)を読んでいた。肝に銘じないとと思いつつ、よもや直後に自分が道に迷うとは思いもせず・・・ しばらく季節ものが多く、また珍しくグループハイキングが続いていたため、季節性のない山は久しぶり。今回は思い出したように軌跡つなぎです。阪和府県境は前回犬鳴山まで来たので、山中渓までを目標にしました。同じようにトラックをつないでいる方の記録を拝見しても、駅やバス停の関係でほとんどは同じ箇所で分割しておられます。この区間は距離自体は大したことがないのですが、難所であるという評判で、いかにここを乗り切るか、ルート選択でしばらく悩みました。誰しも迷うのが、ササ峠から葛畑までと葛畑から四石山までかと思います。前者は、ボンデン山に行きたかったので稜線コース、後者は、最初ショートカットする山と高原地図で破線になっているコースを予定しました。しかしこの破線ルートの評判が散々であるため、放棄することに。次に川上新道から昭和山を経由するルートも、川上新道がわかりづらいという噂で、結局車道をぐるっと大回りするルートにしました。最後に、犬鳴山温泉から城ヶ峰の間は、だらだら林道ではなくて直登することに(これが失敗)。 熊取からのバスは8時20分に犬鳴山バス停に到着。ここには結構な人が準備中でしたが、皆さん犬鳴の方に行かれたようです。私は西の方に登っていき、最初は迷うところはありません。林道への分岐を見送って城ヶ峰へ直行した筈が、どうやらその後の分岐を間違ってしまったらしく、尾根に出たところで道がなくなりました。これじゃ本を読んだ意味がないやんとしばし悩みます。ただ、地図の上では尾根をまっすぐ登れば三峯山からの道にぶつかる筈で、しかも間に余分な谷もないと判断し、えっちらおっちら尾根を登ります。同じような人がいるのか、足跡もあります。今日については予想通りで、正規ルートに復帰できました。 さて、あとは安全策なので快適な稜線ハイクと思いきや、実はここからが大変。城ヶ峰から西の道は倒木で寸断されています。新しそうなのも、随分放置されていそうなのも。このため、乗り越えたり、屈んだり、巻いたり、這ったり、跳んだり[これは嘘)、回避するのにへとへとになりました。救いは北側の眺望が時々開け、関空がきれいに見えたこと。 ササ峠への下りにかかっても、やせた尾根や不安定な足元に悩まされました。ササ峠を過ぎ、ボンデン山への登り。ここは急登です。それなりにひいひい言ったので、ひと段落したと思って昼食休憩。ところがこの後はまたしても倒木祭り。気が抜けない道の連続。突然舗装路に出て、つい右に行ってしまうと展望台。これがボンデン山展望台だったのですが、呑気な私はボンデン山はもっと先だと思っていて、ろくに感動しませんでした。しくじった。 その後、また倒木に悩んでボンデン山山頂を踏んだ後、葛畑に向けて降ります。 ここは退屈な未舗装林道ですが、今日の癒しパートでした。ここで雨が降っていたり、13時を過ぎていたら先を放棄して帰ろうと思っていましたが、無事先に進めることに。 葛畑からは車道に沿って歩き、さらに楠畑集落の中の退屈な歩き。恐らくこのあたりで破線を通った場合は合流していたはずで、その後楠畑集落から山道に入ります。ここがまた通行量の少ない道らしく、道は枯れ葉で覆われています。途中紛らわしい分岐があり、少しルートミス。その後またもや倒木が始まります。なんとか槌の子峠まで到達し、ここからは四石山を経て降りるだけ!の筈が、残り2kmしかないのに倒木が道を塞いで歩きにくいのなんの。山頂は眺望がなくて、海も見えず残念。その後、山中渓方向に降りますが、ここ、ハイキングコースと呼ばれているようですが、倒木もそうだし、道もわかりづらく、地図なしで来た人は少なからず難儀するのでは? 最後に、わんぱく王国を経由して山中渓駅に至るのですが、この道がまた大変。軽くひと山越さなければなりません。さらに、最後の谷筋が薄暗い谷の中で、道も枯れ葉で隠れているような所であり、「こんなところハイキングルートにしちゃ駄目ですよ」。 天気の具合も心配でしたが、なんとか雨が降る前に駅に到着。次は孝子駅までで刻むか、一気に加太まで行ってしまうか、その日の体調次第ですね。 このレポートはヤマレコのミラーです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1678670.html

紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 熊取駅からバス。
熊取駅からバス。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 犬鳴山下車。かなりたくさんの方がおいででしたが、皆さんは犬鳴山の方に行かれたのか、ここからは単独行になります。
犬鳴山下車。かなりたくさんの方がおいででしたが、皆さんは犬鳴山の方に行かれたのか、ここからは単独行になります。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 案内も何もありませんが、この右の林道を登っていきます。
案内も何もありませんが、この右の林道を登っていきます。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 この空がとにかくきれいだったので。
この空がとにかくきれいだったので。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 さて、ここを右に登ると城ヶ峰に行けるのはわかっているのですが、だらだらと林道を歩くことになります。そこで、ヤマレコの足跡もついているショートカットルートを登ることにしました。
さて、ここを右に登ると城ヶ峰に行けるのはわかっているのですが、だらだらと林道を歩くことになります。そこで、ヤマレコの足跡もついているショートカットルートを登ることにしました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 この地図で言えば、左の方にずっと伸びている道ですね。
この地図で言えば、左の方にずっと伸びている道ですね。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ここで林道と別れを告げ、右の階段を登っていきます。それなりに急ですが、それは予想の範囲内。
ここで林道と別れを告げ、右の階段を登っていきます。それなりに急ですが、それは予想の範囲内。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 結構整備されていて、しっかりした橋もあります。この辺では、直登ルートを選んで正解正解と思っていました。
結構整備されていて、しっかりした橋もあります。この辺では、直登ルートを選んで正解正解と思っていました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ここで選択ミス。本当はこの橋を渡って、沢の左岸に出て、それから登っていくはずです。そこを渡らずにまっすぐ登ってしまいました。ただ、階段もかなりしっかりしたものであり、GPSもそっちだと思ったのですよ(言い訳)。
ここで選択ミス。本当はこの橋を渡って、沢の左岸に出て、それから登っていくはずです。そこを渡らずにまっすぐ登ってしまいました。ただ、階段もかなりしっかりしたものであり、GPSもそっちだと思ったのですよ(言い訳)。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ただ、次第に道が荒れてきます。
ただ、次第に道が荒れてきます。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 途中で、「違うな」と気付いてはいたのですが。しっかりした階段だったため、そのまま登ってきました。で、尾根に出たのですが、ここで道がなくなります。地図を見ながらしばし悩んだ末、このまま尾根を登っていけば三峯山からのルートに合流できると判断し、登ることにしました。同じことを考える人がいるのか、足跡もありました。まあ、なんとか行けますが、さっきの橋を渡ることをお勧めします。
途中で、「違うな」と気付いてはいたのですが。しっかりした階段だったため、そのまま登ってきました。で、尾根に出たのですが、ここで道がなくなります。地図を見ながらしばし悩んだ末、このまま尾根を登っていけば三峯山からのルートに合流できると判断し、登ることにしました。同じことを考える人がいるのか、足跡もありました。まあ、なんとか行けますが、さっきの橋を渡ることをお勧めします。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 城ヶ峰到着。ここで本来のルートに復帰。あとはらくちんと思っていたら、とんだ大間違い。
城ヶ峰到着。ここで本来のルートに復帰。あとはらくちんと思っていたら、とんだ大間違い。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 関空がきらきらと輝いています。
関空がきらきらと輝いています。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 嫌と言うほど目にした倒木のひとつ。大概は巻いたりくぐったり乗り越えたりできるのですが、それでもいい加減うっとうしいですし、たまに本当に難渋するものもあります。
嫌と言うほど目にした倒木のひとつ。大概は巻いたりくぐったり乗り越えたりできるのですが、それでもいい加減うっとうしいですし、たまに本当に難渋するものもあります。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 神戸が見えますね。
神戸が見えますね。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ササ峠を目指します。
ササ峠を目指します。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 この下り道、それなりに急だし、尾根は痩せているし、気を遣います。
この下り道、それなりに急だし、尾根は痩せているし、気を遣います。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ササ峠に着いたのですが、残念ながら標識が割れています。
ササ峠に着いたのですが、残念ながら標識が割れています。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ワイワイ村に行くルートと同じコースを歩いてきましたが、これからボンデン山方向に登ります。登り返しがきついと予想していたのですが、思っていたより急登。しんどいしんどい。
ワイワイ村に行くルートと同じコースを歩いてきましたが、これからボンデン山方向に登ります。登り返しがきついと予想していたのですが、思っていたより急登。しんどいしんどい。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ここまで天気はよかったのですが、ぼちぼち怪しくなってきました。予報では、午後から崩れるのですが、15時くらいから雨が降ると踏んでいました。
ここまで天気はよかったのですが、ぼちぼち怪しくなってきました。予報では、午後から崩れるのですが、15時くらいから雨が降ると踏んでいました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 突然舗装路に出ます。予定ルートは左に行くのですが、ついまっすぐ行ってしまいました。
突然舗装路に出ます。予定ルートは左に行くのですが、ついまっすぐ行ってしまいました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 予定外だったとは言え、それで正解。ボンデン山の展望台でした。ただ、この時点で私はこれがボンデン山展望台だとは気付いていません。もっと先にボンデン山山頂があって、その血開くに別の展望台があると思い込んでいました。
予定外だったとは言え、それで正解。ボンデン山の展望台でした。ただ、この時点で私はこれがボンデン山展望台だとは気付いていません。もっと先にボンデン山山頂があって、その血開くに別の展望台があると思い込んでいました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 関空から六甲山。
関空から六甲山。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 淡路島。
淡路島。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 この写真を撮って、うっかり左に行ってしまいました。その後お会いした方から、「既にボンデン山の山頂は過ぎている」ということを知らされ、山頂ゲットのために戻ってきました。
この写真を撮って、うっかり左に行ってしまいました。その後お会いした方から、「既にボンデン山の山頂は過ぎている」ということを知らされ、山頂ゲットのために戻ってきました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 三角点。
三角点。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 山頂。
山頂。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 葛畑までは未舗装林道の下りです。つまらないですが、歩きやすいことは確か。ほっとします。しかし、道の外ではご覧の通り。
葛畑までは未舗装林道の下りです。つまらないですが、歩きやすいことは確か。ほっとします。しかし、道の外ではご覧の通り。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 三叉路にこの標識が立っていました。標識が向いている側を選択しました。
三叉路にこの標識が立っていました。標識が向いている側を選択しました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 こんな感じ。つい右に行ってしまいたくなりますが、左が正解でした。
こんな感じ。つい右に行ってしまいたくなりますが、左が正解でした。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 葛畑まで降りてきました。バス停。時間的に厳しければここからバスだと思っていました。
葛畑まで降りてきました。バス停。時間的に厳しければここからバスだと思っていました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ワイワイ村を経由したらこの辺に出てきたはずです。
ワイワイ村を経由したらこの辺に出てきたはずです。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 楠畑集落を通り抜けて、四石山を目指して登っていきます。しかし、こんな感じで先が思いやられます。
楠畑集落を通り抜けて、四石山を目指して登っていきます。しかし、こんな感じで先が思いやられます。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ここを間違えて右の方へ行ってしまいました。正解は渡渉してから左です。
ここを間違えて右の方へ行ってしまいました。正解は渡渉してから左です。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 この標識を左です。ただ、左側は草に覆われていて、およそ道とは思えません。
この標識を左です。ただ、左側は草に覆われていて、およそ道とは思えません。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 槌子峠に到達。昭和山に回っているとここで合流したはずです。
槌子峠に到達。昭和山に回っているとここで合流したはずです。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 残り距離は2km以下に減っているのですが、またしても倒木祭が始まりました。
残り距離は2km以下に減っているのですが、またしても倒木祭が始まりました。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 標識だけはきれい。この辺、階段が嫌と言うほど続きます。
標識だけはきれい。この辺、階段が嫌と言うほど続きます。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ようやく山頂到達。
ようやく山頂到達。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 三角点あり。
三角点あり。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 右に行くと山中渓駅と書かれていますが、いきなり倒木が邪魔しています。ただ、ここからは降りるだけで時間の問題、残り距離からすれば30分そこそこと思っていたのですが・・・
右に行くと山中渓駅と書かれていますが、いきなり倒木が邪魔しています。ただ、ここからは降りるだけで時間の問題、残り距離からすれば30分そこそこと思っていたのですが・・・
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 やっぱり倒木祭と急坂。やっとここまで降りてきたら、また登るんですか???
やっぱり倒木祭と急坂。やっとここまで降りてきたら、また登るんですか???
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 時間的には、まだわんぱく王国を通ることができそうです。従って、登ることにしましたが。
時間的には、まだわんぱく王国を通ることができそうです。従って、登ることにしましたが。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 やっぱり倒木が。なんだかジャングルの中みたいです。
やっぱり倒木が。なんだかジャングルの中みたいです。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 途中に標識があり、ここを背後方向に行けと言うことなんですが。
途中に標識があり、ここを背後方向に行けと言うことなんですが。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 ここの谷を降りろと言うことか??
ここの谷を降りろと言うことか??
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 部分的に階段が見えるのですが、枯れ葉でほとんど隠れています。ここをライトハイキング客が歩くのは無理ではないかと・・・
部分的に階段が見えるのですが、枯れ葉でほとんど隠れています。ここをライトハイキング客が歩くのは無理ではないかと・・・
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 でも、ハイキングコースなんですよね。
でも、ハイキングコースなんですよね。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 やっとわんぱく王国に到着。
やっとわんぱく王国に到着。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 これがきょうりゅう広場か。今年が戌年で、来年が辰年だったらぴったりだったんですが。
これがきょうりゅう広場か。今年が戌年で、来年が辰年だったらぴったりだったんですが。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 門。
門。
紀泉アルプス・飯盛山・ボンデン山 山中渓駅。大阪の秘境駅と呼ばれているそうです。
山中渓駅。大阪の秘境駅と呼ばれているそうです。

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