活動データ
タイム
06:44
距離
20.1km
のぼり
1441m
くだり
1526m
活動詳細
すべて見る12/16朝、私は阪和線の快速電車に乗りながら、電子図書の「道迷い遭難」(ヤマケイ文庫)を読んでいた。肝に銘じないとと思いつつ、よもや直後に自分が道に迷うとは思いもせず・・・ しばらく季節ものが多く、また珍しくグループハイキングが続いていたため、季節性のない山は久しぶり。今回は思い出したように軌跡つなぎです。阪和府県境は前回犬鳴山まで来たので、山中渓までを目標にしました。同じようにトラックをつないでいる方の記録を拝見しても、駅やバス停の関係でほとんどは同じ箇所で分割しておられます。この区間は距離自体は大したことがないのですが、難所であるという評判で、いかにここを乗り切るか、ルート選択でしばらく悩みました。誰しも迷うのが、ササ峠から葛畑までと葛畑から四石山までかと思います。前者は、ボンデン山に行きたかったので稜線コース、後者は、最初ショートカットする山と高原地図で破線になっているコースを予定しました。しかしこの破線ルートの評判が散々であるため、放棄することに。次に川上新道から昭和山を経由するルートも、川上新道がわかりづらいという噂で、結局車道をぐるっと大回りするルートにしました。最後に、犬鳴山温泉から城ヶ峰の間は、だらだら林道ではなくて直登することに(これが失敗)。 熊取からのバスは8時20分に犬鳴山バス停に到着。ここには結構な人が準備中でしたが、皆さん犬鳴の方に行かれたようです。私は西の方に登っていき、最初は迷うところはありません。林道への分岐を見送って城ヶ峰へ直行した筈が、どうやらその後の分岐を間違ってしまったらしく、尾根に出たところで道がなくなりました。これじゃ本を読んだ意味がないやんとしばし悩みます。ただ、地図の上では尾根をまっすぐ登れば三峯山からの道にぶつかる筈で、しかも間に余分な谷もないと判断し、えっちらおっちら尾根を登ります。同じような人がいるのか、足跡もあります。今日については予想通りで、正規ルートに復帰できました。 さて、あとは安全策なので快適な稜線ハイクと思いきや、実はここからが大変。城ヶ峰から西の道は倒木で寸断されています。新しそうなのも、随分放置されていそうなのも。このため、乗り越えたり、屈んだり、巻いたり、這ったり、跳んだり[これは嘘)、回避するのにへとへとになりました。救いは北側の眺望が時々開け、関空がきれいに見えたこと。 ササ峠への下りにかかっても、やせた尾根や不安定な足元に悩まされました。ササ峠を過ぎ、ボンデン山への登り。ここは急登です。それなりにひいひい言ったので、ひと段落したと思って昼食休憩。ところがこの後はまたしても倒木祭り。気が抜けない道の連続。突然舗装路に出て、つい右に行ってしまうと展望台。これがボンデン山展望台だったのですが、呑気な私はボンデン山はもっと先だと思っていて、ろくに感動しませんでした。しくじった。 その後、また倒木に悩んでボンデン山山頂を踏んだ後、葛畑に向けて降ります。 ここは退屈な未舗装林道ですが、今日の癒しパートでした。ここで雨が降っていたり、13時を過ぎていたら先を放棄して帰ろうと思っていましたが、無事先に進めることに。 葛畑からは車道に沿って歩き、さらに楠畑集落の中の退屈な歩き。恐らくこのあたりで破線を通った場合は合流していたはずで、その後楠畑集落から山道に入ります。ここがまた通行量の少ない道らしく、道は枯れ葉で覆われています。途中紛らわしい分岐があり、少しルートミス。その後またもや倒木が始まります。なんとか槌の子峠まで到達し、ここからは四石山を経て降りるだけ!の筈が、残り2kmしかないのに倒木が道を塞いで歩きにくいのなんの。山頂は眺望がなくて、海も見えず残念。その後、山中渓方向に降りますが、ここ、ハイキングコースと呼ばれているようですが、倒木もそうだし、道もわかりづらく、地図なしで来た人は少なからず難儀するのでは? 最後に、わんぱく王国を経由して山中渓駅に至るのですが、この道がまた大変。軽くひと山越さなければなりません。さらに、最後の谷筋が薄暗い谷の中で、道も枯れ葉で隠れているような所であり、「こんなところハイキングルートにしちゃ駄目ですよ」。 天気の具合も心配でしたが、なんとか雨が降る前に駅に到着。次は孝子駅までで刻むか、一気に加太まで行ってしまうか、その日の体調次第ですね。 このレポートはヤマレコのミラーです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1678670.html
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