年末の白峰三山縦走

2018.12.29(土) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 25
休憩時間
48
距離
15.6 km
のぼり / くだり
1926 / 442 m
2 35
2 19
DAY 2
合計時間
11 時間 4
休憩時間
1 時間 47
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1135 / 885 m
DAY 3
合計時間
8 時間 59
休憩時間
1 時間 55
距離
12.7 km
のぼり / くだり
633 / 2564 m
3 11
1 34

活動詳細

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会のメンバー3名と年末大荒れの北を回避し南アルプスへ。 ところが現地へついてもあたりに雪はなし。 オヤァ?アプローチの長い林道を歩いている間も、あたりの稜線に雪はまばら。オイオイ、まさかここまで来て春山登山かい?北岳の稜線が見えるとそこは真っ白で思わずヤッターと歓声を上げたくらい。  取り付きから池山小屋までふくらはぎが痛いのをごまかしつつ登る。途中から雪が出てくるがトレースバッチリで夏山を歩いてるのとほとんど変わらない。せっかくだから先頭でトレース付けたいなぁなんて思いながら登る。1日目は城峰手前で終了。4テンに4人が入ると暑いくらい。さて夕食で背負った4人4日分の食料がちょっとでも軽くなるかと期待したらShinさんが肉を800gも持ち込んでてそいつでお腹がいっぱい。結局初日の軽量化はならず。トホホ。  2日目は4時半に行動開始。バテないようにペース一定で淡々と登る。樹林帯が切れて富士が未明の空にその威容を現したところでで先頭のパーティーに追いつくが、そこからは再び先行され、こちらは完全に他人のトレース使ってるだけの状態。申し訳ないなあと思いながら何人かのソロの方にも抜かれて八本歯コル手前まで到達。天気は良好で風も弱いので楽勝モードだけど寒気でお尻が痛いのはどうにかならんかな? ここでShinさんとShimaさんが残念ながらリタイアして2人で下山するという。こちらもそうそう余裕があるわけじゃなくて止まってれば手足の指が痛くなるのでしきりに手足を動かして凍傷予防。  八本歯のコルは重荷で通過だが、秋口から継続してきたトレの効果か、体が荷で振られることもなく通過できた。コルをすぎると上りが厳しくなって脚が止まりがちになる。山猫先輩に先行されるようになったがここで離されるとまた先月の西穂の再現になるのでしんどいのを我慢してついていく。北岳のコルが見えて、先行していたパーティーが休憩しているのが見える。ようやくひと息つけると思ったがなんだか様子がおかしい。登りきってみると、アラ!? 爆風で吹っ飛びそうになって思わず地面に手を付く。雪の粉が顔面襲って目を開けていられなくて慌ててゴーグル装着。ラクショーモードとかいう甘い考えは一気に吹き飛ばされた。荷をおいて北岳へ上がったけど周りを見る余裕もなくマッハで退散。 コルから先は我慢の歩き。技術的に難しくはないけど風で体が持っていかれるので体力を消耗する。けれどもここで前を行くパーティーに先行でき、初めてトレースを刻むことができるようになったので兎に角、先頭を譲りたくないと思い、足をなるべく止めずに歩いていく。北岳山荘についたので休憩。強い風から逃れられてホッと一息ついて食料を口にできた。山荘には停滞中の学生パーティー。仲間が凍傷で風がやむまで停滞中ってことだが冷静な判断が出来てる様子。ガンバって下山してほしい。 本音はここで休みたかったけど、行くぞ!という山猫先輩に空元気一杯の返事をして出発。流石に疲れて足に来だしたので、ラッシュをかけて息が上がらないように淡々と歩く。雪が硬くて踏み抜きがほとんどないのは助かった。えっちらおっちらで間ノ岳登頂。登りの北斜面は横風にあおられて大変でした。農鳥小屋への下りは風も弱くなって小春日和。こりゃ、小屋前でテント貼れば風よけもできてゆっくり寝れるかなと思いきや、小屋の手前で再び爆風。しまった!おまけに下山した2人が共同装備のスコップ持ってて、受け取るのを忘れたのでテン場の設営に時間がかかること。何とかテントを立てたらそっこーで中に入ります。でも、端っこをしっかり雪で埋めてないので風が入ってきてサムイ・・・・ごはん食べてると、山猫先輩から、鼻と頬が凍傷になってるぞーといわれてびっくり。バラクラバのかぶり方が甘かったんかな? 夜は風の音が気になったのか、あまりよく寝れませんでした。  翌日は朝3時過ぎに起きて6時前に行動開始。風は昨日よりは少し弱くなってましたが、西農鳥の登りではところどころで強く吹くこともあって、疲れた体には堪えました。それでも、大きな休憩なしに西農鳥まで至ると、風が弱まってラッキー。西農鳥手前の雪壁登りがあったくらいで、あとは農鳥までの岩場のトラバースがちょっと悪かったくらいで難しいところもなく農鳥へ登頂。たどり着いた時にはやっと終わったなぁとそんな気分でした。 農鳥のくだりから下降点までは途中まで夏道だったけど、トレース見つけたのでそれを使ってトラバース。 途中で尻セードしたら、ザックにヘルメット括り付けたのを下にしてたのでヘルメットが割れてて”はうぁ”ってなりました。 下降点から先は雪崩を避けるために沢を下らず、尾根を行きますがトレースがついてて迷うことはなかったですね。 夏道に復帰してしばらくした辺りでアイゼン脱いだんですが、堅くない雪に大荷物だったので、体のバランスとるのにえらく体力を使わされてヘロヘロになりました。 まだ、今回の荷物は私にとっては重すぎるってことなんでしょう。 顔の凍傷は去年と同じ場所だったので、次回までにちょっと対策考えます。 今回の山行は途中までトレースがあってなんだかなぁでしたが、天候が厳しい北岳~農鳥の間は登山者も少なく、トレースを存分に付けれました。 やはり、雪山にトレースをつけるには天候の厳しい時期に厳しいルートに入るしかないんでしょう。 ということで、歩く以外にも、もろもろ行動最適化できるよう、それなりの実力をつけたいですね。

北岳・間ノ岳・農鳥岳 ゲート脇に車を停て出発。
林道歩いてたら工事業者の車が走っていって、ゲート前に車停めなくて良かったと思いました。
ゲート脇に車を停て出発。 林道歩いてたら工事業者の車が走っていって、ゲート前に車停めなくて良かったと思いました。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 あるき橋手前から入山。全く雪はありません。
あるき橋手前から入山。全く雪はありません。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ガンバって先頭を行きます
ガンバって先頭を行きます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 池山小屋を過ぎると雪が増えてきました。
初日は城峰手前でテン泊。
池山小屋を過ぎると雪が増えてきました。 初日は城峰手前でテン泊。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 2日目。なんとか先行パーティに追いつきましたが再び先行されます。早いです。
2日目。なんとか先行パーティに追いつきましたが再び先行されます。早いです。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 夜が明けてきました。先はまだまだ長い。
夜が明けてきました。先はまだまだ長い。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 日が昇りました。バットレスが見えます
日が昇りました。バットレスが見えます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 さてさて
さてさて
北岳・間ノ岳・農鳥岳 八本歯のコル。ShinさんShimaさんは残念ながらリタイアです。山猫先輩と先に進みます
八本歯のコル。ShinさんShimaさんは残念ながらリタイアです。山猫先輩と先に進みます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 北岳のコルが見えてきました。こっから先、風が強くなって写真が取れません
北岳のコルが見えてきました。こっから先、風が強くなって写真が取れません
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ナントカ1枚頂上で写真を撮ったら、即、頂上をあとにします
ナントカ1枚頂上で写真を撮ったら、即、頂上をあとにします
北岳・間ノ岳・農鳥岳 爆風のコルを過ぎて北岳山荘を目指す
爆風のコルを過ぎて北岳山荘を目指す
北岳・間ノ岳・農鳥岳 北岳山荘前は風がやんだが間ノ岳の上りは再び強風で煽られる
北岳山荘前は風がやんだが間ノ岳の上りは再び強風で煽られる
北岳・間ノ岳・農鳥岳 間ノ岳手前の峰にて。
タイトルは”ヘロヘロ”
間ノ岳手前の峰にて。 タイトルは”ヘロヘロ”
北岳・間ノ岳・農鳥岳 間ノ岳へなんとかたどり着きました。山頂は強風で寒いので南斜面で休憩します
間ノ岳へなんとかたどり着きました。山頂は強風で寒いので南斜面で休憩します
北岳・間ノ岳・農鳥岳 間ノ岳の下りはほぼ無風でいい陽気でした
間ノ岳の下りはほぼ無風でいい陽気でした
北岳・間ノ岳・農鳥岳 農鳥の小屋まで行くと再び強風が吹くようになりました。谷を吹き抜ける風が鞍部で強く吹いてるんでしょう。
寒い中テントを設営してさっさと潜り込みます
農鳥の小屋まで行くと再び強風が吹くようになりました。谷を吹き抜ける風が鞍部で強く吹いてるんでしょう。 寒い中テントを設営してさっさと潜り込みます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 翌朝。農鳥小屋には他に1パーティがテントを張ってましたが先行できました
翌朝。農鳥小屋には他に1パーティがテントを張ってましたが先行できました
北岳・間ノ岳・農鳥岳 西農鳥手前で雪壁のぼり。山猫センパイに美味しいところを取られちゃいましたね。
西農鳥手前で雪壁のぼり。山猫センパイに美味しいところを取られちゃいましたね。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 西農鳥です。
西農鳥です。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 西農鳥で休んでたら後続がきたので休憩を切り上げて先へ進みます
西農鳥で休んでたら後続がきたので休憩を切り上げて先へ進みます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 農鳥目指して黙々と歩きます。
農鳥目指して黙々と歩きます。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 着きました。やっと終わりです。
着きました。やっと終わりです。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 大門沢への下降点に着きました。
ここまでに間に尻セードで遊んでたらザックにくくりつけてたヘルメットが割れました。
大門沢への下降点に着きました。 ここまでに間に尻セードで遊んでたらザックにくくりつけてたヘルメットが割れました。
北岳・間ノ岳・農鳥岳 下山途中の吊り橋。雪が溜まってたら怖いですね
下山途中の吊り橋。雪が溜まってたら怖いですね
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ぶじ下山。
先に降りた2人が買い物から戻るのを待って風呂に行きました。
ナントカ年内に降りれたのでこのあとは正月休みを満喫しました
ぶじ下山。 先に降りた2人が買い物から戻るのを待って風呂に行きました。 ナントカ年内に降りれたのでこのあとは正月休みを満喫しました

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