安達太良山 元日ホワイトアウトの旅(百名山20座目)

2019.01.01(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 3
休憩時間
26
距離
12.0 km
のぼり / くだり
871 / 881 m

活動詳細

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■はじめに ・年末に燕岳に行く予定だったのに、年末からの強い寒気のせいで、北アルプスはおお荒れ。ということで、天気が良い太平洋側の山に変更。予報では天気がいいはずだったのですが、、、 ■ルート、コンディション、タイム ・ルート あだたら高原スキー場〜くろがね小屋〜安達太良山山頂〜くろがね小屋〜あだたら高原スキー場 ・コンディション 前半:天気晴れ、気温2℃、風速5メートル 後半:天気吹雪、気温−10℃、風速10〜15メートル ・タイム 夏の標準コースタイム6時間のところ、今回は7時間でした。標準コースタイム比1.16倍のスピードでした。 ■費用合計 ・交通費 東京〜那須塩原(JR)約12000円(往復) 高速代約6000円 →合計18,000円 ■装備 ・ドライレイヤー(Finetrack)、メリノウールタイツ(Phoenix)、ラミースピン(Finetrack)、ドラウトクロー上のみ登山始めだけ(Finetrack)、アウターシェル(mont-bell) ・2層構造のグローブ、テムレス手袋(マイナス5℃を下回るととても寒い) ・ゴーグル、フェイスマスク、スパッツ、アイゼン、ワカン、ストックは使用しました。ピッケルは持っていったけど使用せず。 →吹雪、マイナス10℃、風速10メートル前後、膝くらいの積雪でも上の装備で十分快適でした。 ■感想、反省 ○反省 ・登山序盤は天気良かったんですが、山頂の最後の登りの途中からホワイトアウトと積雪で登山道が全く見えませんでした。そのためヤマップGPSだけが頼りで蛇行しながらですが、ルートを取りました。常にここでいいのかという不安を抱え歩いていました。 ・風速10メートル前後でしたが、撤退しませんでした。常に風速10メートル超えれば撤退と心に決めていたのですが、今回は今年一本目の正月登山ということで撤退できず。。そういう意味で失敗でした。自分に敗北。 ・くろがね小屋より上はワカンをつけないと積雪が深く、踏み抜きます。すれ違う人にワカンやスノーシューを装備してない人がいましたが、多分大変だったと思います。 ・ループ登山の予定でしたが、吹雪と深い積雪で安達太良山山頂から薬師岳を経由するルートは断念し、往路と同じルートにて帰ることにしました。 ・冬だとはちみつが固まるので持っていかず、食料はチョコレート中心。1箱では足りなかったので、3箱くらいはあってもいいかと。バクバク食ってしまう(笑) ○感想 ・吹雪のため景色もなく、元旦登山は完璧ではなかったですが、それでも過酷なコンディションの中で登頂できたのはとても嬉しかったです。

安達太良山・箕輪山・鬼面山 表示上、風速5メートル、気温2.5度です。結構風が強いですが、登山スタートです。
表示上、風速5メートル、気温2.5度です。結構風が強いですが、登山スタートです。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 スキー場の脇にある登山道を通りますが、最初どこかわからなかった(笑)。整備のおじさんにこっちこっち、と言われました(笑)。最初から、雪が結構深いので、ワカンを装備します。
スキー場の脇にある登山道を通りますが、最初どこかわからなかった(笑)。整備のおじさんにこっちこっち、と言われました(笑)。最初から、雪が結構深いので、ワカンを装備します。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 朝はリフトが動いてないのでとても静かです。そろそろ明るくなってきます。
朝はリフトが動いてないのでとても静かです。そろそろ明るくなってきます。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 高度を上げて行くと、新年の朝焼けが見えてきました。正月登山はいいねぇー。いい天気になるな、とかこの時は思ってました。
高度を上げて行くと、新年の朝焼けが見えてきました。正月登山はいいねぇー。いい天気になるな、とかこの時は思ってました。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 青空!素敵!
青空!素敵!
安達太良山・箕輪山・鬼面山 来た道を振り返ります。太陽が上がり、風もおさまって来ました。
来た道を振り返ります。太陽が上がり、風もおさまって来ました。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 くろがね小屋までなだらかな尾根を上がっていきます。トレランばっかりで、登山は久しぶり。やっぱり雪山はきれいな景色がいいね。
くろがね小屋までなだらかな尾根を上がっていきます。トレランばっかりで、登山は久しぶり。やっぱり雪山はきれいな景色がいいね。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 安達太良連峰の鉄山。景色い~!サイコー!
安達太良連峰の鉄山。景色い~!サイコー!
安達太良山・箕輪山・鬼面山 くろがね小屋に到着!くろがね小屋には入りませんが、ここで持ってきた水分と食料を摂取します。
くろがね小屋に到着!くろがね小屋には入りませんが、ここで持ってきた水分と食料を摂取します。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 くろがね小屋で気温を測りました。−7.6℃で、装備しているテムレス手袋はもはや歯が立たず。2層構造の厚手の手袋に変更します。
くろがね小屋で気温を測りました。−7.6℃で、装備しているテムレス手袋はもはや歯が立たず。2層構造の厚手の手袋に変更します。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 くろがね小屋から高度を上げます。尾根の角度がきつくなるのは僅かな間だけ。ワカンでも十分。
くろがね小屋から高度を上げます。尾根の角度がきつくなるのは僅かな間だけ。ワカンでも十分。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 左に見えるのは篭山だろうか?この時間帯から徐々に天気が悪くなります。私の前に誰もいなかったのか(それとも風で消されたのか)、トレースが見当たりません。そして、膝下レベルの積雪で足が重くなります。ヤマップGPSを頼りに進みます。
左に見えるのは篭山だろうか?この時間帯から徐々に天気が悪くなります。私の前に誰もいなかったのか(それとも風で消されたのか)、トレースが見当たりません。そして、膝下レベルの積雪で足が重くなります。ヤマップGPSを頼りに進みます。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 風の強さがよく分かる感じの植物。結構きれいな感じがしたので、撮影。
風の強さがよく分かる感じの植物。結構きれいな感じがしたので、撮影。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 峰の辻に到着。この頃には吹雪が強くなり、ホワイトアウトに近くなります(笑)。吹雪で景色最悪、道は分かんなくて蛇行前進状態、雪は深くて歩き辛い、周りに誰もいない、、「このまま撤退しようかな、、帰りてー、、、登っても意味ねー」って思ってました。それでも正月しょっぱな登山は登頂成功したいという欲で前に進みます(笑)
峰の辻に到着。この頃には吹雪が強くなり、ホワイトアウトに近くなります(笑)。吹雪で景色最悪、道は分かんなくて蛇行前進状態、雪は深くて歩き辛い、周りに誰もいない、、「このまま撤退しようかな、、帰りてー、、、登っても意味ねー」って思ってました。それでも正月しょっぱな登山は登頂成功したいという欲で前に進みます(笑)
安達太良山・箕輪山・鬼面山 峰の辻〜安達太良山頂上付近まで、夏の標準コースタイムで30分のところを1時間かかりましたが、やっと到着。暴風の中、頂上に向かいます。
峰の辻〜安達太良山頂上付近まで、夏の標準コースタイムで30分のところを1時間かかりましたが、やっと到着。暴風の中、頂上に向かいます。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 頂上に到着。夏の写真を見ると多分頂上の祠。無論、頂上には誰もいません。
頂上に到着。夏の写真を見ると多分頂上の祠。無論、頂上には誰もいません。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 頂上。前の写真じゃよく分からないので、三角点を撮影。ちなみに頂上の風速は15メートルでした。もー、立っていられません。風でよろめきます!とっとと下山します(笑)
頂上。前の写真じゃよく分からないので、三角点を撮影。ちなみに頂上の風速は15メートルでした。もー、立っていられません。風でよろめきます!とっとと下山します(笑)
安達太良山・箕輪山・鬼面山 峰の辻へ向かう下山ルート。猛吹雪でホワイトアウトに。。近距離のみ登山道のチェーンが見えます。しかしチェーンも数メートル歩くと積雪で消え、視界はすべて白になります。「俺、無事に帰れるのかな」と不安になりながら、GPSを時々見ながら※、蛇行前進し、雪を踏み抜き、腰まで陥没&脱出を繰り返し進みます。
※スマホを常に外に出して見続けると、寒さでバッテリーが本当にすぐ落ちます。皆さんお気をつけて。
峰の辻へ向かう下山ルート。猛吹雪でホワイトアウトに。。近距離のみ登山道のチェーンが見えます。しかしチェーンも数メートル歩くと積雪で消え、視界はすべて白になります。「俺、無事に帰れるのかな」と不安になりながら、GPSを時々見ながら※、蛇行前進し、雪を踏み抜き、腰まで陥没&脱出を繰り返し進みます。 ※スマホを常に外に出して見続けると、寒さでバッテリーが本当にすぐ落ちます。皆さんお気をつけて。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 猛吹雪ゾーンを抜け、くろがね小屋に向かいます。まじで風がないところはありがたい。
猛吹雪ゾーンを抜け、くろがね小屋に向かいます。まじで風がないところはありがたい。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 再びくろがね小屋。ここで、休憩。何人か山頂に登る人とすれ違いましたが、ワカンもしくはスノシューを小屋に置いていく人がいたので、アドバイスしておきました。私は軽食を済ませ、ワカンを外し高速で下山します。
再びくろがね小屋。ここで、休憩。何人か山頂に登る人とすれ違いましたが、ワカンもしくはスノシューを小屋に置いていく人がいたので、アドバイスしておきました。私は軽食を済ませ、ワカンを外し高速で下山します。
安達太良山・箕輪山・鬼面山 あだたら高原スキー場に到着。やっと安心&登頂に満足。それにしても、元日だからか、客が全くいない。。スノースポーツは人口減ってるんですね、と実感しました(笑)そんなこんなで、今回の正月登山はおしまいです。
あだたら高原スキー場に到着。やっと安心&登頂に満足。それにしても、元日だからか、客が全くいない。。スノースポーツは人口減ってるんですね、と実感しました(笑)そんなこんなで、今回の正月登山はおしまいです。

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