終わりよければ全て良し!? 年越し燕山荘

株価も天候もクソみたいな2018年年末でしたが、最後の最後に近年稀に見る快晴に恵まれて、幸せな気持ちで年越しを迎えることができました。 厳冬期の登山は初めてだったので、初心者でも登れる燕山荘で年越ししました。久しぶりの山小屋は快適で、とても素晴らしい山行となりました。 ●スタート(宮城ゲート)〜中房温泉 冬場は中房温泉に向かう道が閉鎖されているので、宮城ゲート〜中房温泉の約12キロ区間を歩く必要があります。有明神社より少し登った所に臨時駐車場があります。 健脚者なら朝8時に出発しても十分明るいうちに燕岳を周って燕山荘に到着できます(年末年始は6時半くらいにならないと明るくならない)。ただ、中房温泉で一泊するのが一般的ですし、後述するように中房温泉でテント泊したほうが快適に朝を迎えられます。 中房温泉まで約12キロ、途中の標識に励まされながら3時間弱歩きましょう。中房温泉までいかに標高を稼いでたか、車のありがたみがよくわかります。2018年に登ったときは、やばいほどの暖冬だったこともあり、残4km地点の発電所まで雪が全くありませんでした。ちなみに私は登山靴をザックに詰め込んで、中房温泉までは運動靴&チェーンアイゼンで行きました。 ●中房温泉〜合戦小屋(冬季閉鎖中) 中房温泉はクリスマス&正月期間も営業してるみたいです。ここでテント泊してる人もいます。地熱のおかげでなかなか温かいらしく、下手に麓で車中泊するよりも快適に眠れるかもしれません。 中房温泉からは本格的登山です。積雪はありますが、相当人が通っているおかげで雪が踏み固められており、全く問題なく歩けます。チェーンアイゼンで十分です。所々、夏道とルートが違うので、違いを楽しみながら歩きましょう。夏ほどアホみたいな団体ツアー客はいませんが、運悪く当たってしまったら諦めて休憩しましょう。 ●合戦小屋〜燕山荘 合戦小屋から先は森林帯を抜けますので、容赦なく風が吹きつける環境になります。(看板には、猛吹雪の日は燕山荘まで登るより引き返したほうが早いとありました。)更衣室もあるので、今一度装備を整えましょう。あまりゆっくりしてしまうとせっかく上がった体温が下がるので注意。 合戦小屋から先も、標識が20m間隔で立っておりラッセルしっかりついているので、迷うことはまずないでしょう。 幸い初登山日は快晴でほとんど風もなかったため、写真取りながらでも1時間弱で登れました。 ●燕山荘〜燕岳往復 人通りも多いので、晴れていれば難なく往復できます。山頂は譲り合って写真撮影しましょう。