チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 5
休憩時間
1 時間 7
距離
6.5 km
のぼり / くだり
654 / 653 m
1 32
8
54
57

活動詳細

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島根県奥出雲町の国道432号を南下すると突然右手に視界を塞ぐように現れる巨大な山容。 実際の標高(1026m)よりもはるかに大きく見え、毅然とそこに聳え立つ塊感のある山…というのが私の鯛ノ巣山の第一印象だ。 登山当日の集合場所にて、山猿たっての希望で鯛ノ巣山に向かうことに。地図を家に忘れたが、まあ何とかなるだろうと軽い気持ちで車を走らせる。 多数ある「登山口」案内標識に従いトイレ完備の広い駐車場に到着。登山口にあるザックリしたコース図を写真に撮り、それを頼りに登山開始。 半年以上のブランクのためか、山猿にいつもの躍動感を感じることなくゆっくり舗装された道を登っていくと分岐に到着。YAMAP地図にはこの辺りは載っておらず、ザックリコース図を確認しても大した情報もないのでとりあえず右にルートをとることにした。 登山道を進んで行くうちに2人の会話は 部長「ここ、なんか地味にキツくないか?」 山猿「キツいっすねぇ」 …こんなやりとりが何度繰り返されたことだろう。 視界のない杉林、落葉に覆われ滑りやすく果てしない急登、段差の高い木段、多数の倒木… 嫌いな要素満載の登山道に2人の口からはネガティブな言葉しか出ない。 途中「こうもり岩」を通過し、つけるだけの悪態をつきながら稜線に出ると景色は一変、広葉樹の明るい緩やかな登山道に変わり少し登ると山頂に到着。 山頂からのパノラマはやや霞んでいるが、『山猿との山行に晴天無し』が登山部の常識なので、今日は良く見えた方か… ザックを下ろして「弁当大岩」へ向かう。 行く途中の山猿の足取りはブランクの影響で明らかに重い。300mほどで到着すると、断崖絶壁の岩頭からの景色は絶景の一言。猿政山や大万木山方面への縦走路も見渡せる。 しかし、ここでも異変が… 「ここは俺でも足が竦みますわぁ」 と、どんな高所にも平然としたいた山猿から人間みたいな発言があったかと思うと反面… 「ここで飯食いましょうよ」 と言ったものの、疲れきった山猿はザックをデポしたことを激しく後悔するいつもの一幕が… 学習能力はそのままに、カラダだけが人間へと進化したのだろうか?いや、むしろヤツにとっては単なる退化か? ザックをとりに往復し景色を堪能しながらの昼食後「大滝」方面のコースから下る。相変わらずの急勾配を下っていると、そこには登り返しが現れる。 地図を持っていれば事前に分かっていたピークだろうが、下りのみを予想してただけに凹む山猿。 このルートを登りに使っていたらこの前衛ピークで確実に心が折れたことだろう。 次に何が待ち受けるのか警戒しながら先を進むと無数の倒木が行く手を阻む。 倒木はこのルートの方が多く、倒木を踏み、巻き、跨ぎながら駐車場に着いた時には登山靴が杉花粉で黄色くなっていた。 登山道は嫌いな部類だが、景色は最高。 新緑の季節や紅葉の時期に再び訪れてみたい山でした。いずれは鯛ノ巣〜大万木〜琴引と縦走してみたい…今の登山部の実力では難しいのかな⁉️

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