遠州修験道秋峯踏査(上百古里から横川まで)道の駅いっぷく処横川より周回

2019.01.08(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 56
休憩時間
0
距離
13.3 km
のぼり / くだり
799 / 798 m
4 56

活動詳細

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かつて遠州には小國神社の神体山として崇められる本宮山を起点にして、光明山を経由し、秋葉山を遥拝して湖北の三岳山・竜ヶ岩山・富幕山から湖西連峰を縦走して山麓の普門寺へと繋がる秋の入峯修行(秋峯)が存在しました(「遠州の霊山と山岳信仰ーその源流と系譜ー」より)。その歴史ある道を、かつての修験者達のことを想像しながら踏破してみたい!という歴史ロマン溢れる山行を2017年から細々と続けています。現在ではほとんど歩かれてない旧道や廃道の区間もあるのでなかなか大変ですが、ちょっとした冒険気分が味わえて楽しいですよ。 スタートの岩室寺(獅子ヶ鼻公園内にかつてあった廃寺)から本宮山を経由して上百古里(かみすがり)までは踏査済なので、今回は上百古里から光明山登山口のある横川までのルートを辿ってきました。 時々道を間違えかけましたが、比較的明瞭な道で無事踏破!実は山道ながら浜松市道として登録されているルートでして、近年まで普通に利用されていたような形跡を随所に感じることができました。 次は光明山周辺のルートを踏査します!

本宮山・高塚山 道の駅「いっぷく処横川」から出発。火曜日は定休日でしたが、駐車場とトイレは利用できました。
道の駅「いっぷく処横川」から出発。火曜日は定休日でしたが、駐車場とトイレは利用できました。
本宮山・高塚山 まずは道の駅の裏側から下百古里(しもすがり)へ南下する道(静岡県道283号横川磐田線)をちょっとだけ下見。
まずは道の駅の裏側から下百古里(しもすがり)へ南下する道(静岡県道283号横川磐田線)をちょっとだけ下見。
本宮山・高塚山 舗装はすぐに終わってましたが、未舗装林道が続いているので普通に歩けそう。とりあえずこのルートは遠州修験道とは関係ないので踏破はまたいつか。
舗装はすぐに終わってましたが、未舗装林道が続いているので普通に歩けそう。とりあえずこのルートは遠州修験道とは関係ないので踏破はまたいつか。
本宮山・高塚山 いよいよ今回のメイン調査ルート、横川から天竜上百古里大平(てんりゅうかみすがりおいだいら)線までを繋ぐ破線ルート(浜松市道路台帳図では天竜横川6号線という名称になっています)の踏破へ向かいます。
いよいよ今回のメイン調査ルート、横川から天竜上百古里大平(てんりゅうかみすがりおいだいら)線までを繋ぐ破線ルート(浜松市道路台帳図では天竜横川6号線という名称になっています)の踏破へ向かいます。
本宮山・高塚山 国道362号のバス停「横川中」から南東へ右折。
国道362号のバス停「横川中」から南東へ右折。
本宮山・高塚山 「江月庵」というお寺の手前にあるカーブが調査ルートの入口。
「江月庵」というお寺の手前にあるカーブが調査ルートの入口。
本宮山・高塚山 予想以上に明瞭な道でした。
予想以上に明瞭な道でした。
本宮山・高塚山 ところがいきなりミスルート。東へ進むところを、細い沢沿いに南へ進んでしまいました。途中で間違いに気付いてUターン。
ところがいきなりミスルート。東へ進むところを、細い沢沿いに南へ進んでしまいました。途中で間違いに気付いてUターン。
本宮山・高塚山 正規のルートに復帰しました。
正規のルートに復帰しました。
本宮山・高塚山 普通に歩きやすい道でした。
普通に歩きやすい道でした。
本宮山・高塚山 しばらくは平坦なルート。
しばらくは平坦なルート。
本宮山・高塚山 川(横川)に繋がる細い沢を2ヶ所渡りますが、どちらもほぼ水は枯れてました。
川(横川)に繋がる細い沢を2ヶ所渡りますが、どちらもほぼ水は枯れてました。
本宮山・高塚山 ここからはずっと登り坂。
ここからはずっと登り坂。
本宮山・高塚山 天竜市時代の小さなプレートが落ちてました。
天竜市時代の小さなプレートが落ちてました。
本宮山・高塚山 大きな倒木はないものの、枝や落ち葉でちょっと荒れてました。
大きな倒木はないものの、枝や落ち葉でちょっと荒れてました。
本宮山・高塚山 年代物の空き缶が落ちてました。
年代物の空き缶が落ちてました。
本宮山・高塚山 ここを登りきると…
ここを登りきると…
本宮山・高塚山 未舗装林道に出ました!
未舗装林道に出ました!
本宮山・高塚山 そのまま東へ。
そのまま東へ。
本宮山・高塚山 年代物のボイラーが放置されてました。
年代物のボイラーが放置されてました。
本宮山・高塚山 舗装路(天竜上百古里大平線)に合流。2017年2月にイトウさんが歩いたルートと繋がりました!
舗装路(天竜上百古里大平線)に合流。2017年2月にイトウさんが歩いたルートと繋がりました!
本宮山・高塚山 歩いてきた未舗装路(天竜横川6号線)と舗装路(天竜上百古里大平線)の合流地点です。
歩いてきた未舗装路(天竜横川6号線)と舗装路(天竜上百古里大平線)の合流地点です。
本宮山・高塚山 舗装路をそのまま東へ。
舗装路をそのまま東へ。
本宮山・高塚山 3台ほど駐車できそうなスペースがありました。
3台ほど駐車できそうなスペースがありました。
本宮山・高塚山 舗装路をそのまま進むとぐるっと大回りして横川の北西にある大平(おいだいら)まで戻ってしまいます。上百古里への破線ルートへはここから取り付きます。
舗装路をそのまま進むとぐるっと大回りして横川の北西にある大平(おいだいら)まで戻ってしまいます。上百古里への破線ルートへはここから取り付きます。
本宮山・高塚山 しばらくは未舗装林道。
しばらくは未舗装林道。
本宮山・高塚山 またしてもミスルート。このまま下ると西へ逸れてしまいます。
またしてもミスルート。このまま下ると西へ逸れてしまいます。
本宮山・高塚山 ちょっとだけ戻って尾根を見上げると白テープがいっぱい。こっちが上百古里へのルートです。
ちょっとだけ戻って尾根を見上げると白テープがいっぱい。こっちが上百古里へのルートです。
本宮山・高塚山 うん、歩きやすい。
うん、歩きやすい。
本宮山・高塚山 尾根沿いの幹には割と新しいマーキングがありました。近いうちに伐採する計画なのかな?
尾根沿いの幹には割と新しいマーキングがありました。近いうちに伐採する計画なのかな?
本宮山・高塚山 植樹林の間を南下します。
植樹林の間を南下します。
本宮山・高塚山 緩やかな登りのピークに道祖神が祀られてました!「文政四年」って彫られてるのかな?正しければ1822年ですね。
緩やかな登りのピークに道祖神が祀られてました!「文政四年」って彫られてるのかな?正しければ1822年ですね。
本宮山・高塚山 ここからは急な下りになります。
ここからは急な下りになります。
本宮山・高塚山 このあたりはちょっと道が分かりづらいです。正面に進めそうに見えますが、ここは左に曲がるところ。
このあたりはちょっと道が分かりづらいです。正面に進めそうに見えますが、ここは左に曲がるところ。
本宮山・高塚山 茶畑が見えました!上百古里の集落です。
茶畑が見えました!上百古里の集落です。
本宮山・高塚山 山道への取り付きは墓地の裏側でした。
山道への取り付きは墓地の裏側でした。
本宮山・高塚山 無事人里へ下りることができて一安心。
無事人里へ下りることができて一安心。
本宮山・高塚山 正面中央の山が本宮山です(ピークは見えてない)。
正面中央の山が本宮山です(ピークは見えてない)。
本宮山・高塚山 ザックを背負った不審者2人が墓地から下りてきたので、散歩していたおじいちゃんがビックリしてました(笑)。今の主要道路(静岡県道63号藤枝天竜線)ができるまでは今回我々が歩いた道を通って二俣へ抜けていたこと、上百古里は二俣よりも周智郡との繋がりが深かったこと、ほとんど自給自足の生活で正月だけ塩鮭などを周智郡から運んでいたことなど、貴重なお話を聞くことができました。
ザックを背負った不審者2人が墓地から下りてきたので、散歩していたおじいちゃんがビックリしてました(笑)。今の主要道路(静岡県道63号藤枝天竜線)ができるまでは今回我々が歩いた道を通って二俣へ抜けていたこと、上百古里は二俣よりも周智郡との繋がりが深かったこと、ほとんど自給自足の生活で正月だけ塩鮭などを周智郡から運んでいたことなど、貴重なお話を聞くことができました。
本宮山・高塚山 この後は上百古里の西側にある破線ルートで天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻る計画です。おじいちゃんが「そっちは橋が落ちてて通れないかも」と教えてくれましたが、とりあえずどんな様子か見てみたかったので行けるところまで進んでみます。
この後は上百古里の西側にある破線ルートで天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻る計画です。おじいちゃんが「そっちは橋が落ちてて通れないかも」と教えてくれましたが、とりあえずどんな様子か見てみたかったので行けるところまで進んでみます。
本宮山・高塚山 一応道はありましたがかなり狭い…。
一応道はありましたがかなり狭い…。
本宮山・高塚山 このあたりで谷の向こう側へ渡る方法がなかなか分からず時間を潰しましたが、草に隠れた道を奥まで進むとルートがありました。
このあたりで谷の向こう側へ渡る方法がなかなか分からず時間を潰しましたが、草に隠れた道を奥まで進むとルートがありました。
本宮山・高塚山 かなり荒れてますが、あきらかに人の手が入った道です。
かなり荒れてますが、あきらかに人の手が入った道です。
本宮山・高塚山 だんだん地面がザレた土になってきて、崩落しているところが出てきてしまいました。がっしり掴める木の幹や根も少ないのでかなり危険です。
だんだん地面がザレた土になってきて、崩落しているところが出てきてしまいました。がっしり掴める木の幹や根も少ないのでかなり危険です。
本宮山・高塚山 ついに完全に崩落して先へ進めなくなりました。直登して高巻きしようと試みましたが、今回の装備では危険すぎですし、帰着時刻が遅くなりすぎるので引き返すことに決定。
ついに完全に崩落して先へ進めなくなりました。直登して高巻きしようと試みましたが、今回の装備では危険すぎですし、帰着時刻が遅くなりすぎるので引き返すことに決定。
本宮山・高塚山 来たときとちょっと違うところに出ましたが、なんとか上百古里の集落まで戻ってきました。
来たときとちょっと違うところに出ましたが、なんとか上百古里の集落まで戻ってきました。
本宮山・高塚山 14時までには道の駅へ戻りたい!ということで、舗装路(静岡県道63号藤枝天竜線)を下百古里(しもすがり)方面へ小走りで進むことに。
14時までには道の駅へ戻りたい!ということで、舗装路(静岡県道63号藤枝天竜線)を下百古里(しもすがり)方面へ小走りで進むことに。
本宮山・高塚山 林道南光線との合流地点。本宮山の近くを経由して磐田市虫生(むしゅう)まで通ずる道(途中未舗装)です。
林道南光線との合流地点。本宮山の近くを経由して磐田市虫生(むしゅう)まで通ずる道(途中未舗装)です。
本宮山・高塚山 ひたすら県道63号を西へ。
ひたすら県道63号を西へ。
本宮山・高塚山 ふと右手を見ると市道(天竜上百古里大平線)の起点が。これを北へ進めばより短時間で天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻れるはず!ということで一路、北へ。
ふと右手を見ると市道(天竜上百古里大平線)の起点が。これを北へ進めばより短時間で天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻れるはず!ということで一路、北へ。
本宮山・高塚山 崩落で諦めた破線ルートが通過できれば、このあたりで合流したはず。
崩落で諦めた破線ルートが通過できれば、このあたりで合流したはず。
本宮山・高塚山 登り坂を小走りで進むのはしんどい…。
登り坂を小走りで進むのはしんどい…。
本宮山・高塚山 天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻ってきました!
天竜横川6号線と天竜上百古里大平線の合流地点まで戻ってきました!
本宮山・高塚山 山道への取り付きはこの標識が目印。
山道への取り付きはこの標識が目印。
本宮山・高塚山 川まで戻ってきました。ゴールは近い。
川まで戻ってきました。ゴールは近い。
本宮山・高塚山 最初にミスルートしたところです!ここを登れば…
最初にミスルートしたところです!ここを登れば…
本宮山・高塚山 舗装路(天竜横川5号線)に出ました!
舗装路(天竜横川5号線)に出ました!
本宮山・高塚山 次回は光明山(こうみょうさん)へ登る予定です。地元では人気の山ですが実はまだ未踏…。
次回は光明山(こうみょうさん)へ登る予定です。地元では人気の山ですが実はまだ未踏…。
本宮山・高塚山 道の駅までの国道歩きが地味に長く感じました。
道の駅までの国道歩きが地味に長く感じました。
本宮山・高塚山 13:44、無事道の駅へ帰着。上百古里から横川への修験道を繋ぐことができて大満足!
13:44、無事道の駅へ帰着。上百古里から横川への修験道を繋ぐことができて大満足!

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