活動データ
タイム
06:11
距離
14.7km
のぼり
1251m
くだり
1250m
活動詳細
すべて見る近鉄吉野駅-下千本-七曲り-金峯山寺(こんぷうせんじ)・蔵王堂-中千本-吉水神社-上千本-花矢倉展望台-吉野水分(みくまり)神社-高城展望台-奥千本・西行庵-上千本-中千本-如意輪寺-ささやきの小径-近鉄吉野駅 2016年の「桜巡り」のしめに、国立公園で世界遺産の「吉野山」を登ることにした。3万本の桜の本数を誇る日本随一の「桜の名所」だ。山麓→中腹→山頂付近の順に「下千本」「中千本」「上千本」と名付けられている「一目千本」 と言われる桜がそれぞれ一塊となって絶景を造っている。シロヤマザクラが主です。それぞれ満開の時期が、約1週間ずつずれていくので、山の下部から頂上に向けて4月初旬から中旬にかけて、徐々に白ピンク色に染めていく。1300年前から観賞用としてでなく、信仰の対象として「神木」として育てられた経緯があるので、このような山全体が桜だらけになるという状況になったそう。1594年に絶頂期の太閤秀吉が、徳川家康、宇喜多秀家、前田利家や伊達政宗などの大大名を従え、吉野の桜の花見をした(本当に桜の花見が好きなおっさんだったんやなあ)のは有名だが、花見にきて3日続けて雨が降り、僧侶に怒り「明日、晴れなければ吉野の山を焼き払って下山する」といったそうな。僧侶は蒼ざめて必死で祈祷したら翌朝は晴天となり、秀吉も吉野の神通力にたいそう感服したらしい。秀吉と家康が見た、吉水神社から見る「一目千本」といわれる豪華な桜の花見が時代を超越した絶景でした。 今年の花見は、いつも曇りがちで天候に恵まれなかった。吉野駅に到着したら、さすがに人が多い。ケーブルカーは長蛇の列。歩けば25分ぐらいで頂上駅まで登れます。蔵王堂から上千本にかけて途切れることなく山桜が咲き誇り、花矢倉展望台から、上から山全体を眺めると桜が滝のように帯状に続き蔵王堂とマッチして「すごい」とうなってしまいます。今年はさらに歩を進めて水分神社を超えて「奥千本」まで。吉野山の奥でひっそりと咲いてました。上千本から奥千本はけっこう距離がありますので、距離を稼いで歩きたい人には良い。来た道とは異なり、シャトルバス道に沿って如意輪寺に歩いて行く。これが思いがけなく絶景と出会う。途中で上千本を下から上へ見上げる、やや谷状になったところを正面から見られるスポットがある。バス通りの舗装路だが、バスは止まることなく通りすぎていき付近に停留所もない。歩行人は私以外に、2人程度。ポスターで見かける上千本が山全体に桜が咲き乱れる構図は、おそらくここだろうと思う。観光マップには書かれていない。歩かないと出会えない特別なスポットを見つけて幸せな気分になった。如意輪寺と如意輪寺の庭園に入り美しい境内に咲くピンク色の桜と中千本がうまくマッチしていました。後醍醐天皇稜を見て、日が暮れて再び観光一般道に戻る。ささやきの小径に沿って吉野駅へ。中千本や下千本を経由して吉野駅に到着。気が付けばけっこう歩いたなと心地よい疲れとともに近鉄電車で帰路につく。
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