活動データ
タイム
00:00
距離
0m
のぼり
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くだり
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活動詳細
すべて見る独り言の時間がやってまいりました。 ご興味無い方はここでご退室願います(笑)。 以前から液体燃料(以下液燃)の優位性について語ってきましたが、良いとこもあれば悪いとこもあるやろ?って話をしときます☺️。 ガスと比較して。 ○低温下に強い ○燃料が全世界の旅先で入手しやすい ○残量が目に見えてわかる ○常に満タンで行けるor使う分だけ持って行ける アルコールバーナー全般のデメリット(カルデラコーンみたく何か1つに特化したバーナーは除く) ×①ガスに比べると安定性が無い ×②テント内での使用に勇気が必要 ×③風に弱い ×④注入するアルコールの量を見極めないと燃料が無駄になる ×⑤沸くのが遅い ×①の安定性は、炎の安定性。どうしても環境に左右されやすい。 あとはゴトクの安定性も微妙。ガスのようなどっしりした据わりは期待できない(物が多い)。これはアルスト自体が「装備の軽量化」という目的で起用される事が多い為だと思われる。軽さを追究したゴトクが安定性に欠ける原因となっている。 ×②のテント内は、もうだいたい目に浮かぶと思われますが、ガスに比べて神経使います😅。何かミスったらアウトですから。 ×③はどのアルストにも言えるが、すんげーーー風に弱いです。 風に煽られて炎が散る。酸素過多により暴走しまくる。 風防が別途必要だけれど、風防してもガスに比べると弱い。 ×④は、調理途中で燃料が無くなったら、鍋を1度下ろして熱々のバーナーに燃料を追加注入しなければならない。 逆に多く入れすぎた場合は燃え尽きるまでボサーっと待たなければならない。 ×⑤はしゃーない。のんびり沸くのを待てる人でないと使っちゃダメなのがアルスト。せっかちな人はガスを推奨。 これらを全部ではないがクリアしているバーナー(システム)は存在する。 トレイルデザインのカルデラコーンなんかは①と③と⑤はクリアしていたり、トランギアは④の途中消火ができたり。 しかしカルデラコーンは1つのクッカーしか使用できない為、本当に湯沸し器としての用途しかできない。 何か1つに特化したパターンはデメリットも必ずある。 さて、そこで今回ご紹介するのは(TVショッピング風)、トランギア社のストームクッカーです。 これは1つの完成された燃焼システムにより、①、②、③、④、⑤を全てクリアしております。 最初に言っておきますが、「何かを得ると何かを失う」のがギア道のセオリー。 ①~⑤を得た代償として失った部分とはズバリ「軽さ」です。何でもかんでも万能ってギアはまず存在しませんからね😅。 えーとセットで乾燥重量800㌘前後あります。 UL装備にてチタンクッカー二枚、アルスト、ゴトク、風防、なんかを合計しても普通に300とか400㌘で済みますからね。 これは重い部類と言えるでしょう。 ここからは重量と利便性のトレードオフの話になりますので、軽さは正義だ!という方はここでご退室願います(笑)。 セット内容は写真にてご確認していただくとして、今日はこの子の可能性についてが一番の議題です。 何か1つに特化したシステムは、先程のカルデラコーンの話でも書きましたが応用が効きづらい。 例えばEV600用のカルデラコーンにロータスアルミポットが綺麗に入る。イコールご飯が炊ける。など試行錯誤すればできない事は無い。 もっと目に見えて可能性を広げる事ができるのがストームクッカー。 完全に完成されたシステムなので、これ以上なんもせんで普通に使えます。 が、そこはギアマニアとして色々実検、検証していきたいと思います。 元々「これさえあれば全世界どこでも生きていける」と思っておりました。実際どこにでも持って行って愛用しておりました。 10年使っていたストームクッカーを、去年かな?一昨年かな?ダメにしてしまいました😢。 ストームクッカーには土台に吸気口という孔が無数に空けられてます。その面を風上に向けて着火すると、チムニー効果で燃焼を促進でき、速く湯が沸く…という構造。 しかしどこぞの山頂の強風下でこの吸気口を風下に向けてしまっていたんですね。特に向きなんて気にしてなかったんです。それまでもずっと(笑)。 そのミスによって上に昇るはずの炎が逆流したんです。そして土台(バーナーを据える部分)が熱で熔けて歪んでしまい、かろうじてバーナーが据わっていましたが、次に同じ状況になったらバーナーが抜け落ちるな…て感じになった。 ものすごく薄いアルミなので、一目で修復不可能だと判断しベース部分は廃棄処分となりました。 風防部分とソースパン関係はパーツ取り(笑)。 そんなこんなで1~2年ストームクッカー無しの生活でしたが、無きゃ無いで寂しいし「あぁこんな時にアイツがいれば…」と思う時もしばしば。 そしてついに今回、新しくストームクッカーを購入する事にした。 versionがたくさんあるので悩んだ ノーマル ブラック(ノンスティック加工) ハードアノダイズド(耐腐食加工) デュオーサル(ステンレス加工) ぎりぎりまでデュオーサルとブラックで悩んだ結果、ハーフパイント炊飯倶楽部会員のおぱんちょさんが購入されていたマグ見てブラックに決定(笑)。 だってご飯のお焦げがペリッと剥がれてるんだもの😱。 俺のシルバーハーフパイントは、ガリガリしてもなかなかお焦げがとれん😵。 コーティングすげぇ🙌 早速我が家に届いたストームクッカーをご紹介。 写真参照 フォーメーション① これがオーソドックスな使い方。鍋で調理する、お湯を沸かす。これらをこなす正規の使い方。「棒ラーメンかカップラーメンしか食べない」って人でも、先程のデメリットを克服しているシステムなので決して無駄な物ではないと思います。 楽しいし沸くのが速いし。 フォーメーション② 内部のゴトクを上に上げると、大きめの鍋が乗せられる。付属のフライパンを使う時はこのフォーメーション②で。 ここがカルデラコーンとの大きな違い。好きなクッカーでもこのシステムの恩恵が受けられるのです。 フォーメーション③ 別売りのガスバーナーをセットして(スウェーデン本国の純正もある)ガス仕様にできる。 ストームクッカーガス仕様での使用法は日本のガス検を通ってないので、バーナーを正規には入手できない。もちろん自己責任の世界。 僕は海外通販できないので中華のバーナーを楽天で購入。 「やっぱりテント内でアルコール使うのは怖い…」という方はガスでも使えます。 あとCB缶変換を使えば入手しづらいOD缶よりも安価で、コンビニDAISOどこでも手に入るCB缶なら燃料気にせずボーボー炊けます。 これは長旅の時に嬉しいですね。 使う場面は適材適所。 フォーメーション④ 最近自身の日記に出まくってる蛸也エースバーナー、SOTOのストームブレイカー。 これがシンデレラフィット💕。 高さもジャスト❤️ これによって、アルコール、OD缶、CB缶、レギュラーガソリン、ホワイトガソリンが使えるストームクッカーに化けます。 このマルチフューエルなストームクッカーね、災害の時とか超ロングなバックパッキングの時に最強やと思います。 とまぁ、色々書いて来ましたが、今まで「アルコールバーナーには興味はあるけれど、イマイチ使い勝手が悪そう」「怖い」「ゴトクとか風防とか何買っていいかわからんし意味がわからない」 なんて方にもこのストームクッカーはオススメです。セットに全部入ってますのですぐに使える。 ガスバーナーと同じ感覚で使用できる。 また、買おうかどうしようか以前から迷っていた方の背中をグイグイ押せるのなら幸いです。 アルコールストーブとは思えない安定性と拡張性により末永く愛用していただけると思いますよ☺️ 近所のドラッグストアーで燃料が買える強みもありますし👌。棚に無くてもレジに「燃料用アルコール下さい」と言えば出してくれます。 書きたい事はまだあと10倍ありますが、飽きられそうなのでこの辺でおしまい(笑)。 ではでは。 あ、こんだけ書いてもプリムスからは1円も貰えませんよ🤣。
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