宝登山・長瀞アルプス(モンベルツアー地図読み実践編)

2019.01.20(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 57
休憩時間
1 時間 37
距離
9.1 km
のぼり / くだり
433 / 437 m
5
1 50
3
13
1
5
34
31

活動詳細

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年明けにモンベルの無料セミナーで地図の読み方について学んできました。その際に今後地図を正しく読み活用できるようになることで、道迷いを防いだり地形に合わせたペース配分を上手にできるようになりたいと思い、地形図とプレートコンパスを使用する地図読み実践編のツアーに行って来ました。シーズンに備えトレーニングを積みたいものの、この寒い時期の山行は心が折れそうになるため、山に行くきっかけが欲しかったのもあります(^^) また宝登山及びご当地アルプスである長瀞アルプスは、トレッキングビギナー向けのガイドブックに必ずといっていいほど掲載されており以前より気になっていたため、関東近郊のキャッチーな低山に一通り登った今の時期にはちょうどよい場所でもありました。 モンベル長瀞店に8:30頃到着し、9:00から2時間程の机上講習を受けます。基礎的な地形図の読み方から磁北線の引き方、整置の仕方、目的地までのプレートコンパスの使い方など大変勉強になる内容でした。 講習後はいよいよ実践編。長瀞駅から宝登山山頂まで、細かくチェックポイントを定め地形図とプレートコンパスを使用しながら登ります。整値にも慣れ、北を向かずとも地図を回して向かうべき方向を見定められるようになるのはとても楽しかったです。そして山は尾根と谷で構成されているということを改めて認識しました。今、尾根に乗っているのか谷筋にいるのかコルにいるのか、それがわかるだけでも安心感が全く違います。今まではGPSをオンにしていても電池消耗が気になるためYAMAPはほとんど見ずに登ってきましたが、いつでも自分の位置を確認できる地形図はとても頼りになります。そして今まではがむしゃらに目の前の登山道を辿ってきましたが、地形図を確認することで山にいるんだなあ、包まれているんだなあと実感しながら登ることができました。 ロウバイが咲き誇る山頂に到着し、お昼休憩のあとは山座同定の方法について教えてもらいました。いつも山頂で、目の前に見えるあの山はなんという山だろうと気になっていましたが、地形図とプレートコンパスがあれば一発でどの山かわかるのは、感動すら覚えます。また、秩父と言えば武甲山。初めて見た時はあまりにかわいそうなその姿に悲しみすら覚えましたが、この日宝登山から臨んだ悲哀に満ちたその姿は、荘厳でカッコイイなと感じました。 さて復路は長瀞アルプスに向かいますが、山頂直下は急坂の階段!最も苦手な登山道です。。さらに砂が乾燥して大変滑りやすい。うっかりストックを出しておらずガイドさんのすぐ後ろに付いていたため、自信のないまま自分としてはかなりのハイペースで駆け下ります。滑る…早い…と思いながらヒヤヒヤしていたら案の定、盛大に滑りました。。が、ガイドさんいわく「模範的な」滑り方をしたらしくちょうどザックがクッションになり尻餅も付かず全く痛くありませんでした。ザックに多く荷物が入っているのも悪くないものです。 長瀞アルプスは、廃道との分岐やコル、主曲線では表せない小ピークなど、地形図を確認しながら歩くにはもってこいの場所でした。廃道に戻ってきたら、有名なかき氷店の天然氷を生み出している氷池を横目に、里山へ戻ってきます。この瞬間の安心感はどんなに低い山でも変わらないものですね。 あとは舗装路を歩きモンベル長瀞店に到着したら、解散です。モンベルツアーは現地集合プランも多いですが、良心的な価格設定ですし内容も魅力的なものが多いように感じます。各地でツアーが組まれているのも良いですね。今年のシーズンが来たらまたお世話になりたいなと思いました。そして今回参加して次回の登山から必ず地形図とコンパスを持っていきたいと思いました。 また長瀞は、一昨年の冬に旅行で訪れこたつ舟で川下りなどしましたが、今回は里山の原風景にとても癒されたように思います。晴れた日は宝登山山頂から雲取山や甲武信ヶ岳も見えるそう。また来たいなと思いました。 次回:入笠山(スノーシュー登頂)

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