その日、人類は思い出した。冬山に支配されている厳しさを…伊達紋別岳の中に囚われていた撤退を… 

2019.01.29(火) 日帰り

活動データ

タイム

04:10

距離

7.3km

のぼり

666m

くだり

682m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 10
休憩時間
22
距離
7.3 km
のぼり / くだり
666 / 682 m
28
25
24
48

活動詳細

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久々の?1日休み。 ボードか登山か悩みつつ、、 結局登山を選んだ。伊達の天気が良い。 ボード今シーズン1回しかまだ行ってないですわ。 順調に走り、登山口付近までやってきた。 あれ?!通行止め、、ナビの地図見て考える。 こっちの道からならどうだ。あれ?!通行止め、、 では回り込んでこちらから、、あれ?! タイヤ跡はついているが、道路の真ん中の雪が高く、やや固い。スタックする可能性が非常に高いので逆戻り、、そんなことをしているうちに30分以上も経過してしまった。 朝イチスタートでないと、今の時期はまだマズい。 仕方なく、やや遠いところに車を停めて、登山口まで歩く。。これだけでさらに20分以上消費。 登山口までようやく到着したが、こちら側は道がある、、どうやったらここに出るんだ、、下調べが甘かったか。 テンションダウンしながらもスタート。一応アイゼン付けて登る。 何故かインナー手袋が破れていた。それにも動揺を隠せないながらも登る。 ノートレースだったが、2合目くらいまではまあ、、雪も若干しか積もっていなかったが、そこから先が地獄の始まりだった。 膝下ラッセルスタート。時に膝上。そして踏み抜き。途中でアイゼンは外した。 ほぼラッセル、、ペースが全然上がらない。 7合目からの稜線。ここからもラッセル、、加えて爆風。 天気こそ良いが、体力と脚力がどんどん奪われていく。踏み抜きも多数あり。 前紋別岳に辛うじてつくが、、時間も厳しくなってくる。昼前か、、冬山は余裕を持って14時には下山しておきたいところ。 コースタイムにしてみたら30分とはなっているが、、踏み抜き地獄はずっと続く。 9合目看板。ピークは見えているが、踏み抜きと風が収まらない。 無理だ、あそこまでの距離までこの状態だと、残りの体力と脚力では、、持たないだろう。 寒さに耐えれてないわけではなかったが、踏み抜き地獄に、太ももの力も入っていなかった。 撤退、悔しいがやむ終えない。 戻りも容易ではなかった。 爆風で稜線のトレースは消えていた。またラッセル。そして踏み抜く。 途中、帽子が風に飛ばされ、谷底に消えていった。 今日という日は何なのだろうか。。 休み休み、確実に歩を進め、辛うじて無事に下山。 帰り道、通行止め前の看板に車を停めて何やら準備しているおじさんがいた。 見た感じ、登山か、そこから登るのか。 自分も変なところから戻ってきたので、挨拶がてら、撤退してきたことを話す。 「夏道を歩いていても同じような登山にしかならない。冬ならではの、地図を見ながら行けそうな道探して登っていくのさ」と話された。 今日という日は。。いつか来る撤退の時。 気持ちを整え、体勢を整え直します。 いつかリベンジします。

活動の装備

  • マムート(MAMMUT)
    雪山用ハードシェル
  • ペツル(PETZL)
    アイゼン
  • マムート(MAMMUT)
    Add-on bottle holder

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