活動データ
タイム
08:49
距離
16.0km
のぼり
1561m
くだり
1587m
活動詳細
すべて見るコース) 1日目)丹波BS→サオラ峠→前飛竜→飛竜権現手前のコルで計画的ビバーク⁉️ 2日目)ピストンで丹波山温泉まで。夜降った雪でピッケルとアイゼンが活躍❗️ テントを張れる条件は斜面でなく、最低6m2ぐらいの面積が有り、木の根や枝や笹や石が少ないことが条件なので、普通はその様な条件を満たすのはテント場ぐらいしかないのですが、これまで奥多摩や奥秩父を縦走していてコルや尾根の広がったところでテントを張るのに良さそうな場所が何箇所か有ったことを記憶しております。但し場所の条件は満たせても「水場」も有るという場所は殆ど有りません。しかし、冬ならどうでしょうか、水場が無くても雪で水が作れます。今やっとその季節になりました。 3月で奥多摩小屋テント場が閉鎖してしまうので、新たな遠くないテント場も開拓しなければならないのですが、頭に浮かんだのは「前飛龍と飛龍権現の間のコル」、「前飛龍と熊倉山の間のコル」、「雲取山と北天のタルの間の狼平」、「ヤケト尾根の広がった尾根」でしたが、狼平は少し遠く、ヤケト尾根はバリルートでテント場探しに気を取られ道迷いしてしまいそうなので、やはり丹波から入り、前飛龍の前後のコルに雪が有るかどうかを見て、無ければ将監小屋まで行けばよいと覚悟を決めましたが、もう一つの問題は「山ではテント場以外は原則幕営禁止」となっていることです。これは色々な理由が考えられますが、当然「やむを得ずビバークすることは可」で、「計画的ビバーク」はビバークと言わないことは百も承知ですが、ここは「やむを得ずビバークしたんだ」と自分に納得させ、決行することにしました。 その様なことで丹波を出発しましたが、木曜日の季節外れの陽気のため、サオラ峠を越えても雪は疎らにしか有りません。先ず熊倉山と前飛龍の間のコルは、記憶通りよい場所は有りましたが、雪が殆どなくNG。前飛龍で偶然にもwertさんに遭いましたが、前飛龍を越えたところから急に雪が出てきて、飛龍権現と前飛龍の間のコルは一面の雪というほどではありませんが、雪で水を作るには充分な量が有り、地形は申し分無いので、ここでやむを得ずビバークすることに決めました(笑)。 テント設営後、先ず水の確保から始めましたが、集めた雪に笹の葉が入っており、溶かしてから水を2回濾したので、水作り作業に一時間ほど掛かりましたが、3時ぐらいから焼肉とキノコを肴に雪のお湯割りのウイスキーでまったりしました。誰も居ない標高1900mの超静寂(鹿の鳴き声だけはします)を楽しみながら一人宴会🥳 夜は予想どおり、テントの中も氷点下になり、濡れたタオルはカチンカチンになりました。水とバッテリーはこれまでの経験からシュラフの中に、靴はテント内に入れましたので凍結は免れました。翌朝のテント撤収はペグとフレームが凍結し、予想より撤収に時間が掛かってしまいました。夜降った雪で前飛龍の前後、特に前のシャクナゲの道付近はかなりの雪で、持参した12本爪アイゼンとピッケルが活躍しました。前飛龍の急斜面が終わったところで、アイゼンはしまいましたが、ピッケルはサオラ峠まで使用しました。 この「計画的ビバークテント泊」が今後定着するかどうかは分かりませんが、初回の感想としては「究極の静寂」を味わえ、よい経験が出来たと思います🤗
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