活動データ
タイム
00:12
距離
276m
のぼり
9m
くだり
127m
活動詳細
すべて見る※ヤマップ・アプリを起動し忘れ、ログが録れてません(><) 写真と文書の日記のみでご勘弁ください(笑) 念願叶う! 厳冬の甲斐駒ヶ岳・無事に登頂できました!! 朝7時20分ごろにスタート。 風の様子を伺いつつ、しっかりと朝食を摂って遅めのスタートとなりました。 実は、朝5時に出発した先発パーティが 6時過ぎには、一時撤退して小屋に帰還してきました。 七丈小屋付近は晴天で風も弱いのですが、 それより上では、かなり厳しい状況らしく 急登ラッセルに加え、強風で稜線近い場所では立っていることさえできない状態とのことでした。 8合目まで到達できず、引き返してきて、状況を見て再アタックするとのこと。 その後、6時半過ぎ、再アタック組、さらに2番隊、3番隊、4番隊と続々出立していきました。 このとき自分は、小屋の主・花谷さんからアドバイスをもらい 「(この日の天候状況下では) 8合目の手前あたりが最も風が強く、 そこを我慢して越えられれば、あとは少しラクになる…」とのことでした。 (この日、花谷さんご自身も自らツアー客を率い、自分たちの後に山頂に向かう予定) 覚悟を決めて、七丈小屋を出立しました。 が、 積雪の急登は思いのほか厳しく、 足の筋肉がパンパンに張って、 30分もたたぬうちにヘロヘロ状態。 赤岳の文三郎尾根のときに感じたような、強い疲労感に襲われました。 ノドもカラカラに渇き、立ち止まって息を整えたり、給水したりすることが幾たびか? 高度が上がるにつれ、風は強さを増し、花谷氏の言葉どおり 突風に何度も煽られ、歩くことさえままならない。 疲労も加わり、恐らく・これまで経験した冬山では感じたことのなかった、過去最大級の辛さ…(><;) ひたすら、我慢の歩きが続きました。 そうしている間、 記憶では3組ぐらいが、8合目付近で途中撤退し・下山してきました。 何とか8合目まで我慢して、 自分たちも「撤退?」…という安易な気持ちが膨らんできました。 這う這うの体で、何とか8合目・御来迎場に到達したとき、状況は一変しました。 右手目前に甲斐駒ヶ岳の山頂を捉え、正面遠方には北岳、 左手に鳳凰三山、その向こうに富士山と、息をのむほど素晴らしい景色が拡がる♪ 風は引き続き強いのだが、そう感じない… ここまで我慢して良かった… 全ての弱気が嘘のように消え失せ 「行ける!」と直感しました。 その後は、岩場・鎖場が連続する起伏激しい岩峰を乗り越えていく… アイゼンとピッケルを慎重に使いながら 岩壁に挟まれたルンゼ状の狭い急斜面も、何とかクリアしていく。 (登りも下りも、恐らくここが最も難しい場所) このあたりで、再アタック組を含む2組のパーティがまた途中撤退してきました。 今日中に下山せねばならず、時間的に諦めたとのこと… 「僕らの分まで頑張ってください!」との言葉に、オッサンの目頭は熱くなりそうだったが ここから先・先頭は、もしかしたら自分たち? 「ひょっとしてラッセル?」みたいなクールな考えが頭をよぎり、先を急いだ(笑) (実際は、先頭にもう1組・2名。この日の深夜1時から9時間かけて登頂・日帰りするという凄い猛者が前にいた(^o^;)) が、 2本剣が立つ大岩を過ぎたあたりで、モタモタしていたら 小屋付近でテント泊していた若者(学生)1名にあっさり追い抜かれてしまった(笑)(゜ロ゜; 若いって…スゴイなぁ(^^;) その後、 東斜面から北斜面に回り込んだところで、今度は再び強風が襲ってきた!!(><) 風で体が飛ばされ、斜面に倒れる場面もありました。 傾斜は緩やかなのだが、風の影響で一歩一歩が実に重く、なかなか前に進まない。 ピッケルで耐風姿勢をとる場面も、幾度となく出てきた(習っといてよかった(^^;)) 大いなる自然が与える試練に耐え、 9時46分 何とか稜線に到達!! 気は早いが、 正直・この時「やった~!♪」と思いました\(^^)/ 甲斐駒ヶ岳山頂に、 学生君が到達するのを遠目に見て、自分たちも歩みを進める。 雪に埋もれた「駒ヶ岳神社・本社」の祠を通過し、稜線を回り込むように進む。 鳳凰三山、富士山、白根三山…ここまで見てきた山々の姿は一層研ぎ澄まされていました。 さらに仙丈ケ岳まで美しい姿を見せてくれた♪ 日帰りの猛者たち2名が 山頂に到達するのを見届けながら、自分たちも山頂へのファイナルロードへ!!((( ̄へ ̄井) 固めの雪が覆った奇麗な白い斜面は、まるで神々が祝福してくれているかのような… 神聖な頂きへと続く「白いカーペット」のように思えました。 9時53分・この日の3番手で無事登頂に成功! 感無量!!(TT) 同行してくれた先輩山トモとがっちり握手を交わし、喜びを爆発させました♪d=(^o^)=b 風は以前として強かったのですが、時折緩くなることもあり 360度の大パノラマと、非日常的の凝縮された密度の濃い時間をじっくりと堪能し♪ 10時25分ごろ 下山を開始しました。 途中、花谷氏らを含む他のパーティの方々から労いと祝福の言葉を受けながら、来た道を引き返す。 (彼・彼女ら、後続の全員が無事登頂に成功) 雪山は、下りこそ慎重に臨む必要があります。 ルンゼ状の急斜面下りは、アイゼンも効きにくく、ピッケルでダガーポジションをとったりしながら下る。 8合目からの急斜面下りは、アイゼンのかかとに重心を置きつつ、ピッケルを左右にテコ入れしながら下る。 風も未だ強く、最後まで気を抜けませんでした。 テント場付近では、雪と戯れておちゃらけましたが(笑)… なんとか昼前には七丈小屋に帰還。 その後は、当然のごとく、 祝杯タイムに突入!!♪✨🍻🎶 次々と帰還する小屋の皆さま、 実にご機嫌で、 そのまま小屋全体が宴会モードに???(笑)🍶🍷🍸🍺 楽しく、賑やかに…七丈小屋の夜は更けていくのでした…🌃 (※この日は、七丈小屋に連泊。 翌朝は下山するだけです(笑)) →3日目の日記も、申し訳け程度に掲載する予定です(^^;)
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