活動データ
タイム
04:53
距離
20.0km
のぼり
951m
くだり
553m
活動詳細
すべて見る伊豆大島の三原山に行ってきました。三原山周辺の道は分かりやすいですが、山の下の方はどこでも適当に歩けるので、かえって分かりづらいケースもある気がしました。そこら中に車とかバイクらしきものが走った跡がありますが、それについていくと変な場所に行ったりもするみたいですので、割と頻繁に地図を確認したほうがよいかもしれません。 ふと思いつき、三原山に行ってみることにしました。が、客船の予約が3日前まで?とあったので電話したところ、電話予約ならOKということでしたので、翌日の便を予約しました。土曜の夜に竹芝桟橋から元気に出航です。 特2等(だったかな?)の2段ベッドを予約しましたが、結構ガラガラで非常に過ごしやすかったです。酒を飲んでさっさと寝て、気がつけば大島に到着していました。船から降りるとバスが待機しており、そこから皆さん各地に散っていくようです。私は大島公園というところにバスで侵入し、持参した朝食を食べたら元気に出発です。 最初、ほんの少し車道を上っていくと、テキサスコースとやらの入り口があります。砂漠を通るのでテキサスなのでしょうが、最初は普通に樹林帯を上っていきます。ノコノコと歩いていると、何か足の短い小さなシカみたいなのが偶に道を横切ります。アレがキョンなのかな?結構闊歩している模様。あと、リスが結構いるのですが、想像よりデカイ。 そんなこんなで樹林帯を歩いていると、いつの間にか周りの木々が減ってきます。足元も黒っぽい感じになり、いよいよ火山の雰囲気を出してきます。で、これがまた新鮮で気持ちがええわけです。かなり広々としたところを一人ノコノコワッショイと進みます。見渡す限り誰もいません。「一人ぼっち」とも「独り占め」とも言える、なかなか味わえない感覚です。 そんなこんなでモソモソと進みますが、道がよくわからなかったりもします。すごく広々しており、何か途中で脇に行けそうだったりします。で、ご丁寧に車やらバイクらやの跡がチョコチョコとあるので、ついフラフラとそっちに行ってみたりするわけです。とはいえ、目の前にずっと三原山は見えているわけで、適当にそっちに向かって歩いていれば、変な道に入っても大丈夫でしょう、多分。 と、余裕ぶっこいて歩いておるわけですが、もちろん私は道を間違えます。そうなのです、私は少々アレな人物なのです。櫛形山に向かうつもりで、その山も目の前に見えているにもかかわらず三原山方面に直行するというスーパープレイ。いつもの癖でてっきり道標があるもんだと思いこんで、曲がる場所を無視して直行していました。ちゃんとYAMAPを見ていればこんなことにはならなかったのに... まあ、わりと早めに気づいたので分岐点まで戻ってきて、そこから櫛形山を目指します。...が、また変なルートを通ります。い、いや、こんどは仕方がないのです。普通に車の轍があるのでそこを通っていましたが、そちらは巻道でした。ちょっと外れたところに山頂へ向かう道があったので、そちらに乗り込み歩を進めます。 ほほう、これは... 高度が少し上がるので、今まで歩いてた辺りがまるっと見渡せます。そのさきには海が広がっている、というなかなか見ないシチュエーション。これは感慨深いですね。一人砂を踏みしめノコノコと進むと、ポカーンと開けた場所に出てきます。多分櫛形山かな?これはとても良い、ぐるっとあたりを見渡せます。三原山やら裏砂漠やら南のよく分からん山やら、これはええですね。 その後、地図によるとちょっと先に展望台と呼ばれる場所があるみたいなのでそちらに向かいます。到着してみると「第一展望台」とあります、どうやらここに来るまでに第2展望台があったようですが、結局どれかわからんやった... 櫛形山のことなのかな?そのまま少し戻り、下の砂漠っぽい感じの場所に下りていきます。 そこからは山沿いに三原山をぐるっと周るように砂地をノコノコと進むのですが、どこに行っても三原山が同じような形をしておる。ちらっと「俺本当に進んでるのか?」などと思ったりもしましたが、気がつけば海が見えてきたりして、普段樹林帯の尾根道を徘徊しているおっさんとしてはかなり新鮮な感じです。 が、ここでふと「ん?そういえば... ここに来てからあまり潮の匂いって意識してないな」と思い始めます。風邪は治ったはずだが、まだ鼻の調子悪いのかな... いや、○○は風邪をひかないからそもそも私がひくはずないし... うーん、不思議です。船に乗っている間に慣れちゃったんでしょうかね? などとボンヤリしながら歩いていましたが、ついに曲がり角、三原山方面へのルートに入ります。そのまま歩くのですが、これがまた「実家の近所のあぜ道」みたいな感じで郷愁を誘います。昭和時代に思いを馳せつつ進んでいくと、舗装道路にでてきます。ここが三原山へのメインルートなのかな。それではいよいよ本日のメインイベント、三原山に向かって出発です。 ...が、このルートは完全に舗装されており、皆さん普段の格好で歩かれています。ハイキング用の格好で徘徊しているおっさんなどこのワタクシだた一人。周囲から「えっ?なんでこのおっさんこんなガチな格好してるの?もしかして少々アレな人物なんじゃないの?」的な視線が刺さります。途中のベンチで休憩しているちびっこにも「あっ、登山がいる!登山!」みたいなお言葉をいただき、コソコソと先に進みます。 山頂付近に出てくるといよいよ火口一周コースに侵入します。「いやあ、これでこの格好でも浮かなくなるやろ」と安心して進みます。が、甘かった... メチャメチャ散歩道やんけ。最初こそちょびっと砂地の登りがありますが、ヒーコラワッショイ言う暇もなく終了。あとは砂利道をノコノコ進めば一周完了となります。山頂標とかもどこにあったのかよく覚えていない始末で、気がつけば火口一周が終わっていました。 そのままチラッと火口の見学をしたら、ボチボチ下山と洒落込みます。下山は三原温泉と決めていたので、そちらに向かってノコノコ進みます。朝歩いていた道の近くなので似た感じの道です。そのまま歩いていると、大島温泉ホテルに出てきました。日帰り入浴はもうやっている、とのことでしたので800円支払い入浴です。いやあ、この露天風呂はええですわ。広々とした砂漠っぽい感じの平地とそこにそびえる三原山。なかなか見ない感じの景色です。風呂も貸し切りでおっさんとても幸せ。風呂から上がりビールを飲んでダラダラしているとバスがやってきたので、船の出発港に乗り込みます。 が、どうもまだ時間がようけあるな... と、ここで「ほんなら大島公園にいくで」と思いつきます。そう、朝大島公園で準備中にしっかりと周囲を観察し、動物園があることをリサーチ済みなのです。なんと... かしこさ爆発... 朝の俺を「よーしよしよし」と言いながら撫で回してやりたい。 ということで元気に大島公園に到着し、動物園に向かいます。...ん?入園無料?なんと、この動物園はまさかの入園無料。こいつはテンションも跳ね上がります。順路に沿って進むと、最初にあるのはバードケージ。で、これがいきなり凄ぇ、広いし鳥も沢山です。 ドアから入ると、いきなり孔雀が目の前をフリーダムに徘徊しています。少しの間羽を広げてくれるのを待っていましたが、まったくもってその気配なし。こりゃあ、駄目やな、ということでザックを降ろし、ジャケットを半分脱いで大きく広げて孔雀に演技指導を行います。...が、目も合わせん。ムキになって服をバッサバッサやっていましたが、いつの間にかそばに来ていた、ちびっこを抱いたママと目があいます。ママ「あっ...」おっさん「あっ...」とんでもなく辛い時間が流れます。 まあ、そんなこんなで動物園を思いっきり堪能しバス停に戻ると、どうやら椿園というのがあるようです。ついでだから行ってみるか、とまるっきりおまけ気分で行きましたが、これは... 凄い... 「ん?椿なんてみんな一緒じゃないの?」などと思っていた入園前の私を椿の丸太で殴りつけたい。バスの時間が迫っていたので駆け足だったのが非常に悔やまれる。こっちにも時間をとりたかった。 そうこうしているうちにバスが来たので、それに乗って港に行きます。売店っぽいところでビールとつまみを購入し、ドヤ顔でiD払いを行います。クールにキャッシュレス決済を決め、爽やかに店を出ると「おーい、さっきのお客さーん、ちょっとごめーん」。店に戻ると「お前のタッチが下手くそでエラーが出とるんでやり直しや」と非常にダサいことになっております。私のせいでレジを待たされているお客さんにペコペコ謝り、今度こそ支払いを済ませ、ジェット船に乗り込み熱海経由でトンズラしました。
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