福智山系ハンモック泊縦走(採銅所~福智山~皿倉山)あるいは奥様恋愛相談室

2016.05.04(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 44
休憩時間
5
距離
14.7 km
のぼり / くだり
1392 / 906 m
2
13
45
20
24
7
48
4
16
18
10
8

活動詳細

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GWも2連休しか取れなかったし、どこ行こうかな? 祖母傾山系も検討したけど、地震の影響でアクセスに時間がかかるので、福智山系を選択。そうだ、ヘネシーハンモックの実戦投入をしてみよう。採銅所駅から牛斬山~福智山~皿倉山の縦走ルートは9時間ほどで行ける行程だけど、あえて尺平で一泊しよう。 とすればスタートはゆっくり目でいいな。 早着した時の為にお酒もたっぷり持って行こう。ということで、水・食料・燃料を除いたベースウェイトで5.5kg。この山域は水場があまり無いので調理用1.5L+行動用2Lを加え、更に酒類1.2L(そんなに飲むか?)と食料を積んだパックウェイトでは約10.7kgになった。 採銅所駅を9時過ぎにスタート。 前回の北ア遠征で足が出来ているのか、思った以上のペースで午後2時にはテン場に着いちゃった。まだ日は高いけど、もう飲むしかない(笑)。酒を飲んでは本を読み、尺岳に登っては夕陽を眺め、焚火を熾してまた酒を飲み、結構ヘロヘロな僕。これはこれで気持ちいいんだけど…。 なにせ、ここは下界が近すぎる。 携帯の電波が入るのも良くない。独りを楽しみたいのに、下界と半端に繋がってる感じが落ち着かない。そう思ってたらLINEが入ってきた。妹の友達で幼馴染のコ(と言っても、もう40過ぎだけど)からだ。彼女からは時折LINEがあるのだけど、それはいつも悩んでる時、恋愛相談なんだ。 彼女は裕福な暮らしをしている奥様なんだけど、夫以外の彼氏がいる。 彼とはくっついたり離れたり、その度にお悩み相談がある。曰く、好きなんだけど構ってくれない。別れを切り出せばすり寄ってくる。もう本当に好きなのか分からなくなった。でも向こうからサヨナラを言われるのは怖い。これまでも何度も聞かされた話を、今回もループされる。 熾きになった焚火。 酒もタバコもあとちょっとしか残ってない。やることもないので、彼女のLINEに付き合ってしまう。で、いつものように説教してしまう事になる。 あのさあ、オマエっていつも欲しがってばかりやろ。自分だけ見て欲しい、愛して欲しい、会いたい、したい、って求めるばっかやん。欲しいモノが手に入らずに嘆くだけやん。大事なモノってのはさ、求めたら失うし、与えたら手に入るものなんだよ。なんで自分が欲しがってばかりいるのか、与えることが出来ないのかを、よく考えろよ。満たされない自分をヒトのせいにすんなよ。 そもそも僕に相談する事からして彼女は間違ってる。 それは僕が男だからだ。男は問題課題を解決しようと思考するイキモノだから、彼女が真に求めている「共感」をする事ができない。あ~、そうだね~。それは大変だね~。ツライね~。そう応えてあげれば良いだけなのだ。ホントは解決策を提示する必要はナイのだ。それなら別のヤツにLINEしたほうがいいのだ。 あれれ、酒もタバコも無くなっちゃったよ。 シングルモルトでも積んでくれば良かったなあ。ところで実は僕の暇つぶしに付き合わせちゃって悪かったな。おまけにずっと説教臭いこと書いてさ。人様に偉そうなこと言える人間でもないのに、ホント悪かった。そう書こうとしていたはずなんだが、例によっていつの間にやら寝たらしい。 さて、ヘネシー・ハンモックだ。 寝心地が良いのは当然だけれど、背中が意外と寒かった。その点を除けば、軽さといい早い設営といい、満足できた。雨の心配がない夏の林間テン場なら使える。実は今回、初投入したものがあと二つあった。一つはマンテンハードウェアの完全防水ザック「スクランブラーRT35」である。コイツは良い。ダウンシュラフなんて防水サックに入れずに、他の荷物の隙間にギュウギュウ押し込むのでいいんだから、パッキングが格段に楽だ。 もう一つは、スポルティバのボルダーX。 これのミッドカットは既に使っていたのだけど、今回はローカットモデルを入手。これが僕にはシンデレラフィット。軽くて足さばきが楽だし、底の固さとグリップが僕好み。夏に企んでいる北ア遠征(ジャンに行きたい)もコイツで行こうと思った。 というコトで、今回も楽しい山行でした。 あとは僕に厳しくお説教してくれる妙齢の女性がいれば、もっと楽しい山歩きができそうなんだけどな~。

福智山・尺岳・雲取山 採銅所駅に車を置いてスタートです。駅舎は小倉鉄道(現・JR日田英彦山線)開通時から現存する唯一の建物
採銅所駅に車を置いてスタートです。駅舎は小倉鉄道(現・JR日田英彦山線)開通時から現存する唯一の建物
福智山・尺岳・雲取山 沢沿いの道を案内してくれたのはカワトンボたち
沢沿いの道を案内してくれたのはカワトンボたち
福智山・尺岳・雲取山 小一時間で牛斬山頂。山名の由来は「薄霧山」が訛ったとも牛の牧草を刈ったからとも  拍手あり7
小一時間で牛斬山頂。山名の由来は「薄霧山」が訛ったとも牛の牧草を刈ったからとも 拍手あり7
福智山・尺岳・雲取山 これより福智山頂までは防火帯を通る気持ちの良い稜線歩き
これより福智山頂までは防火帯を通る気持ちの良い稜線歩き
福智山・尺岳・雲取山 赤牟田の辻は焼立山と呼ばれていた。この先に進みそうになるけど道は無い
赤牟田の辻は焼立山と呼ばれていた。この先に進みそうになるけど道は無い
福智山・尺岳・雲取山 焼立山からの下り北西斜面は「念仏坂」と呼ばれ、南下ルートを通る人には厳しい最後の登りとなる
焼立山からの下り北西斜面は「念仏坂」と呼ばれ、南下ルートを通る人には厳しい最後の登りとなる
福智山・尺岳・雲取山 2年ぶりの福智山、山頂直下。風が凄い
2年ぶりの福智山、山頂直下。風が凄い
福智山・尺岳・雲取山 福智山山頂。風速20m/sはあって笑うしかない。山頂では皆さん岩陰や看板裏で風を凌いでいた
福智山山頂。風速20m/sはあって笑うしかない。山頂では皆さん岩陰や看板裏で風を凌いでいた
福智山・尺岳・雲取山 これから行くはるか先に皿倉山が見える。2年前の縦走を思いだしニヤつく
これから行くはるか先に皿倉山が見える。2年前の縦走を思いだしニヤつく
福智山・尺岳・雲取山 荒宿荘は大勢の人で賑わっていました。前回はココに泊まった
荒宿荘は大勢の人で賑わっていました。前回はココに泊まった
福智山・尺岳・雲取山 ここで水補給。タヌキ水は豊富に湧いてます
ここで水補給。タヌキ水は豊富に湧いてます
福智山・尺岳・雲取山 尺岳から皿倉山を望みます
尺岳から皿倉山を望みます
福智山・尺岳・雲取山 尺岳到着。風が凄くて帽子を持って行かれそう
尺岳到着。風が凄くて帽子を持って行かれそう
福智山・尺岳・雲取山 ここから3時間強も歩けば皿倉山なんだけど、今日は尺平でハンモック泊。ゆっくり出たのに早く着き過ぎちゃった
ここから3時間強も歩けば皿倉山なんだけど、今日は尺平でハンモック泊。ゆっくり出たのに早く着き過ぎちゃった
福智山・尺岳・雲取山 東屋の下にヘネシーハンモック・ウルトラライトを設営
東屋の下にヘネシーハンモック・ウルトラライトを設営
福智山・尺岳・雲取山 まずはビールを開けましょう!あ、こぼしちゃった…
まずはビールを開けましょう!あ、こぼしちゃった…
福智山・尺岳・雲取山 シーフードヌードルのリフィルで軽く昼飯。持ってくるマグの大きさを間違えた
シーフードヌードルのリフィルで軽く昼飯。持ってくるマグの大きさを間違えた
福智山・尺岳・雲取山 腹もくちたので昼寝します
腹もくちたので昼寝します
福智山・尺岳・雲取山 沈む夕陽をのんびり眺め
沈む夕陽をのんびり眺め
福智山・尺岳・雲取山 翌朝もまったり過ごして8時半スタート
翌朝もまったり過ごして8時半スタート
福智山・尺岳・雲取山 市の瀬峠まで2時間20分
市の瀬峠まで2時間20分
福智山・尺岳・雲取山 皿倉山到着!関門海峡と本州が見える。週末はあっちへ行こうかな
皿倉山到着!関門海峡と本州が見える。週末はあっちへ行こうかな
福智山・尺岳・雲取山 今回の相棒はラスポルティバのボルダーX。僕にシンデレラフィット、夏の北アもコイツで行こう
今回の相棒はラスポルティバのボルダーX。僕にシンデレラフィット、夏の北アもコイツで行こう
福智山・尺岳・雲取山 帰り道、小石原焼きの「民陶むら祭」があってたので馴染みの秀山窯で蕎麦猪口を買ったよ
帰り道、小石原焼きの「民陶むら祭」があってたので馴染みの秀山窯で蕎麦猪口を買ったよ
福智山・尺岳・雲取山 蕎麦猪口は酒を飲むのにベストサイズと思う。秀山窯特有の深い藍と鈍銀色、そしてトビカンナのバランスが好き
蕎麦猪口は酒を飲むのにベストサイズと思う。秀山窯特有の深い藍と鈍銀色、そしてトビカンナのバランスが好き

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