北穂東稜、奥穂

2016.05.01(日) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 37
休憩時間
1 時間 26
距離
15.9 km
のぼり / くだり
1000 / 203 m
DAY 2
合計時間
6 時間 43
休憩時間
42
距離
4.4 km
のぼり / くだり
927 / 929 m
DAY 3
合計時間
10 時間 1
休憩時間
2 時間 12
距離
20.7 km
のぼり / くだり
1184 / 1971 m

活動詳細

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1日目 上高地~涸沢  上高地を出発。雨というか、あられが降っていました。横尾からは昨年より雪が少なかったですが、上部では2日・3日前に雪が降って積もったとのことでした。この日はここまで。涸沢ヒュッテ連泊。 2日目 北穂東稜  バリエーション入門であるこのコースですが、雪があると難易度UP。  ゴジラの背手前のスノーリッジ手前で、先行パーティーや他メンバーの通過を待ちますが、快晴のため気温が上がってきてなんかイヤ~な感じ…。最後に弛んだ雪で足場が崩れ、とっさにピックを打ち込んでぶら下がり状態という超危険な状態に!! 落ち着いて数百mの滑落を免れました。滑落停止は初期制動が命です! その時は安心感だけでしたが、今思うとゾッとします。  さらに北穂からの下りに、これも大事はありませんでしたが後方からの滑落者の巻き添えを食らい、後ろに当人が居たためピックが刺せずにコルまで滑落。他にもコース上から雪崩で人が流されるのを目撃したりしました。 3日目 奥穂  昨日の恐ろしい体験が脳裏に焼き付いたまま奥穂へ。  穂高岳山荘から先、昨年は雪が少なく私はアイゼンやピッケルを使いませんでしたが、今回はこれらを使い2ヵ所ほど垂直に近い感覚の雪壁を登りました。足元が見えないので、下りが怖かったです。  奥穂の頂上は晴れて360°の展望でしたが、かなりの強風が吹き荒れていました。その後下山時には、予報通りに曇ってきたので幸運でした。  この時期、北アルプスでは滑落を始めとする遭難が多発しています。訓練、計画、装備、保険…十分な準備の上、無理なく後悔のないよう挑んでいきたいと思います。亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。

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