権現岳 編笠山から三ツ頭へとつなぐ

2016.05.08(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 58
休憩時間
23
距離
11.1 km
のぼり / くだり
1465 / 1465 m
2 27
21
1
2
26
1 39

活動詳細

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ゴールデンウィークの最後の1日。ほどほどに歩けるところを考えて、観音平から編笠山を経由して権現岳、三ツ頭を巡るコースを選択する。 駐車場に向かう途中、樹々の間から北岳がくっきりと見える。山頂からのパノラマに期待が持てる。 5時頃に駐車場に着くと、10台ほどがとまっている。連休最終日だからか、思いのほか少ない。昨日から一夜を明かしたと思われるカップルがテーブルを出して朝食をとっている。僕らも自家製のおにぎりで腹ごしらえをし、早々に出発する。気温は6℃ほど、歩いてちょうどいい。 朝日に向かって進んでいく。雲海までくると富士山がくっきりと見える。今日は空気が澄んでいる。 さらに進み、押出川あたりまでくると残雪が現れる。気温が低いため、かなり締まっている。ゴーロで足上げの高い、傾斜のある登山道を進んで行く。木がきれたところで振り返ると白く輝く甲斐駒ケ岳、北岳が目に飛び込んでくる。そしてその右手には富士山が凛々しい。高い木がなくなるともう間もなく編笠山の山頂。 このところないほどに今日は空気が澄んでいる。 まずは正面に八ヶ岳の名峰の数々。その左手に後立山連峰、槍穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、そして富士山、さらに奥秩父の山々と、360度の展望が広がる。しかし、風が強く冷たい。とても長居できる状況ではなく、とにかく青年小屋まで下る。 小屋前では3、4組が権現岳に向けて準備している。僕らもエネルギーを補充して再び歩き始める。しばらくは樹林の中の日陰が続き、あちこちに固い雪が残っている。ノロシバ近くまで来ると日差しが多くなる。見上げると目指す権現岳、そして左手にはこれから越えるギボシが迫る。クサリのついたガレた急登を登り、ギボシの最高点に立つ。編笠山と違い風が穏やか。気温が上がったせいか、もう少し風があってもいいくらい。 そして今日の目的地、権現岳に到着する。穏やかな日差しの中、日本一の富士山と日本アルプスの山々に囲まれ、至福のひとときを過ごす。 さあ、あとは三ツ頭を経由して下るのみ。正面に甲斐駒ケ岳、北岳などを見ながら黙々と高度を下げる。 しかし、延命水を過ぎ、観音平への遊歩道では一旦、70メートルほど下り登り返しとなる。 それでも予定よりだいぶ早く、ほぼ満車となった駐車場に到着し、大型連休を気持ちいい山行きで締めくくる。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 冷涼な気持ちのいい朝、新緑の中を体を慣らしながらゆっくりと歩き始める。
冷涼な気持ちのいい朝、新緑の中を体を慣らしながらゆっくりと歩き始める。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 40分ほどで雲海に到着する。
40分ほどで雲海に到着する。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雲海から東方向を見ると富士山が。今日は最近にない、くっきりスッキリとしている。
雲海から東方向を見ると富士山が。今日は最近にない、くっきりスッキリとしている。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ダケカンバの白い肌に朝日が当たりキレイ。
ダケカンバの白い肌に朝日が当たりキレイ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 押出川は、雪解け水で比較的に水が多い。
押出川は、雪解け水で比較的に水が多い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 押出川の前から石や木の根が多くなる。木の緑と白、登山道の茶とグレーのバランスがいい。
押出川の前から石や木の根が多くなる。木の緑と白、登山道の茶とグレーのバランスがいい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 編笠山へ向かう中で唯一のはしご。これまで気が付かなかったのはなぜだろう?
編笠山へ向かう中で唯一のはしご。これまで気が付かなかったのはなぜだろう?
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 振り返ると甲府盆地と富士山、そして北岳。
振り返ると甲府盆地と富士山、そして北岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) シャクナゲの急登を登りきると、編笠山の山頂に着く。正面には南八ヶ岳の役者たちがずらり揃い踏み。
シャクナゲの急登を登りきると、編笠山の山頂に着く。正面には南八ヶ岳の役者たちがずらり揃い踏み。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 山頂は冷たい風が強く吹き付けとても寒い。写真を撮り青年小屋へと下って行く。固く凍りついた残雪がしばらく続く。
山頂は冷たい風が強く吹き付けとても寒い。写真を撮り青年小屋へと下って行く。固く凍りついた残雪がしばらく続く。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青年小屋あたりは風が弱まる。4組ほどが腹ごしらえしたり、身支度を整えたりしている。
青年小屋あたりは風が弱まる。4組ほどが腹ごしらえしたり、身支度を整えたりしている。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) のろし場まで来ると、風がなく、日がしっかりあたり、汗ばむようになる。
のろし場まで来ると、風がなく、日がしっかりあたり、汗ばむようになる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 編笠山を振り返る。マリモのよう。
編笠山を振り返る。マリモのよう。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ギボシに至るガレた急登。空が蒼い。
ギボシに至るガレた急登。空が蒼い。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) クサリが多く取り付けられているが、岩が程よく段々になっていて乾いているためさほど難しくない。
クサリが多く取り付けられているが、岩が程よく段々になっていて乾いているためさほど難しくない。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 目指す権現岳はもうすぐ。
目指す権現岳はもうすぐ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) その前にギボシの頂点に立ち寄る。360度、遮るものがない。
その前にギボシの頂点に立ち寄る。360度、遮るものがない。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ギボシから稜線をたどり、権現小屋、権現岳へと続く。
ギボシから稜線をたどり、権現小屋、権現岳へと続く。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳から赤岳へ向かう登山道がくっきりと見える。
権現岳から赤岳へ向かう登山道がくっきりと見える。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) そして、権現岳と富士山。手前には雪が残っている。
そして、権現岳と富士山。手前には雪が残っている。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳山頂直下から、編笠山と南アルプスを望む。
権現岳山頂直下から、編笠山と南アルプスを望む。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ頭へはまず下りとなるが、クサリが何ヶ所か続く。一ヶ所だけ足場が不明瞭でちょっといやらしいところがある。
三ツ頭へはまず下りとなるが、クサリが何ヶ所か続く。一ヶ所だけ足場が不明瞭でちょっといやらしいところがある。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ頭から、権現岳もいっしょに南八ヶ岳の山々がどドーンとど迫力。
三ツ頭から、権現岳もいっしょに南八ヶ岳の山々がどドーンとど迫力。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ頭から3分ほどで美し森と観音平方面の分岐点に至る。ここは右方面へ。
三ツ頭から3分ほどで美し森と観音平方面の分岐点に至る。ここは右方面へ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 木戸口公園。ほとんど公園っぽくないんですけど何故?
木戸口公園。ほとんど公園っぽくないんですけど何故?
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 広々としたザレ場を過ぎ、しばらく進むと気持ちいい新緑と笹原となる。
広々としたザレ場を過ぎ、しばらく進むと気持ちいい新緑と笹原となる。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 観音平への分岐点を右に進むとこんな感じの遊歩道になる。一旦70メートルほど下り登り返すと駐車場に到着する。
観音平への分岐点を右に進むとこんな感じの遊歩道になる。一旦70メートルほど下り登り返すと駐車場に到着する。

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