活動データ
タイム
07:58
距離
11.1km
のぼり
1465m
くだり
1465m
活動詳細
すべて見るゴールデンウィークの最後の1日。ほどほどに歩けるところを考えて、観音平から編笠山を経由して権現岳、三ツ頭を巡るコースを選択する。 駐車場に向かう途中、樹々の間から北岳がくっきりと見える。山頂からのパノラマに期待が持てる。 5時頃に駐車場に着くと、10台ほどがとまっている。連休最終日だからか、思いのほか少ない。昨日から一夜を明かしたと思われるカップルがテーブルを出して朝食をとっている。僕らも自家製のおにぎりで腹ごしらえをし、早々に出発する。気温は6℃ほど、歩いてちょうどいい。 朝日に向かって進んでいく。雲海までくると富士山がくっきりと見える。今日は空気が澄んでいる。 さらに進み、押出川あたりまでくると残雪が現れる。気温が低いため、かなり締まっている。ゴーロで足上げの高い、傾斜のある登山道を進んで行く。木がきれたところで振り返ると白く輝く甲斐駒ケ岳、北岳が目に飛び込んでくる。そしてその右手には富士山が凛々しい。高い木がなくなるともう間もなく編笠山の山頂。 このところないほどに今日は空気が澄んでいる。 まずは正面に八ヶ岳の名峰の数々。その左手に後立山連峰、槍穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山、中央アルプス、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、そして富士山、さらに奥秩父の山々と、360度の展望が広がる。しかし、風が強く冷たい。とても長居できる状況ではなく、とにかく青年小屋まで下る。 小屋前では3、4組が権現岳に向けて準備している。僕らもエネルギーを補充して再び歩き始める。しばらくは樹林の中の日陰が続き、あちこちに固い雪が残っている。ノロシバ近くまで来ると日差しが多くなる。見上げると目指す権現岳、そして左手にはこれから越えるギボシが迫る。クサリのついたガレた急登を登り、ギボシの最高点に立つ。編笠山と違い風が穏やか。気温が上がったせいか、もう少し風があってもいいくらい。 そして今日の目的地、権現岳に到着する。穏やかな日差しの中、日本一の富士山と日本アルプスの山々に囲まれ、至福のひとときを過ごす。 さあ、あとは三ツ頭を経由して下るのみ。正面に甲斐駒ケ岳、北岳などを見ながら黙々と高度を下げる。 しかし、延命水を過ぎ、観音平への遊歩道では一旦、70メートルほど下り登り返しとなる。 それでも予定よりだいぶ早く、ほぼ満車となった駐車場に到着し、大型連休を気持ちいい山行きで締めくくる。
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