活動データ
タイム
05:07
距離
42.6km
のぼり
60m
くだり
60m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るさが桜マラソン2019に参戦。福岡マラソン2018、熊本城マラソン2019に続いて、人生3度目のフル挑戦だ。今シーズン最後、平成最後のフルマラソンになる。 前日にたてた目標は以下3点 https://yamap.com/activities/3295113 ■目標 ①提供されるエイド(給食)を完全コンプリート ②5時間以内(SUB5)できればグロスで ③完走後、「後悔などあろうはずがない」と言い切る ■総括 心地よい大会でした。応援が温かい。熊本は熱いが、佐賀は「ほのぼの」という感じ。ボランティアも高校生とか若い人が多く、活気があったように思う。さがマラソンはコスプレに寛容らしく、趣向を凝らしたランナーもたくさんいて、楽しませてもらった。グラディエーターの集団は迫力満点だった。秀逸だったのはヤッターマンの3人組。ドロンジョさまが先頭を走り、その後方をボヤッキーとトンズラーが見事なトライアングルを形成したまま41キロ過ぎに私を追い抜いていった。わたしはくまモン帽子を被っていたが、「くまモン頑張れ」コールを30回くらいもらったと思う。最初は手を挙げて応えていたが、後半は余裕なく頷くだけだった。反省。 なお、目標に対する結果は約50% ①エイド完食は95%。梅干しだけ外した。今回は全給水・給食ポイントに立ち寄ったのだが、、、梅干しは意地でも食べるべきだった。 ②ネットタイムは4時間54分でPBを1分ほど更新したが、グロスタイムは5時間4分。スタートロスが10分あると、いまの私の走力では達成は苦しいようだ。 ③後悔はありありだ。冷静にペースプランを立てることができず、典型的なオーバーペースによるガス欠。イチローが言っていたように、少しづつ努力を積み重ね、来シーズン(できれば「さが桜マラソン2020」で)目標を達成したいと思う。 ■参戦記録 <前日まで> 今回は体調調整に失敗。3週間前に気管支炎、いったん治ったと思ったらレース5日前に再発。水曜日の時点ではDNS(スタートできず棄権)の可能性が極めて高かったが、なんとか市販の鼻炎薬と処方された咳止めを飲んでいる間は日常生活を送れるくらいには回復することが分かり、 今シーズン最後のレースで次レースは多分11月くらいになるから、、という言い訳で強硬出場を決断。少しでも回復をはかるため、前日夜は個人的レース前夜の定番、カレーを食し、21時就寝。 <当日朝> 4時半起床。しっかり眠れてよかったが、起きるとくしゃみと咳がでる。すぐに鼻炎薬を飲むと、20分くらいで症状は治まったため、一安心。念のため、気管支を広げるぜんそく用のパッチも装着。もはやドーピングの域に達しているような気もするが、背に腹はかえられない。 紅茶を飲まないこと以外は通常の食事を摂り、6時前にマイカーにて出発。肌寒いが、天気は悪くなさそうだ。 <スタートまで> 7時前にイオン佐賀大和に到着。すんなり駐車し、シャトルバスに乗って会場へ。シャトルバス車中で「イオン満車」の無線がはいっていたので、ギリギリだったことを知った。 7時20分には会場に到着。更衣室となっている体育館へ。1階はごったがえしていたが、2階は空席があったため2階へ移動して準備を整え40分ほど待機。 待機中に咳止め(たぶん5時間くらいしか効かない)投与、アミノバイタルを摂取。それにしても、暖かい体育館で椅子に座って待機できるのはとてもありがたいことだ。 8時15分頃、体育館内のトイレを利用。あんまり混んでいなかったのでラッキー。ぼちぼちいくか、ということでDブロックへ整列に。 途中、有名ブロガーのイチゴマンさんを見かけた。あちらは前方からスタートされる上、走力が違いすぎるので、今日はもう見ることはないだろう。。 整列してしばらくすると、DJ.YUYAのナビゲートでいろんな人の挨拶が行われた。土佐礼子さんが、「PB更新のコツは、イーブンペースです!」と言っていたので、ふむふむ、最初の数キロで今日の調子を見極めてイーブンペースでいってみようと決意する。 <スタート> 9:00になると、スタートの号砲が鳴った。鳴ったが、Dブロックは全然動かない。7~8分たってもびくともしない。今回の目標はグロスでの5時間切のため、この時点でかなり焦る。予想では熊本城マラソンより参加者が少ないので5~6分程度のロスを予定していたのだ。 そして約10分後に列が動き、スタート地点は意外に近かったので一気にスタート。時計をみると10分20秒くらい経過していた。・・・ということは、4時間50分を切らないと目標達成ができない。土佐礼子さんに手を振る余裕もなく、そんなことを考えていた。今考えれば、この時点で楽しむことを忘れているのでOUTだ。 <10キロまで> 最初の1~2キロ、大渋滞かと思いきや、そうでもない。右側を走っていると、ほぼ自分のペースで走れる。6分/キロペースで大してきつくなかったので、とりあえずこのペースを保ってみるか、と決める。(後で振り返るとこれが失敗だった。私の走力では、保つべきペースは6分20秒~30秒のはずだったのだ) 右側は応援が遠いのであまり面白くないが、とりあえず快適に走る。途中、メキシコ五輪の銀メダリスト、君原健二さんを抜いた。78歳のレジェンドは今回30回目のさがマラソンに連続参加しているらしい。バルーンの応援もあって、さすがは佐賀だな!と思った。天気がよくなければ見れないだろうから、ラッキーだ。コスプレランナーも結構みかけた。タケコプターにランドセル背負ったのび太(2人)、ミニーマウス、ピカチュウ、ウォーリーなどなど。 私はコスプレは恥ずかしいのでくまモンの帽子だけだ。中途半端な感じで逆に恥ずかしいかもな、と思いながら走る。7キロくらいで5時間のペースランナーを華麗に抜き去った。10キロ地点でジャスト1時間。ペース配分ばっちりだな、と勘違いしたまま、いい気分。 <中間地点まで> いったん県庁からスタート地点まで戻ったあとは吉野ヶ里に向かって走っていく。 「あなたはきのこ派?たけのこ派?」と問う看板をもった女性がいた。たけのこ派に投票したかったが、止まらなかった。後悔。 15キロ地点、ここでもジャスト6分/キロペース。ここで予定通り、アミノショットを摂取する。初めて食べたが、薬っぽくて不味かった。。。施設エイド?でゼリーをもらう。とても美味だったが、ミカンかなにかの粒が気管支に入る。しばらく悶絶しながら走る。 18キロ地点、公式エイドでバナナをもらう。梅干しもあったが、めちゃくちゃ酸っぱそうなタイプだったので、2秒ほど迷った末にスルー。道が片側通行になって走りにくくなったが、ペースを守り、中間地点で2時間8分台。おいおい、6分/キロペース完璧じゃないか。(よくよく考えれば、私のハーフマラソンのベストは2時間10分56秒。フルなのにハーフベストより2分も速いのは完全にオーバーペース) <25キロまで> 23キロくらいで吉野ヶ里公園へ突入。公園は大変気持ちがよい上に、家族連れがたくさんいて心温まる。私のすぐ後ろをドラえもんコスをした人が走っていたみたいで、子供が「ドラえもんだ!」「ドラえも~ん頑張れ~」とすごい人気だった。子供たちは私のくまモン帽子など一切無視だったので、帰ったらドラえもん帽子について調査してみる必要があるな、と心にメモ。 そういえば、恒例のひょっとこ集団もここにいた。ひょっとこはイベントのどこにでもいる気がする。そして、公園内のエイドで目玉の神埼そうめんをもらう。福岡マラソンの牧のうどんより食べやすく、おいしかった。ぜんざいとさがほのか(苺)も食べる。美味いじゃないか!さがマラソンのエイドの質はかなり高い気がする。 <30キロまで> 吉野ヶ里から折り返して後方のランナーとすれ違いながら走る。謎のグラディエーターっぽい集団が、肉体美を強調して走っていた。さがマラソン名物で中高年の女性に大人気だそうだ。 ひょっこりはんもどきも見かけたが、写真は撮れず。各県の応援旗がたっていて、すごいな~と思いながら走っていると、27キロ地点くらいで急に足が重くなる。あれ?この感じは熊本の32キロくらいの感じだ。。やばいかもしれない。 ごまかすために、エイドでバナナとプッチンプリンを食べる。プリンは予想以上にトロッとしていて美味かった。実は今回一番美味しく感じたのはこのプリンだ。 30キロ地点で時計は3時間11分。ペースが落ちているとはいえ、まだ熊本城マラソンより2分早い。さがマラソンはこの後も平坦だから、なんとかごまかせるだろうか。 <35キロまで> 右足のふくらはぎに異変。5歩走ると1回はビクッ。つる寸前だ。ああ、これは、、熊本の40キロあたりの症状だ。そうか、足が売り切れるとはこのことか。。どうしよう。。ここで5時間ペースメーカーとすれ違う。ちょうど1キロくらい後方のようだ。残りを7分30秒くらいで走れば追いつかれないはずだが、この足でどこまでいけるのか。あれれ。両ふともももピクピク痙攣しているではないか!ここで、ももを叩くと効果ありと聞いていたことを思い出し、一瞬止まって太ももをガシガシ叩いてみる。すると、本当に治った。スゲーな、どこで聞いたんだったっけ、、他にも何か役に立つことなかったかな。。 そうこうしていると、まるぼうろの給食地点。チョコチップと紅芋のタイプがあったが、紅芋を選択。口の中の水分がもっていかれる。あわてて水を飲むが、水がなんか不味い。どうやら水道水のようだ。。テンションがさがり、35キロ地点では3時間50分。8分/キロペース?これはまずい。非常にまずい。 <40キロまで> さがマラソンは平坦なのだが、それでも小さな橋とかはあるので、わずかなアップダウンはある。本当にわずかなので、普通なら感じることもないのだが、もはやその登りでも走ることはできない。ピンクの小城羊羹を食べても元気はでない。呼吸と頭は回っているのだが、右ふとももが走ることを許さないので歩いているのと変わらない速度でなんとなく走っている感じだ。 39キロ付近、ついに5時間ペースメーカーに抜かれる。そしてあっという間に見えなくなった 今日は抜かれたら追いつく術はないことは分かっていたので悔しいことは悔しいが、涙はでなかった。沿道から「いまから頑張れば5時間切れるぞーー」という掛け声がかかっていたが、 もはや頭の中はネットSUB5と、この先で待っているはずのブラックモンブランだけだ。 40キロで4時間35分。残りを9分台/キロでもネットSUB5だ。止まらなければいけるはずだ。ブツブツ。。 <ゴール> 40キロを過ぎると風船を飾り付けた応援スポットあり。もし桜満開でここを快走できたらさぞかしカッコいいことだろう。そして、待望のブラックモンブラン。想像していたより硬くてなかなか口の中で溶けなかった。ここで水をのんでしまい、また変な味。さっき学習したはずなのに。。。我ながらアホだ。最後のエイドが終わると、間もなく競技場へ。競技場のゴールはやはりいいものだ。第2レーンをゆっくりゆっくりなんとか走る格好だけしながら、ついにゴール。 <ゴール後> タオルとロックアイス、水と丸ぼうろをもらって完走証を受領。ボランティアの方にICタグを取り外してもらって芝生に座り込んだ。いつもの魂が抜けるような燃え尽きた感じと満足感ではなく、もう少し頑張りたかったなあという気持ち。 しかしながら、ゴールしてから咳止めが切れたのか、ゴホゴホゴホゴホゴホ。そうだった、体調考えれば十分か。早々に立ち上がり、おもてなしのコーナーへ。苺、トマト、飴湯、ヨーグルトなどを美味しく頂いた。エアーサロンパスをもらい、撮影もしてもらった。豚汁と餅は行列がすごかったので断念。ラッキー賞なるものがあり、総合順位下2けたで当たる「いちごジャム」が当選していた。なんだかラッキー。その後、大抽選会にも参加したが、こちらは参加賞のカットバンのみ。残念。体育館にもどり、咳止めを飲んで着替えと貴重品返却を済ませてシャトルバスで駐車場へ。帰ってビール飲みたいところだが、この体調でアルコールは危険すぎるので資さんうどんでかしわうどんを食べていつものジムで風呂に入り、明日は病院にいこう、と思いながら20時に就寝。来シーズンのマラソンでは自己記録と感動を肴に最高のビールを味わいたいものだ。
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