活動データ
タイム
14:20
距離
34.0km
のぼり
2024m
くだり
2024m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る【アクセス】 富山方面から上高地へはあかんだな駐車場まで行き、濃飛バスに乗り換えて上高地へ行きます。バスの始発は6時20分、以降30分ごとに出発。駐車場は1日600円、バスは往復2,050円でした。 【お天気】 1日目 晴れ〜雲〜晴れ 2日目 晴れ 【感想/記録】 山開き以降の上高地から初の北穂高岳へ行ってみました。冬の上高地は3回行きましたが、雪の無い上高地は今回初めてです。上高地と言うとオシャレな観光客や山ガールが集い、穂高はプロやベテランの登山者が集うところ。田舎者で登山初心者のオッサンには無縁な場所と思っておりました。しかし北アルプスを語る上で穂高は外せません。今まで食わず嫌いで上高地は避けていましたが、実のところは上高地へはマイカーで入れず、自宅からちょっと遠いこともあって足が向きませんでした。と言う訳で、残雪期の穂高の中でも比較的初心者には行きやすそうな、北穂高岳に行ってみることに。 朝は3時前に起床し、自宅を4時前に出発すると、5時20分頃にあかんだな駐車場に到着できました。予想よりもちょっと到着が早かったですね。朝食を食べてから始発の上高地行きバスに乗車し、7時前には上高地バスセンターに到着。ここから徳沢、横尾を経て、本谷橋を渡り涸沢を目指し、北穂沢を登って北穂高岳に登頂。北穂小屋に宿泊予定です。片道17km程、標高差は1600m程もあり、果たしてたどり着けることができるのかちょっと不安です。 横尾まではほとんど上高地の散策という感じの歩きやすい平坦な道が続きます。横尾を過ぎると徐々に傾斜が登山道が急になって岩もあり、登山道らしくなってきました。本谷橋を過ぎると所々に雪渓が出てきますが、ちゃんと雪切りしてあるのでつぼ足で行けました。涸沢が見えるところにまで来ると、雪渓が繋がりました。 12時15分頃にようやく涸沢小屋に到着。上高地から長かった。ここで昼食を頂き最後の北穂高沢を詰めていきます。装備をアイゼン、ピッケル、ヘルメットに変更し、ひたすら雪渓を登って行きます。途中で雪渓が切れてしまい、藪っぽいところをトラバースする場所もありました。登っている途中で雲が出てきて山頂付近がガスってしまいましたが、幸いお天気は崩れずまた青空が戻ってきました。 この雪渓は標高が上がるにつれて傾斜がキツクなる感じがして、いやらしい斜面が続き、立ち休みが多くなってなかなか高度が上がりません。それでも3時半前には、ようやく稜線にたどり着きました。今まで登ってきた急坂を見ようとすると落ち込んで見えないくらいでした。アイゼンを外して、ピッケルをザックにしまい、少し稜線を登るとすぐに北穂高岳山頂に到着しました。とりあえず写真を撮影し、北穂高小屋はどこかと探すと、山頂のすぐ下にありました。 宿泊手続きをしてすぐビールを飲んで、一息ついたらまた撮影ですが、残念ながら雲が多くて槍ヶ岳が見えません。外にいると寒いので一旦小屋に戻って、暖まっていると次第にガスが晴れて、槍ヶ岳や北アルプスの山々が見えてきて、山頂で撮影タイムです。夕食後もまた山頂で夕日の撮影タイムとなりました。小屋から山頂まではすぐなのですが、ここは標高は3100mもあるためか空気が薄く、身体がポンコツになったみたいで、すぐ息が切れ足が上がりません(´Д` )。幸いガスは晴れ北アルプスの山々が一望でき、夕日が沈むのを十分堪能でき撮影が楽しめました。 翌朝は4時過ぎに起床し、すぐに北穂高岳山頂へ。山小屋から山頂までは本当にあっという間です。幸い天気予報通り晴れですが、風が強くてアウターと手袋が無いと寒いです。フードとネックゲイターで寒さをしのぎながら撮影を続けます。常念岳の向こうから日が昇り、北アルプスの山々が燃えるように赤く染まります。今回も期待通りの朝焼けが見られて満足でした。 朝食を食べて準備を調えたらまた、北穂沢の急坂を下っていきます。傾斜はちょっとキツイですが、雪は良く締まってアイゼンが効きますので、アイゼンの踵の爪を蹴り込んでいきます。注意していけば雪も腐っているため、滑落の恐れは少ないと思いますが、ピッケルと念のためポールを一本持ってドンドン降りていきました。雪渓を下っている途中で暑くなったので、アウターのグローブを外し、あっという間に涸沢まで降りてこられました。ここからはまた長い道のりとなる横尾、徳沢、明神を経て上高地バスセンターに午後1時前に戻到着でき、1時発バスに乗ることができました。 上高地から涸沢は距離が長いうえに、北穂沢の約800mを登るのは大変で、体力の限界に近かったかもしれません。おかげでオッサンの身体がボロボロで、帰ってから筋肉痛と疲労感がマックスです(笑)。でも幸い天気予報通りお天気が良くて、今回も夕陽や朝日の撮影が楽しめ満足な山行が楽しめました。 今回宿泊した北穂高小屋は1泊2食で9500円、宿泊者には水やお茶は無料と、日本一標高が高い山小屋としては料金は良心的です。小屋のスタッフの方の対応も良く、ご飯も美味しく快適でした。今回は土日に宿泊しましたが、宿泊者は20人弱と少なかったです。こぢんまりとした山小屋なので食堂はちょっと狭く、今回は4人部屋を4人で使用となりました。宿泊者が多くなると、ちょっと大変になるかも。また、今回は2日目の山行記録はYAMAPをスタートさせるのを忘れて、雪渓を下っている途中からスタートさせるという痛恨のミスをしました。 【注意点】 北穂沢の雪渓は雪がドンドン溶けていますので、今後はさらに雪渓が途切れるけど夏道はまだ出でこず、歩きづらくなりそうです。北穂沢の斜度はキツイため、途中でアウターを着るなど、ザックを降ろしていると装備を滑落させる恐れがあります。万が一装備を滑落させると、降りて装備拾ってまた登るのはかなり困難だと思いますので、登る前に装備を調えた方が良いと思います。 前回の立山では暑くて飲料が足りなくなったので、今回は水筒の他に500と350mlのペットボトルを持って行きましたが、本谷橋では飲めそうな清流が流れており、北穂高小屋はお茶や水が只。給水ポイントは要所にありました。 北穂高小屋は標高3100mにありますので、それなりに寒く、ダウンの上下の他にビーニーが必要でした。 頂上付近ではソフトバンクは不通でしたが、唯一4Gの電波を捕まえることができたのが、山頂から高山市方面にiPhoneを向けたときでした。電波を捕まえるiPhoneの位置、高さ、角度が難しくスイートスポットはかなり狭い印象でした。 涸沢や北穂沢の手前は雪崩のデブリが堆積し、落とし穴が多数ありました。 【コース状況】 ・上高地バスセンター〜横尾 高原の散歩道ですが落石のあるところで、こぶし大の岩が目の前で落ちてきましたので、一応注意が必要かと。 ・横尾〜涸沢 雪渓を横切るポイントはステップが切ってあり、つぼ足で大丈夫でした。 ・涸沢〜北穂高小屋 雪は腐っていましたが、急坂の雪渓なので、前爪のあるアイゼンとピッケルが必要です。日没後や早朝の雪は再凍結し固くなります。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 1066 993 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 134 147 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 16 13 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 189 20 ウォーキングの距離(km) 26.17 23.15 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩) 32,885 28,510 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数) 55〜118 54〜113 体重 61.8 -> 61.7
活動の装備
- オリンパス(OLYMPUS)M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
- マムート(MAMMUT)Climb Jacket AF Men
- マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)STRETCH TYPHOON JACKET MENS
- パナソニック(Panasonic)望遠ズームレンズLUMIXGVARIO35-100mmF4.0-5.6マイクロフォーサーズ対応H-FS35100-Kブラック
- モンベル(mont-bell)U.L.サーマラップ ジャケット Men's
- マムート(MAMMUT)Spindrift Guide45
- マムート(MAMMUT)Skywalker2
- その他(Other)Sport38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
- サーモス(THERMOS)山専用ステンレスボトル FFX-500
- モンベル(mont-bell)LXB-12アイゼン
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX アルパインスパッツ
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