活動データ
タイム
09:05
距離
11.5km
のぼり
1523m
くだり
1522m
活動詳細
すべて見る【アクセス】 富山からは北陸自動車道から糸魚川インターチェンジで降りて、国道148号線を進み立山黒部アルペンルートの扇沢駅を目指します。扇沢駅の向かって左側の関西電力作業道路脇に登山口があります。 【お天気】 雲 【感想/記録】 山岳怪のJ氏とM氏が紹介された、スバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳からの立山連峰の裏側を見てみたいと言う訳で、後立山連峰の南部にある針ノ木岳へ行くことに。登山口は立山黒部アルペンルートの長野県側の入口、扇沢駅にあります。アルペンルートを使うと扇沢駅に楽に来られますが、交通費がとても高いのでマイカーで。朝3時前に起床し、3時45分頃に出発し6時過ぎには扇沢駅に到着。富山から扇沢駅までは2時間20分ほどもかかり、ちょっと遠いですね。これだけの時間があるのなら北陸新幹線だと東京まで行けます(笑)。無料駐車場に車を止め準備をしてから、登山口から進んでいきます。 登山口からしばらくは作業道路を横切ったり、徒渉したりして進みます。針ノ木自然遊歩道の看板があるところから、登山道らしくなります。最後の徒渉は沢幅がちょっと広く、水に落ちないように飛び石を伝って渡りました。しばらく進むと営業前の大沢小屋に到着。さらに進んで行くと登山道に岩があって、ロープや鎖が設置されるところに到着。ここからすぐのところで針ノ木雪渓に取り付きます。アイゼンとヘルメットを装着し、ウインドウブレーカーを羽織って雪渓を進みます。 残念ながら高曇りして景色は今ひとつでしたが、日射しが弱かったのでサングラスは付けず、日焼け対策は特にしませんでした。雪渓の最初は斜度が緩やかでしたが、進むに従って斜度が増してきます。途中には落石もありましたが、幸い岩が落ちることもなく順調に進めました。雪は腐っており斜度も比較的緩やかなので、滑落する危険性は低そうです。ピッケルは出さずにストックだけで進みました。雪渓の難点は進んでも景色の変化が乏しいことですね(笑)。マヤクボ沢と針ノ木雪渓直進の分岐点に出ましたが、ここは針ノ木雪渓を直進しました。さらに雪渓を進むと斜度が増してきますが、北穂沢や白馬岳の大雪渓よりも斜度は緩やかでした。それでも直登すると大変なので、ジグザグに進んでいくと、11時過ぎにようやく針ノ木小屋のあるコルに到着。 針ノ木小屋からは富士山や槍ヶ岳、穂高連峰も見えましたが、立山連峰はまだ見えず。ここから針ノ木岳頂上を目指しますが、稜線上に雪が無いと思っていたらまだたっぷりとありました。頂上までは雪稜をトラバースする感じで進みますが、ここは斜度がかなり急なので、一見すると滑落しそうでした。しかし、幸いもう気温が高く雪が腐っているので、滑落は大丈夫そうで、万が一滑落しても止まれそうでした。むしろ山側の岩と雪の間に隙間があるので、滑落を恐れて山側に寄りすぎるとここに落ちそうで、ちょっと恐かったです。 雪稜のトラバースが結構時間がかかり、12時過ぎにようやく針ノ木岳頂上に到着。立山連峰やエメラルドグリーンの黒部湖、さらに後立山連峰や、裏銀座から槍ヶ岳や穂高連峰の山々や高瀬ダムも見えました。残念ながら雲が出てきて立山や剱岳にも雲がかかって、青空の下の山々を眺めることはできませんでしたが、いつもとは違う景色が見られて感激でした。ここで昼食を食べてから一休みをして、今度はマヤクボ沢から降りるために、スバリ岳方面へ下山しました。途中の登山道に張られてあった虎ロープが途中で引きちぎられて、明らかに崩落していました(´Д` )。登山道はザレており回りの岩も脆そうなので、手がかりにはなりづらく、ここを進む勇気はちょっとありませんでした。思い切って進んで滑落する前に向こう側の登山道にたどり着くか、失敗して黒部湖まで滑落するかの、一か八かの選択もありましたが、黒部湖までは行きたくないので、ここで引き返しました。どうやら登山道より上にあった脆い岩石が崩落し、登山道を直撃して崩落させたようです。 帰りはまた山頂から雪稜をトラバースしていきましたが、今度は下っていくので体力的には楽です。でも登りよりも雪がさらに腐ってグズグズになって、アイゼンが効きにくくなっていました。針ノ木小屋でピッケルをしまってストックを出して、針ノ木雪渓ドンドン下りましたが、途中は風が無く雪渓の上にいても暑かったですね。雪渓の取り付き地点まで戻りアイゼンとヘルメットを解除して、登山道を下山していきました。アウトソールが固いライトアルパインシューズ、Sirio P,F.730では滑ったりして歩きづらく、途中コケたりしながらも登山口に4時前に到着。扇沢駅の破砕帯の水で顔を洗って、喉を潤してお土産に空のペットボトルにこの水を充填して終了でした。 ヤマテンでは午後から高曇りの雲も晴れて青空が出てくる予報ですが、残念ながら一日中高曇りで、最後は山頂付近もガスってしまいました。針ノ木岳は初めてでしたが、ここからだと表〜裏銀座や槍ヶ岳、穂高連峰、立山連峰が一望でき、北アルプスを眺めるのにはなかなか場所ですね。今日は疲れもあって針ノ木岳のみの登山となりましたが、お天気が良い日にはテント泊でまた来たくなりました。針ノ木岳のピストンでも結構疲れましたが、1日でスバリ岳、針ノ木岳、蓮華岳の三座もシレッと制覇された山岳怪のJ氏、M氏は改めてスゴイと敬服しました(`_´)ゞ。 【注意点】 この時期の雪渓は気温が上がって雪は腐っていますが、気温の低い朝等は締まっているので、アイゼンやピッケルは必要だと思います。 北穂高岳の反省を生かして、水分は1.5リットル持って行きましたが、曇っていても1リットルを消費しました。晴れていると2リットルほどあると安心かも。途中には徒渉ポイントや湧水がありますので、給水できるポイントはありますが、飲料に適しているか分かりません。 曇っていても思いの外日焼けしましたので、日焼け対策はしっかりとした方が良さそうです。 【コース状況】 登山口〜針ノ木雪渓の取り付きポイント 普通の登山道てすが、途中には徒渉する沢が何カ所かあります。雪渓の直前の登山道にはロープが設置されている場所もあります。 針ノ木雪渓〜針ノ木小屋 標高1850m付近で雪渓に取り付きましたが、融雪状況によって取り付きポイントが変わってくると思います。雪渓の下部は雪解け水が轟音を立てて流れています。あまり雪渓の下部に行くとスノーブリッジを踏み抜いて、雪解け水が流れている沢に落ちそうですので、雪渓を下りすぎないように注意が必要です。 針ノ木小屋〜針ノ木岳頂上 雪稜をトラバースしますが、雪は腐っているので滑落の恐れは少ないですが、斜度が急なので注意が必要です。 針ノ木岳〜スバリ岳方面 途中の登山道が崩落していましたので、ここは無理して行かない方が良さそうです。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 1193 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 222 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 16 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 277 ウォーキングの距離(km) 23.05 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩) 27,384 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数) 54〜115 体重 62.5 -> 61.2 日帰りの登山だと休息が十分できないのか、体重は落ちますね。
活動の装備
- パナソニック(Panasonic)望遠ズームレンズLUMIXGVARIO35-100mmF4.0-5.6マイクロフォーサーズ対応H-FS35100-Kブラック
- マムート(MAMMUT)Spindrift Guide45
- マムート(MAMMUT)Skywalker2
- その他(Other)Sport38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
- サーモス(THERMOS)山専用ステンレスボトル FFX-500
- モンベル(mont-bell)LXB-12アイゼン
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX アルパインスパッツ
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