オオヤマレンゲを愛で、タヌヤンを愛でる　稲叢山

オカカさん、ライスさんを始め、四国YAMAPで稲叢山のオオヤマレンゲ情報が多数。 日曜日は、四国YAMAP縦走部第1回山行で保井野登山口駐車場に前泊予定。 どうせ前泊するなら、オオヤマレンゲを求めサクッと登ってサクッと愛でてサックと下山、そのまま西条市で温泉でまったりしてから保井野で合流しよう。 どうやらタヌヤンも同じ考えだったようで、コレ幸いと1日エスコートしてもらった。 ふたりでの山行は初めてで、あのスピードについていけるか気が弱いのでドキドキです。 ■やっぱ早い 待ち合わせはダム湖駐車場に朝8時。 朝、高知を6時に出発すれば2時間もかからず到着するが、これまでの経験上、愛媛YAMAPの面々は待ち合わせ時間30分前には現場に到着している。 遅い車にイライラしながら、車を飛ばすもほぼ時間通りに現着となってしまいました。 当然、先に着いていたタヌヤンに何時来たか尋ねると7時という返事。 相変わらずキレてるなと思いつつも口に出せません。 気が弱いので。 お天気が微妙すぎて判断しづらいが、翌日の行程を考えて今日は足慣らし程度にしておこうということで、ダム湖駐車場に1台デポしてトンネル登山口へ移動。 どんなユルユル山行でもあまりしない蛮行です。 ■一応聞いてくれます 全国のタヌヤンファンの方はご存じだと思いますが、タヌヤンは山行スピードが異常に高速です。 ごくごく普通の自分は登山口からドキドキですしたが、登り始めてすぐ、このくらいのスピードで大丈夫ですかと聞いてくれます。 少々早めかなと思いつつも気を使って大丈夫ですと返事すると、ギアひとつ上がったように早くなります。 どうやら世間体を気にして一応聞いてくれたようですが振り返る気は一切ないようです。 気が弱い自分はもちろん黙って耐えてついて行きます。 そんなスピードだから尾根の分岐まではあっという間に到着。 すぐに西門山に向かいますが、すぐにオオヤマレンゲポイントに遭遇。 でもスピードを緩める気配がないので、「あった！」と言ってみます。 すると急ブレーキ。 どうや本気で見えてなかったようです。 花を見に登りに来たんぢゃないんですかとちょっとだけ心の中で突っ込んでしまいました。 勿論口に出して言えません。 気が弱いので。 ■見逃してくれません さらに、オオヤマレンゲを求めて西門山に向かいますが、ふたりとも勘違いをしていたようで、行けども行けどもオオヤマレンゲは見つからず山頂の近くまできてしまいました。 普通はココまで来たら山頂へ行こうということになるかもしれませんが、二人の頭の中はオオヤマレンゲを愛でることだけに集中しているので山頂にまった興味がありません。 すぐに引き返します。 分岐までの帰路はタヌヤン自ら自分のスピードでは見逃してしまう恐れがあるので先頭を交代して欲しいとの要望。 賢明な判断と思ったのですが、後ろから獲物を追い詰めるような独特の強いプレッシャーに焦り、下りては行けない崖にミスルート。 途中で気づいて登り返すもザラザラガラガラの斜面に悪戦苦闘の半泣きで復帰。 ふと気づくと異常な身体能力ですでに崖を登り切っているタヌヤンが屈託のない笑顔でファインダーをコチラに向けていました。 笑顔ですが少しのミスも見逃してくれません。 恥ずかしい一部始終を連射されてしまいました。 死ぬほど怖かったのですが、どうやら体を張ったボケだと思われたようです。 勿論なにも言えません。 気が弱いので。 ■山頂なんて行きません 見逃したポイントがないかと探り探りで分岐まで戻ってくると、多くの方がオオヤマレンゲを求めて登ってこられます。 互いにオオヤマ情報を交換してご挨拶。 鉄塔コースもまだキレイですよとの情報に我々も向かいます。 もちろん見逃さぬよう巡航速度です。 すでに花モードに入っているタヌヤンには山頂に行くなんて選択肢はもうないようです。 この頃にはオオヤマレンゲ以外の被写体にもガッツリ喰いつき時間をタップリかけて撮影。 女性と花を撮るときは時間をかけるなーと思いつつも勿論、口には出せません。 気が弱いので。 しかしお互い昨年は見ることができなかったので大満足の一日でした。 山頂にはいかなかったけど。 ■まったりエスコート 下山後は、タヌヤン、モリヤンの二大四国ヤン行きつけの中華屋さんでお昼ご飯、その後、タヌヤン行きつけの温泉にてまったりです。 家族風呂に入りませんか？YAMAPで受けますよとお誘いいただいた。 気が弱いのですが、そこまでは流石に体は張れないので丁重にお断りしました。 疲れを癒してveryヤン、くりきんさんと待ち合わせて保井野登山口に向かいます。 保井野では合流したよっしー、ライヤン、IKさんと共にブルーシートで大宴会。 取りあえず夜空に星は見えているが、予報は微妙な感じ。 さて、明日はどうなるか。 翌日に続く