雨上がりの大江山連峰縦走 蛇紋岩の赤石ケ岳、大江山、鳩峰

2016.06.17(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 56
休憩時間
1 時間 21
距離
12.1 km
のぼり / くだり
937 / 967 m

活動詳細

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コース:鬼嶽稲荷神社~双峰~赤石ケ岳~大江山~鳩峰まで ピストンしてPへ。 先週雨で延期になっていた大江山縦走に行ってきた。 大江山は鬼退治で有名だが、3年前初めてここに登る前、私がこの山について知っていたのは、百人一首の「おおえやま いくののみちのとおければ・・・」だったが、実は京都西山にある別の大江山(大枝山)だったようだ。 大江山~鍋塚までは、3年前も6月中旬で、かなり暑くて、へばりそうになったのを覚えている。 今回4人中2人が初めて来たので、初めは鞍部に駐車、大江山までの往復、そして北東の鍋塚に行き、鞍部のPまで往復する一般的なコースの予定だったが、前夜に急遽、未踏の赤石ケ岳に行きたくなり、新たなコースを提案したら、賛同してもらったので変更^^! 車で登山口に近づくと、いろんな愛嬌のある酒呑み童子の鬼の像があちこちにあり、初めての友らは、はしゃいで写真を撮りまくっていた。 前日の激しい雨で登山道は初めから湿っていて、滑りやすい。 堅くて太い枝を拾って、鬼退治の木刀にするなんてうそぶいてストック代わりにする友^^ 大江山との分岐までの道は、結構広く整備されていてのんびり花や春に咲く野草、木を探しながらのんびり歩く。 分岐から西の赤石ケ岳までは、結構長い! しかし山近くの稜線は、草原のようになって見渡せてとても気持ち良かったが、赤石の裾に近づくと、急に蛇紋岩の滑りやすい斜めの大きな岩が山頂までゴツゴツと続き、空腹の私(すぐお腹をすかす、腹減らし><)は、シャリバテしそうで一層歩きにくかった><; 昼食後は、大江山(千丈ケ岳)、鳩ケ峰への激下りをしてピストン。勿論、激上りで戻ってくる>< 戻りは、向かい風が頬をなでて、暑さがしのげた。 この山は、田中澄江氏が選んだ花の百名山。 タニウツギ、ヤマツツジ、ニガナ、ヤマボウシ、ササユリ、シモツケ、ノバラなどの花、それに春に咲くだろういろんな葉っぱにも出会えた。山頂にはオトギリソウの葉が。特に、あちこちに咲いていたアザミは色鮮やかで、この夏は初めて。新鮮さ一番だった。花の形のまま落ちる白いエゴの木の落花はじゅうたんのように沢山だった。 大江山連峰。新たな赤石ケ岳と稜線コースに加えて期待以上にいろんな花に出会えて良かった^^ 三度目に行く時は、是非花咲く春に行きたい♪ 追記: 「・・・平安京の繁栄―それはひとにぎりの摂関貴族たちの繁栄であり、その影に非常に多くの人々の暗黒の生活があった。そのくらしに耐え、生きぬき抵抗した人々の象徴が鬼=酒呑童子であった・・酒呑童子は頼光に欺し殺される。頼光たちは、鬼の仲間だといって近づき、毒酒をのませて自由を奪い、酒呑童子一党を殺したのだ。・・」 という大江山の「鬼伝説その3」、源頼光の鬼退治を興味深く読んだ。地元の人々の鬼への想いが、愛嬌ある鬼の像になったのだろうな。

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