活動データ
タイム
09:31
距離
30.9km
のぼり
2035m
くだり
2056m
活動詳細
すべて見る茂来山・御座山周辺の林道は、98年に初めてバイクで走って以来、毎年GWや体育の日の頃に来ていまして、長年ロングダートを走り回ってきた中でも最も好きなエリアでした。特に茂来山は、国道299号の川久保側から見ると、まるで丹沢大山みたいにドーンと構えていて、すぐ東西に同じ高さの連山がないことから、大変容姿の優れた山で印象に残っていました。丁度小海町・北相木村を挟んで南に向き合う御座山も、その尖った山頂が大変麗しい山容で、両方とも登山を始めた去年から登ってみたいと思っていました。 初日に歩いた茂来山の親沢ルートはマイナーなコースですが、秋の松茸シーズンを外せば信濃沢林道が開放されているので、登山道入口まで車で行けます。しかし、ゲートからは先は荒れているので、最低地上高が高目の車でないと厳しいです。秋の松茸シーズンではゲートが閉ざされますので、ゲートから入口まで2kmほどの林道歩きを強いられます。親沢入口からの登山道は踏み跡がしっかりしていて、コースを見落とす心配はないものの、勾配がずっとキツいままで階段等も一切ありませんが、最も短い距離で登ることができます。しかし、最後まで一気に登る感じの勾配のキツいルートなので、距離に相反して結構疲れます。しかし、山頂の景色は360度の大パノラマで、絶景がそんな疲れも吹き飛ばしてくれます。 霧久保への下りは前半がつづら折れのキツい勾配ですが、ほどなく平均的な傾斜になって、大木の「コブ太郎」辺りからは比較的緩やかな区間になります。距離は長くなりますが、楽なコースです。入口の広場が駐車スペースになっていて、結構な台数の車を止めておけるようになっています。 2日目の御座山へのルートは4つあります。南相木側には栗生入口が、北相木側には長者の森入口・白岩入口・山口入口の三つがあり、このうち最もマイナーな山口からのコースを進みました。ほとんどの皆さんは栗生か長者の森ルートを利用しているようです。実際、山口ルートは山木林道に入って雑草まみれのダートをしばらく走り、林道の支線分岐からが登山道の入口を兼ねているものの、駐車スペースはこちらにはなく、利用者も皆無でした。そこからも車道がしばらく続きます。ただし、勾配が急で道も荒れているので、しっかりした轍があるものの、四駆車でないと100%無理です。しかも、枝が路面にたくさん落ちているので、やはり車だと四駆でも難儀しますし、途中倒れかけた木があってそれ以上は進めません。Uターンもできないので車ではやはり無理です。バイクは山木林道分岐から1.9km先まで進めましたが、そこからはバイクでさえも通れるような道ではなくなり、歩道かどうかもはっきりしない登山道になっていました。 この登山道は全く整備されておらず、もう廃道状態ですし、勾配もただただ厳しい登り一辺倒で、道と言うか斜面と言うレベルのものでした。道そのものもところどころ消滅していて、迂回して何とかルートに戻るものの、尾根筋の合流点に至るしばらく手前で完全に道がなくなっていました。勾配もただひたすら涸れ沢沿いに真っ直ぐ登るために大変キツく、ロープも鎖もないので少々危ない区間が多いです。倒木も非常に多く、道がそのために遮断されることも多々ありました。また、シダが繁殖していて葉を広げるため、路面が見えなくなってなおさらルートが分からなくなります。とにかく何度も踏み跡がなくなりますから、遠くにあるリボンを何とか見付けて、歩けるところを自分なりに探して登る形になります。特に、最後の栗生ルートと合流する鞍部に到着するしばらく手前からは全く道が消え、獣の足跡らしきものを頼りに登りましたが、正規のコースは金山沢のコルに出るところ、それより100mほど北側の分岐でも何でもないところに出ました。車の入れないところまでバイクで登ってからいよいよ道のないところで止めておいたので、後で車で回収しに行きたくても、軽トラでは山木林道分岐までしか行けず、そこから2km近い登りを強いられるので、帰路も同じルートで戻るのが得策かなと考えたものの、歩いていて「この急勾配な上にルートがあるのかないのかサッパリ分からない道は、下りでは絶対危険」と思い、予定通り栗生に抜けて、車で山木林道に進み、再び歩いてバイクを置いた地点に進みました。 御座山は尖った岩場の山頂からの眺めが壮大で、人気があるのもうなづけます。この日も10人くらいのハイカーの皆さんと挨拶を交わしましたが、道は厳しくても人を惹き付ける魅力のある山であることは間違いないです。 なお、初日は一日中晴れ、二日目は午前中までが晴れで、11時半頃から風が出てきて、正午からは小雨になりましたが、ルートが森の中で、上手いこと濡れずに済みました。 【参考】http://www.topgabacho.jp/YMP/Solotouring/solotouring110508/solotouring9.htm
活動の装備
- オリンパス(OLYMPUS)オリンパスFTL
- ペンタックス(PENTAX)ペンタックスMV-1
- その他(Other)HOLUX
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