医王山（堂辻〜鳶岩〜大沼）

快晴なのですごく山に行きたいけど、なんせ風が強すぎるから高い山はやめておくのが賢明、でもどこかに行きたい。午後からサクッと行けて、楽しいところ、ないかな…。そうだ、鳶岩にいこう！ 富山県側、百万石道路の堂辻から登山開始。最初は水平道を歩き、沢の分岐点まで一気に下ります。4月末に来たときより沢の水は少なくなり、渡り易くなっていました。沢を渡ると、カニの横ばい。水が流れている岩の上を歩く絶壁トラバースはスリップしないよう慎重に。ここはやはり一番の難所だと思います。 カニの横ばいをすぎたら、いよいよ鳶岩への登り。前回は大渋滞だったけど、今日はだれもいない！ラッキー！今回の山行に課したマイルール「鎖を一切触らない」を実践しました。しっかり三点支持を意識したら、ホールドも足場も豊富なことがわかったし、鎖を持つよりも安心感がありました。登山口から鳶岩まで40分でした。 医王山のシンボル、鳶岩をひとりじめするぜいたくなひととき。鳶岩からは、大沼（おおいけ）が見下ろせます。そこまで行ってみることにしました。 鳶岩への岩場の登りは、本来は登り専用の一方通行ですが、ほかの登山者がいなかったので、下ってみました。もちろん鎖は触らないを実践。やっぱり下りのほうが神経つかいます。トレランの方とすれちがいました。 鳶岩の取付点に戻り、分岐を大沼へ。分岐点からは5分たらずで大沼に着きました。水も澄んでてきれいでした。イモリ？サンショウウオ？どっちかわからないけど、たくさん泳いでました。 さきほどの分岐点にもどる途中、三蛇ヶ滝まで5分とあったので、そこにも行ってみました。すこし下ると、緑に囲まれた美しい滝がありました。三段になっているので三蛇ヶ滝と呼ばれてるそうです。 分岐点に戻り、カニの横ばいを通って、もときた道をもどりました。 かえりみち、車で百万石道路を通行中、草刈りをしてるおじいさんがいらっしゃったので、徐行してあいさつしたら、笑顔で「ごくろうさまです！」って返してくださって、懐の深さを感じる…。山で遊ばせてもらえてるありがたさを噛み締めました。医王山よいとこ一度はおいで。