雲海!!竹田城跡

2014.11.24(月) 日帰り

活動データ

タイム

06:58

距離

13.9km

のぼり

829m

くだり

829m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 58
休憩時間
1 時間 25
距離
13.9 km
のぼり / くだり
829 / 829 m
43
9
5
2 59
1 21
36

活動詳細

すべて見る

竹田まちなか観光駐車場ー南登山道ー竹田城跡ー南登山道ー表米神社ー寺町通りー旧木村酒場 ENで昼食ー朝来橋・円山川ー立雲峡ー第三・第二・第一展望台ーおおなる池ー竜神の森ー竹田まちなか観光駐車場 「天空の城」竹田城跡に行ってきました。できれば雲海を見たいと思い、妻とともに早朝AM5:00に自宅を出発。竹田駅前に到着したときは曇りぎみで「予報では晴れだったのについていないな」と思いました。AM7:50頃着いたのですが連休のためか駐車場はほぼ満杯。大勢の人が竹田城跡に向かいます。距離は一番あるが傾斜がゆるやかな南登山道で登っていきます。空前のブームで観光客が急増し渋滞解消のため車道は一般車両通行止めになっています。意外にも年配の人よりも若い人やカップルが多かったです。「日本のマチュピチュ」と称され、少し大げさだなと思っていましたが、見事な雲海を見れたとき、その素晴らしさに感動し、決して誇大広告なんかではないと思いました。ふもとでは曇りと思っていたのですが実は雲海の中にいたので雲海観光の状況としては最高だったことが後で気づきました。雲海に浮かぶ竹田城跡は非常に幻想的でした。AM9:30頃には霧が晴れていき雲海が徐々になくなっていきました。 午後は「桜の名所」と「竹田城跡全景」で有名な立雲峡を登ってきました。写真でよくみる「雲海に浮かぶが竹田城跡」はここから撮影されています。同じく渋滞や事故防止の点から車両通行不可であり山麓から歩いて行かないといけません。展望台からは見事な竹田城跡の雄姿が望めます。 とにかく初めて竹田城跡を訪れたのですが、天候に恵まれ「雲海」を拝むことができラッキーでした。 但馬守護であった山名宗全が1400年代に築城したとされています。その後豊臣秀吉に攻め込まれて秀吉の弟の小一郎が治めていたそうです。近江穴太(あのう)衆により安土城と同じ技法で作られ今もその美しい石垣が現存しています。NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」で天守閣に3億円のセットを作って撮影されたり、故・高倉健の「あなたへ」の映画にも利用されました。 このような見事な霧はどのように発生するのか、調べてみました。霧には様々な発生要因がありますが、ここでは盆地で発生しやすい放射霧が原因で雲海が発生すると考えられます.  「放射冷却」という言葉について説明します。晴天の日、地面付近では日射によって日中気温が上がりますが、日が沈むと日射がなくなります。地面からはいつでも大気に向かって放射熱が出ています。日中は地面に吸収される日射の方が地面からの熱放射よりも多いため地面が温められ、気温は上昇します。しかし日没から日の出までは、地面からの熱放射のため、地面が冷えて気温も下がります。これを放射冷却といいます。しかし曇りの天気の場合は、雲から地面に向かう熱放射があるため地面が冷えにくく、晴天時ほどは気温が下がりません。  夜間の放射冷却は、地面付近の風が弱いほど進みやすいです。盆地は周囲が山に囲まれていて、風が弱いため夜間は強い放射冷却により急激に気温が下がります。このとき地面付近が適度に湿っていると、空気はやがて飽和に達して、霧が発生するのです。また発生した霧は盆地では風が弱いため流されることがあまりなく、日射が出る朝のうちまで残ることが多いのです。このように盆地は地形的に霧が発生しやすく、また霧が長く滞留しやすいのです。「晴天」「前日の気温差が大きい」「風がない」という気象条件に加えて「盆地状の地形」」「地表に湿った空気がある」という地理的条件が濃い霧を発生させるようです。竹田城は周囲を山で囲まれており「盆地状」であり、円山川があることで「地表に湿った空気がある」地形条件が整い、気象条件が重なって幸運にも雲海がを見ることができたと思います。雲海が見れるのは9月から4月までだそうですが最も条件が好いのは11月下旬から12月上旬の間だそうです。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。