活動データ
タイム
05:11
距離
2.1km
のぼり
6m
くだり
6m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る古代ギリシャ展のチケットを頂いたので、小雨模様乍ら上野公園に何十年ぶりに出かけました。東京国立博物館の平成館には紀元前6500~5800年の新石器時代初期から4~5世紀までの8期間の作品、325点が展示されていました。石や草木など天然物を砕く、削る、磨くから、粘土で土器を造ったのは縄文時代の日本が古いそうだが、本館の埴輪をみても古墳時代までそれほど精緻なものにはならなかった。今回の展示品で金のイヤリングで籠の微細な網の精緻さは、古代ギリシャの加工技術の歴史と蓄積として印象深かった。 ギリシャでは多くの神の出現と信心、美の表現、金属や採取や精錬を始めとする素材、加工技術の革新と伝承、先進地との交流、民度の向上あるいは他の何かが?トリガーになって急速に発展する契機が訪れたのであろう。皇帝が強力な軍事力で支配し続ける中国と異なり、古代に民主制の創り、繁栄したギリシャは歴史的に特異な存在だった。残念ながらやがては内部抗争や隣国からの攻撃で衰退を余儀なくされた。現在においても近隣ばかりか世界制覇の野望をもつ独裁者に、如何に立ち向かうかを考えさせた。 本館や東洋館には外国人、特に欧米の見学者が多かった。海外旅行で現地の歴史や文化を知るには博物館は欠かせない場所で熱心にメモしたり、展示品について話し合っている姿を目にした。その点からは本館の内容には物足りなさを感じた。見るのに2~3日掛かるくらい充実して観光客の呼び込んでは如何なものだろう。途中で気付いたが、写真撮影禁止は僅かで殆どOKであった。掲載した写真は気付き後のものです。(ギリシャ展は撮影禁止です) 今回は時間的制約もあって速足だったので、他の館は改めて訪れたいと思っています。 ロダンの「考える人」などは西洋美術館の屋外展示です。
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