活動データ
タイム
09:25
距離
7.9km
のぼり
986m
くだり
824m
活動詳細
すべて見るhttp://blog.livedoor.jp/afugankoukuu/archives/1936787.html さて、暑い日々が続きます。ここいらで涼しいところに行きたいなぁ、と色々探していると見つけたのが、 蓼科山 八ヶ岳連峰の最北端にありながら、単独で日本百名山の一つとして数えられている標高2,530mの山です。科学忍者隊における大鷲のケンみたいな立ち位置、と言えばいいでしょうか。若しくはスーパーロボット大戦における主役ロボとか。 それはさておき、この蓼科山、標高差が約700mと比較的低く、各種ガイドブックにも、初心者向け と記入されています。 じゃあ楽な山を軽く済ませて泊まりがけの縦走でもしようか と思って、ザックを新調しました。 35Lの大容量、今まで使用していたデイバッグ+10Lです。入る入る、塔ノ岳の時は詰め込めなかった食事道具一式と2食分の食材を追加してもまだ入ります。ここまでくれば、蓼科山からそのまま北横岳まで渡って~と夢が膨らみます。 てなわけで到着しましたJR茅野駅 午前10時。 ここからバスで白樺湖東まで行って、そこでさらにバスを乗り換えて蓼科牧場へ向かいます。 のですが、白樺湖東にバスが到着すると同時に蓼科牧場へ向かうバスが出発していきます。乗り換える暇なんかありゃしません。仲が悪いんでしょうか。時刻表を確認すると、次の便は午後4時です。なんだか地方の闇を見たような気がします。 仕方ないので居合わせた同様の人たちと一緒にタクシーに相乗りしてなんとか 蓼科牧場ロープウェイ乗り場まで来ました。ちなみにタクシーも電話で呼んでくるまで30分近くかかりました。 ロープウェイに乗ってよくわからない幸せの鐘をスルー、 登山道に入ります。時刻は12:00。こんなに遅い登山開始は初めてです。 最初のうちは笹が生い茂った馴染みの登山道が続くのですが、徐々に石が多くなってきまして、 ぐらつく岩の中えっちらおっちら進みます。と休憩所、蓼科山荘に到着です。しばらく休んで出発します。 先ほどまでのようにぐらつくことはありませんが、だからといって楽なわけではありません。転びでもしたらそれだけで結構な怪我をしてしまいます。幸いツアーの団体登山客が前を進んでいて詰まり気味なので、ゆっくりと進みます。 なんだかんだで、見えてきました、今夜の宿蓼科山頂ヒュッテ到着です。 とりあえずチェックインを済ませて山頂に向かいます。 ガスで何も見えません。 一応山頂です。標高2,530m、私的には最高到達点です。 各種ガイドには、山頂から八ヶ岳が一望できる最高のロケーション とか書いてあるのですが、 悲しくなるばかりです。山小屋に戻って大部屋 にて荷物を開いて必要なものを出しておきます。その後はダラダラ。 食事前に、小屋番から、今日はNHKの取材が来ているとの連絡がありました。山小屋特集だそうです。美味しくいただくついでに、やたらと日本酒が充実していたのでいただきます。 伺うに、今のオーナーは女性で、前オーナーの娘さんが跡を継いだんだそうです。なんか、偶然読んでた ハイジと山男 まんまの話かと思ったら、前オーナーはまだ山小屋で元気に働いてました。そりゃそうそう漫画みたいな話はないか。と思ったのですが、詳しく聞くと面白い。 ・前オーナー、後継問題をどうしようか考える。 ・前オーナー息子、二人いるけどどちらも拒否。 ・残った娘が跡を継ぐことになる。 ・娘の旦那さん(非登山家、サラリーマン)毎週土日、手伝いのために東京からやってくる。(ここ重要) よっぽど漫画みたいな話でした。ただしビッグコミックあたり連載の。 鈍い頭痛とともに目が覚めました。夜中に軽い頭痛がして寝苦しかったのですが尚も気分が悪いです。 朝食もあまり入りません。無理してご飯だけはかっ込みます。これは多分 高山病です。初めての2,500m地点で虚弱体質のデブが大酒飲んでたらそうなることも予想出来たはずです。困りました。 天気予報は午後から雨、ということもありまして、今回はおとなしく下山することにしました。ただ、同じ道を行くのはつまらないので反対方向からの下山です。 出発前に頂上にもう一度、と寄り道したのがケチの付き始め。山頂で道に迷ってしまいました。 この蓼科山、休火山というやつで、頂上がゆるいすり鉢状、でかい岩がゴロゴロ転がっている広いスペースになっているので、霧で周囲が見えないと、自分がどこを歩いているのかわからなくなります。 迷っているうちに行くつもりがなかった神社と、方位盤を見つけました。ただし壊れてますが。 30分近く彷徨ってどうにか元の登山道に復帰しました。 今度こそ登山口に向かいます。 なんか死にそうな道です。霧で見えないのが幸いですが、これ、転んだら滑落して死にます。しかも猛烈な風が吹いてきてきてぼうしが飛びそうになります。途中トラブルに会いながら無我夢中であるくと、ようやく森林限界点より下にでました。 相変わらず岩だらけですが、風が弱いだけ歩きやすいです。 ここまで来ると、頭痛も消えていました。心なしか空気が濃くなったような気がします。ただただ岩の道を下ります。 途中で崩れそうな岩の隙間に登山者が小岩を詰める、という逆襲のシャアみたいな風景を目にしながら、 なんとか下山できました。 下山したところで雨が降ってきました。とりあえず判断は間違ってなかったようですね。 今回のポイント ・結局食べなかった食材。まぁインスタントだから次に食えばいいんだが、釈然としない。別にザック慎重しなくてもよかった。 ・2000m超えの山は面白い。低山だったら、踏み跡でどこ行けばいいか分かるけど、岩しかないので、目印確認必須。 ・下山時、メガネをアイウェアに途中で変更したら危なかった。もうしない。 ・高山病怖い。次は酒を控えよう。
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