活動データ
タイム
07:09
距離
11.8km
のぼり
1209m
くだり
1206m
活動詳細
すべて見る東北の山旅の最後は、秋田県との境に位置する鳥海山です。前夜、湯の台の駐車場に到着。テントを張っていた福島県の高校山岳部の先生たちの酒宴に入れていただき、遅くまで盛り上がった。YAMAPをご存じなかったので「いいソフトですよ」とPRした。 ■湯の台登山口~河原宿小屋~行者岳 5時、湯の台登山口は快晴。石が敷かれ、良く踏まれた道を登っていきます。分岐があったので、登りの道を進んだら、間違いに気づき引き返した(標識なし)。しばらく進むと滝の小屋に到着。遊佐町営の小屋のようだ。 滝の小屋を過ぎるとやや道が急になる。八丁坂は「胸突き八丁」の言葉にあるように、急傾斜の意味なのか、それとも長いという意味なのか。その八丁坂一帯は今が盛りのお花畑!何回もパチリ、パチリやりながら進むと、川の音とともにだだっ広い平地に着く。河原宿小屋が建っていたが閉鎖中とのこと。ここから雪渓が見えた。この3週間、北海道~東北の山を登っているという京都の同年配男性としばらく話し込む。 しばらく進んだところから、夏道(雪渓の右岸)をはなれて雪渓の中を登った。しばらく歩いて、雪渓の横断箇所を通り過ごしていることが分かり、雪渓を左岸へと横断した。左岸をしばらく歩くとふたたび雪渓が現れ、さらに横断する。雪渓は緩傾斜でスプーンカットになっているので、この時期はアイゼンは不要。この間も随所にお花畑があり、目を楽しませてくれる。 ■行者岳~大物忌神社(小屋)~鳥海山 鳥海山の外輪山の伏拝岳に到着。そのまま外輪山を反時計回りに進むと、鳥海山(新山2236m)と大物忌神社(小屋)への下り口に着く。鎖のついた急なガレ場を下り、しばらく歩くと頂上と神社への分岐。お参りしてからと左に道を取り神社へ。 西の大平や象潟口からの登山者がいたので、あとを着いて西側のルートで頂上をめざした。大きな岩がゴロゴロ積み重なり、北アルプスの山のような雰囲気。初心者らしい中年男性が「こんな怖いところを登るんですか?」というから、「怖くはないですが、厳しいですね」と言ってしまった。 いったん登って、岩の隙間を下りだしたからビックリ!岩をよじ登っていくと、小さな鳥海山の頂上(新山)に到着。 ■鳥海山~七高山~河原宿小屋~登山口 そのまま、東側に下山開始。すぐに胎内くぐりがある。小屋との分岐あたりまで下ると、頂上直下の雪渓の大きさと形の面白さに気づいた。外輪山へガレ場を登り返し、せっかくだからと七高山(2229m)へ。ここにも社があり、三角点もあった。 登山口に向けて一気に下山。伏拝岳あたりからガスが出てきて、頂上が見えなくなった。このあたりで、昨夜交流させていただいた福島県の高校山岳部の一行と出会った。 ふたたびお花畑を眺めながら、二つの小屋を通り越し、12時20分に無事下山。予定では8時間、高校山岳部の先生は9時間かかりますよと言っていたが、7時間20分で往復できた。 このあと、酒田のまちに帰り、一度訪ねたいと思っていた「土門拳記念館」の「特別展 時代を生きた写真家 濱谷浩と土門拳」を見た。そのあと、17時に酒田のICに入り、日本海東北道~北陸道をひた走り、朝4時前(深夜料金)に吹田ICを出て、帰宅しました。 4日間で磐梯山、西吾妻山、大朝日岳、月山、鳥海山に登り、途中に羽黒山詣、鶴岡と酒田のまちを探索した「東北の山旅」は、私にとって忘れられない旅になりました。 ≪おせっかい情報≫ ・湯の台登山口にあるトイレは、朝5時~夕方5時頃まで利用可とあったが、利用できない風でもあった。このあたり、各人の判断・選択で用を足すしかない。 ・2つある小屋のうち、滝の小屋は利用可能。 http://www.town.yuza.yamagata.jp/sightseeing/info/98ff56025.html 河原宿小屋は閉鎖されている。 ・雪渓を2箇所横切るが、渡る地点を少々間違えても大きな問題はない。 ・せっかく鳥海山まで行ったなら、酒田のまちを見学することをお薦めします。私はドラマ「おしん」で有名になった「山居倉庫(さんきょそうこ)」「土門拳(どもんけん)記念館」を訪ねました。特に後者は、日本を代表する写真家土門拳や周辺写真家の作品を展示するほか、建物(設計:谷口吉生)も秀逸です。 http://www.sakata-kankou.com/spot/165 http://www.domonken-kinenkan.jp/
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