活動データ
タイム
11:00
距離
21.6km
のぼり
1904m
くだり
1906m
活動詳細
すべて見る2日目の巻機山で捻挫をしてしまったが、なんとか3日目の会津駒ヶ岳を往復できた。4日目は、今回の旅の中で最難関の平ヶ岳(2141m、19.4km)。頂上付近での幕営が禁止されているため、日帰り10~12時間となる。 奥只見湖畔の銀山平の宿泊者を平ヶ岳まで約3時間の地点(皇太子のためにつくられた通称「殿下道」)まで車で送迎してくれるサービスを利用した方がいいと、山の相棒がアドバイスしてくれたが、僕のプライドが許さない。何とかなるだろうと、登山口の駐車場で宿泊した。 ■登山口~池ノ岳~平ヶ岳 朝4時半、長時間歩きに備えて水3リットルをもち、ヘッドランプをつけてスタート。下台倉山まではやせ尾根、そのあと急登。下台倉山からは尾根歩きとなる。台倉山からは樹林歩きとなり、2箇所の水場(台倉清水、白沢清水)が出てくるが、前者は場所が分からず、後者は飲めそうな質・量ではなかった。群馬側から入り、頂上付近で泊したという2人の中高年男性が「玉子石方面へ下りた沢に水場があったよ」と教えてくれた。 4時間近く歩いてから「もうやめてくれ」と思える急な坂を登り切ったところが池ノ岳。オオシラビソの低木林を抜けると風景が一変し、草原に姫の池などが広がる高層湿原、その向こうに平ヶ岳が現れる。 もう1ヶ月早ければ花がいっぱいだったろうに・・と思いながらいったん下り、回り込むように緩い坂を登っていくと、登山者がたむろする平ヶ岳の頂上。三角点は奥まったところにあった。ガスっていて、残念ながら周辺はよく見えない。 ■平ヶ岳~玉子石~池ノ岳~登山口 小休止ののちに池ノ岳への鞍部まで引き返し、分岐から玉子石方面へさらに下った。沢には清水が流れ、ここの水は年中涸れないだろうと思った。登っていき、しばらく歩くと玉子石が出てくる。もっと広い場所かと思っていたら、写真を撮るのもやっとの狭いところだったのでやや驚き。 池ノ岳へ帰り、直下の急な斜面を転ばないように注意しながら下り、台倉山への樹林帯を歩いた。稜線から朝見えなかった山が見えてきたので地図で確かめたら、南の山は景鶴山(けいづるやま・・と読むようです)、北西の山は越後三山(八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳)。燧ヶ岳は同定できなかったが、もしかして景鶴山と思った山が燧ヶ岳だったのか? 下台倉山からは、こんな急だったと思うほどの坂を下り、下台倉沢で顔を洗い、コースタイムよりやや短い11時間で登山口に無事下山できた。捻挫をしたとは言え、情けないなー・・・ そのあと、奥只見湖沿いのくねくね道、銀山平から長いトンネルを走り、魚沼市湯ノ谷の「ゆーパーク薬師」で汗を流し、次の苗場山の登山口、長野県栄村秋山郷へ向かいました。 ≪おせっかい情報≫ ・下台倉山までの岩のやせ尾根は、注意して歩けば問題ない。 ・途中ある2箇所の水場は、質・量ともに信用できない。 平ヶ岳と池ノ岳との鞍部から玉子石へ向かう途中にある水場(沢)は年中涸れないのでは? 私は通常の2倍の3リットルの水を持っていき、消費したのは1.5リットルだった。 ・檜枝岐に向かう途中に銀山平のヒュッテに寄って「殿下道」への送迎の有無と料金を尋ねた。 宿泊+2食+殿下道送迎で14000円程度だった。 宿泊代が高かったこともあるが、鷹ノ巣の登山口から登って良かったと思っている。 ・途中、頂上付近で幕営したという2組のパーティに出会ったがルールには背景と意味がある。 やはり幕営は避けるべきだと思う。 ・魚沼市湯ノ谷にある「ゆーパーク薬師」は、入浴+食事ができる良い施設だった。
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