南アルプス南部大縦走(塩見岳~荒川岳~赤石岳)4日目・・・最後の下山者

2016.08.22(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 24
休憩時間
18
距離
5.1 km
のぼり / くだり
41 / 1457 m
3 15

活動詳細

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8/22(月) テント場は高校生の山岳部1張り、単独年配女性1張り、おいら1張りだけだった。。 今日は、ここから下って椹島からバスに乗り畑薙ダムでアルペン号に乗り換えて新宿・・・という3時間35分の工程 これから山に入る停滞組を残して全ての人が椹島10:30発のバスを目指して、そうそうに下山していった。。 静かだ・・・ おいらは夏季駐車場14:15発のアルペン号新宿行きに乗ればいい 椹島10:30発だと駐車場に11:30に着いてしまう何もない場所で3時間近く待つのは苦痛だ 13:00発だと14:05着で乗り継ぎがちょうどいいのだが・・・・ その13:00発のバスが運休する可能性があるという とりあえず10:30のバスにギリギリ間に合う7時、小屋にテント札を返しに行き情報を聞きに行った。。 小屋の女性は台風は遅く15時ぐらいに近づくという 「13時発のバスで帰るんでしょ?」と当たり前のように効いてきたので「ハイ」と元気よく返事をして出発 とりあえず13時便も出ると確信して、ゆっくり出発 小屋で、のんびり出来るのだが、遅く出れば出るほど雨に降られる確率が高くなるし、早めに下って椹島で食事でもしよう・・・ 7:02小屋の女性の丁寧な挨拶に送られて出発 ゆっくりと歩く・・・ バスに間に合わないように・・・ゆっくり、ゆっくり歩く 間に合わないように歩くってのが、なんとも自分らしい 7:27ボッカ返し終了の看板 って事は、ここから急下降って事だな・・・ なるほど・・・確かに、ここを登るの嫌だなぁ 7:44最後の関門 歩荷返しの看板 これで急下降は終了だな ここからが、長い長い・・・ 尾根を延々と下り、斜面の九十九折れを何回も向きを変えながら高度を下げていく・・・ パラパラと降ってきたので雨支度 それにしても下っても下っても着かない・・・これ登るの辛いだろうなぁ 遠くで何かを知らせるアナウンスの声がフワフワと風に乗って聞こえてきた・・・ もうすぐか? 車の音が聞こえてきた 下ににダンプカーが3台通り過ぎていった。。  林道だ! 10:10鉄の階段を下り林道に出た。。 看板に従い椹島ロッジへ向かう・・・ 眼下に建物が見える・・・お堂のようだ 森を抜けると、きれいな芝生の上に山小屋風の建物が並んでいる ここが、南アルプスの登山基地「椹島ロッジ」だ! その前に鳥居をくぐり神社に向かってみる 簡素な社殿だが、なんだかパワーを感じる お賽銭を入れたいが財布はザックの奥底・・・すみません 無事今回の山行が終了したお礼をし、頭をさげた。。 神社は「井川山神社」と書いてあった。。 その横に「大倉喜八郎」の説明書き・・・ この地の東海パルプの創設者だそう・・・この方、一体幾つの会社を作ったんだろう でも、1926年に88歳で赤石岳を登頂したことが書いてある 今から90年前・・・ 凄い! 休憩をとりつつ、ゆっくりと下ってきたのだが・・・ 10:21椹島ロッジ着 テントには10:30発のバス待ちの人が群れている ロッジ前でストックを畳んでいると 中からスタッフの男性が飛び出てきて、10:30発のバスに乗りなさいという おいらが、「でもアルペン号なので、時間が・・・」と、言うと 13時の便は運休になるかもしれないという 今日は、駐車場じゃなく温泉と食事が出来る「白樺荘」まで特別に送っていくから、このバスに乗ってくださいと言われた。。 それなら、ゆっくり温泉に入り、食事もできるので急いで支度・・・ でも、ビール飲みたい スタッフが急いで生ビールをついでくれ、それを文字通り「立ち飲み」・・・ 一番最後に乗り込み補助席に座る バスはおいらで31人・・・みんな台風ということで下山組 隣でテントを張っていた年配女性がいた。。 この方は静鉄バスで帰る予定だったが、運休・・・困っていたところ、昨夜、アルペンバスの存在を教えてあげた。。 無事、椹島でアルペンバスが手配できたそう  よかったよかった。。 バスが走り始めるとテンだかイタチだかが横切る・・・ 最後の最後に可愛いお客さん 夏季臨時畑薙駐車場でマイカーの人達が下りていく 11:43白樺荘着 とりあえず一服して乗車場所が変わったので、アルペン号に連絡して、その旨を伝える 白樺荘の出発は15:30・・・4時間近くある 1時間ゆっくり風呂に入る 無色透明だが硫黄の匂いに、ぬるぬるの湯・・・とても気持ちがよい 食堂で、やることがないので飲むしかない ビールに日本酒2本 つまみには・・・マカロニサラダ・揚げ出し豆腐 むかご・・・なんてのもある 飲んで時間を潰すしかない・・・ 周りはみなバス待ちの下山客 隣のおじさんが、話しかけてきた。。 関西の方で、今は単身で東京にいるので、この機会に来た人 聖岳に行ってきたそうだ。。 今度、塩見に行きたいというので、情報を提供 知らない者どうし・・・あちこちでテーブルを共にして飲んでいる なんだか食堂が山のオフ会みたいだ! 缶酎ハイを買いバスに乗り込む 15:30出発 空は明るくなってきた。。 台風は、どうやら東に逸れて、静岡には来ないようだ・・・ 新東名からは雲の帽子を被った富士山が・・・ 東京方面は渋滞している 到着は21時ぐらいとのこと・・・ 二週連続、中四日で北アルプスと南アルプス・・・ でも・・・ 行きたいと思う場所には、行ける時に行っとかないと、何が起こるかわからないし・・・ 嵐を呼ぶ男、確かに嵐は呼んだけど、今回は珍しく行きたいと思っていた山頂は全て晴れだった。。 二日目の8時間雨の中は辛かったが、その辛さを感じさせないほどの景色堪能した。。 彩雲にオコジョにも会えた。。 南アルプス・・・ 山深く・山デカく・緑濃く・荒々しくも花美しく・・・ なんだか虜になってしまった。。 また 来たい・・・ それにしても山が一つ一つデカかったなぁ

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