北アルプス 裏銀座縦走2016 2日目:烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶小屋

2016.08.21(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 11
休憩時間
3 時間 6
距離
10.9 km
のぼり / くだり
1027 / 661 m
2
4 27
16
27
2 8
1 37

活動詳細

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縦走2日目 昨晩、山小屋のテレビで台風情報を確認。台風が3つ発生。 今後どう台風が動くのか、かなり心配。 今日はもともとロングトレイルの予定で 烏帽子小屋を4:00には出発して、できれば三俣山荘まで行く予定。 天気によっては、手前の水晶小屋で泊まることに。 なのだが、水晶小屋は、リサーチしたところ、とにかく激混みの小屋として有名。 お布団に2人は当たり前。多いとお布団に5人で寝ると。 。。。どうやって? 出来ればここの山小屋は避けたいなぁ。 話を戻して。。。 3時には起きて、周囲の方を起こさないよう、山小屋の外で身支度開始。 昨日着ていた服は、乾燥室でばっちり乾いていましたが、 ザックの背面部分はびっしょりのまま。 あぁ、出来るものなら絞りたい(--; 身支度を整えたら、ヘッドランプをつけて 予定よりすこーしだけ早い3:52に出発。 あたりはまだ真っ暗。 うっすらと霧も出ていて、道が見づらい。。。と思ったら まさかのヘッドランプの明かりがどんどん弱くなって、消えた! すぐに電池交換して、事なきを得たけど。 家では、ちゃんとつくことは確認したけど、今度から電池の残量も確認しよう(><) 改めて出発したが、今度はまさかのテント場で道迷い(笑) テントの中の方に道が間違っていると教えてもらって、正しい道に出れた(^^; 前日に、テント場もどうなっているかチェックすればよかった。本当。 やっと正しい道に出て、三ッ岳北峰を目指します。 歩き出してすぐに、またまたのトラブル発生。 すっごい吐き気に襲われて、しかも鼻水も出て、絶不調。 まだ歩き出したばかりだというのに、まーったくスピードが上がりません。 1年ぶりの標高2,000m以上。加えて風邪気味。 これは、高山病? 頭痛がないのが幸いだけど。。。 歩き始めがこんなに辛いのは、初めてでした。 それでもなんとか歩いていき、 4:40頃、日の出を迎えました。 まだ月も見えます。 日が昇ると、なんだか力が湧きますね♪ 振り返れば、烏帽子小屋に烏帽子岳もくっきり見えました。 烏帽子岳は今回は登らなかったけど、いつかは? すっごいとんがっていて、私ではあまり登れる気がしないけど。。。 5:31三ッ岳北峰の手前で朝食。 30分ほど休憩し、歩き始めたらなんとブロッケン現象が! これには感動しました♪ でも、絶不調のため、写真は一枚だけ(苦笑) 野口五郎小屋には8:29到着。 予定よりも1時間も遅い。。。 決して道がきついとかではないです。 すべては私の体調の問題です。 いや、途中道もきつかったか。。。 ここで30分休憩。 ここの小屋にはどーしても来たかった! facebookでこの小屋のことを知って そして今年から手作りアイスを販売と知ってから そのアイスが食べたくて!(笑) 吐き気はいったん忘れてくださいw この頃はだいぶ収まりました。 無事にアイスも食べて、山バッチとスタンプもゲットして大満足! 小屋の方に、「これで双六小屋まで行けるね。」って言われましたw ※いえ、絶対無理ですw ちなみに、ここのちょっと手前で出会った女の子三人組は、 私たちと同様、行ければ三俣山荘まで。 無理なら水晶小屋で泊まりだと言っていました。 この三人組は先に小屋を出発しましたが、全然追い付けず 水晶小屋にもいなかったので、きっと三俣山荘まで行ったのでしょう。 お天気が心配なので、野口五郎岳山頂は回避しようかと思っていましたが 小屋の方に、大した時間はかからないから、是非寄ってと言われて 野口五郎岳山頂に向かいました。 野口五郎岳山頂までは、白い砂地のような道を上がります。 なんだか鳳凰三山の地蔵岳を思い出しました。 野口五郎小屋から15分ほどで山頂に到着! 二日目にして初めて山頂を踏みました! でもガスって景色は残念ながら(^^; 写真を撮って、先を急ぎます。 野口五郎岳山頂からは、少し急な下りですが 岩場ではないので、私の得意なところ。 おそらく山において、唯一パートナーのにっこーさんより スピードが上がるところですw この時も先頭に立たせてもらい、きゃっほーい♪と降りていきました。 でも、楽しかったのは、ここまで。 その後はずーっと小刻みに表れるアップダウンに苦しめられます。 今日は稜線歩きで楽しいって聞いていたのに、これは結構大変だ。 竹村新道との分岐点をちょっとすぎたところで、 水晶岳方面からやってきたという女の子に出会いました。 ソロだそうです。 彼女は、竹村新道を降りて下山するそうなのですが、 足をつってしまって、休憩しているところだとの事。 竹村新道への分岐点を聞かれたので、 振り返って、あの峰を超えた先にあると伝えました。 けど、大丈夫だったかな。。。 さて、この後の道は、 とにかく登って下っての繰り返し。 しかも、水晶岳とその隣の赤牛岳は見えるものの 水晶小屋の影も形も見えない。 そんな心がヘロヘロになっている私を慰めるように(?) 雷鳥登場! 1羽だったけど、会ってみたい!って思っていたので すっごくテンションアップ!! よーっし、元気をもらえた♪ そして、景色にも元気をもらえました。 ずーっと見えている赤牛岳は 赤牛が優雅に寝そべっている感じ(笑) なんだか好きです。 へろへろになりながら、やーっと東沢乗越についたのが12:22頃 もっと手前の段階で、今日は水晶小屋泊と、心の中で思う。 地図上では、水晶小屋まであと1時間だけど まったくもって姿が見えない。 途中で会った、もうすぐ80歳になるという元気なおじいさんに 水晶小屋まであとどれくらいか、にっこーさんが聞いたところ 後2つほどピーク越えたら小屋が見えると教えてくださいました。 元気なそのおじいさんは、さっきの足をつった女の子と同じく 竹村新道で下山と言っていたので、 これであの女の子の事も安心だと、心の中で勝手におじいさんに託しました。 あと峰を2つ超えたら!と思えば、目の前の登りも頑張れる! 下りもかなりすごい道だけど、頑張れる! と、思ったけど、峰を1つ越え2つ越え。。。小屋が全く見えない。 おじいさんが数え間違ったかな~と、さらに進んでも全く見えない。 道は迷う個所はないので、迷った心配はない。 けど、小屋が見えない。 道は、三点支持で進まないといけない場所もあり 最初は私の修業の場、みたいに言っていたけど 15kgの荷物を担いでは、やはり下りは怖い(><) 何より体力が削られる。。。 でも、少し自信はついたかも。 とはいえ、いくつもの峰を超えても小屋が見えないのは なんとなく絶望感が漂います。 そんな心がすっかり折れた状態で歩き続け、 ついに水晶小屋が姿を現した時には、元気復活!とはならず(^^; ちょうどいくつめかの峰を下ったところで見えたので 水晶小屋が見上げる位置にあり まだこれを登らないといけないのかと、もうぐったり。。。 そんなこんなで水晶小屋に14:00着 小屋の外でザックを下して動けない私の代わりに にっこーさんが受付を済まし、 炭酸が飲みたいという私の要望に応えてサイダーを買ってくれました。 至れり尽くせり(笑) 本当にありがとう。 水晶小屋は、テント場がないので、 今日も山小屋泊。 しかも、へろへろの私を見かねて、夕飯付としてくれました。 水晶小屋は、1階が食堂兼談話室と乾燥室。 2階が宿泊場所。 トイレは外。 雨が降ったら、トイレに行きにくいなー、なんておぼろげに思ました。 最初は2人で一つの布団をあてがわれましたが 結局、夕飯の時点で宿泊客が6人と少なかったので 無事にひとりひとつの布団で寝れる事に。 これはラッキー♪ いつでも激混みと聞いていた山小屋だけど、台風発生に伴い 登山を断念した人や、女子三人組のように先を急いだ人もいたんじゃないかな。 着かえた後、夕飯まで外に出たけど 霧で歩いてきた道が全く見えない状態に。 そして夜は結構雨が降っていた。 トイレはその前に済ませておいたので、本当よかった。 皆、台風の状況が心配。 でもテレビがないので、小屋の人に状況を聞くと 明日が一番台風が接近する可能性が高いらしい。 にっこーさんが、明日は三俣山荘までは移動すると決断。 どうか、雨風がひどくありませんように。 夕飯は野菜が入ったカレー。 吐き気はどこへやら。しっかり食べれました(^^) 今日一緒に泊まったメンバーは 1組のご夫婦と、年配の女性&ガイドさん そして私たち2人だった。 夕飯後の雑談で、ガイドさんに聞いた昔失敗した話を まさか次の日に実体験するとは、この時は夢にも思いませんでしたが。。。 眠気に負けて19時30分頃にお布団にもぐりこみ、 20時消灯。 実はここまで、興奮もあってあまり寝れていなかったが 今日はぐっすり寝られました♪

野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 登っている途中で日の出を迎えた。日が昇ると、なんだか力が湧いてくる
登っている途中で日の出を迎えた。日が昇ると、なんだか力が湧いてくる
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。振り返ると烏帽子岳が見えた。とんがっているなー。いつか登れるかな。あそこに。
同行者のにっこーさんの写真。振り返ると烏帽子岳が見えた。とんがっているなー。いつか登れるかな。あそこに。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。小屋から歩いて約1時間30分。歩いてきた道のりをパシャッ。だいぶ歩いてきたなぁと実感。
同行者のにっこーさんの写真。小屋から歩いて約1時間30分。歩いてきた道のりをパシャッ。だいぶ歩いてきたなぁと実感。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 なんと途中でブロッケン現象が!虹の真ん中に映る影は私のもの。でもにっこーさんはにっこーさんで自分の影が映ったブロッケン現象を見ていて、不思議だった。最初それで話が食い違ったりもしたwふたりくっついて見ると、ふたつの影が映った。かな~りロマンチックです。
なんと途中でブロッケン現象が!虹の真ん中に映る影は私のもの。でもにっこーさんはにっこーさんで自分の影が映ったブロッケン現象を見ていて、不思議だった。最初それで話が食い違ったりもしたwふたりくっついて見ると、ふたつの影が映った。かな~りロマンチックです。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 ここにきて、初めて槍ヶ岳を発見!ちょーど雲で先っぽが見えづらいけど。表銀座の山々が見えると懐かしく思う。
ここにきて、初めて槍ヶ岳を発見!ちょーど雲で先っぽが見えづらいけど。表銀座の山々が見えると懐かしく思う。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 あっという間にガスってきて、景色が見えなくなったので、お花をパシャッと。気が付けば、お花畑でした。
あっという間にガスってきて、景色が見えなくなったので、お花をパシャッと。気が付けば、お花畑でした。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 昨日の雨?それとも朝露?水も滴るいいお花ですw
昨日の雨?それとも朝露?水も滴るいいお花ですw
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 にっこーさんが立ち止まっている間に、お花の写真♪写真♪ザックを背負ったままなので、体勢的にはきついです。でもキレイに撮ってあげたい!
にっこーさんが立ち止まっている間に、お花の写真♪写真♪ザックを背負ったままなので、体勢的にはきついです。でもキレイに撮ってあげたい!
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 恥ずかしげに下を向いているお花。名前は分からないけど、皆キレイだよ!
恥ずかしげに下を向いているお花。名前は分からないけど、皆キレイだよ!
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 やっとガスが晴れたー!けど下に雲が。。。でもうんと高く登って来たんだって実感する瞬間でもある。
やっとガスが晴れたー!けど下に雲が。。。でもうんと高く登って来たんだって実感する瞬間でもある。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 野口五郎岳までこんな道を進みます。ちなみに途中から、「野口五郎小屋まで後○○m」というのが500mから100mおきに現れます。岩場で出現したので、その100mが長かった。
野口五郎岳までこんな道を進みます。ちなみに途中から、「野口五郎小屋まで後○○m」というのが500mから100mおきに現れます。岩場で出現したので、その100mが長かった。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。途中、赤牛岳がきれいに見えました。この後、水晶小屋につくまでの道中、結構ずっと見えていました。キレイな山で好きになりました。でもあそこまで行くのはしんどそうw
同行者のにっこーさんの写真。途中、赤牛岳がきれいに見えました。この後、水晶小屋につくまでの道中、結構ずっと見えていました。キレイな山で好きになりました。でもあそこまで行くのはしんどそうw
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。野口五郎小屋に到着!ここで食べたかったアイスを頂き、スタンプと山バッチもゲット!アイスを外で食べてたら、虫がどんどん集まってきて困った、困った。トイレは小屋の外にあります。
同行者のにっこーさんの写真。野口五郎小屋に到着!ここで食べたかったアイスを頂き、スタンプと山バッチもゲット!アイスを外で食べてたら、虫がどんどん集まってきて困った、困った。トイレは小屋の外にあります。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。野口五郎小屋を出て約15分ほどで野口五郎岳山頂に到着!ガスで眺望はきかないけど、二日目にして初の山頂を踏んだので、やっぱり嬉しい。
同行者のにっこーさんの写真。野口五郎小屋を出て約15分ほどで野口五郎岳山頂に到着!ガスで眺望はきかないけど、二日目にして初の山頂を踏んだので、やっぱり嬉しい。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。ガスが切れて遠くまで見れた!この後、雲の形はどんどん変わります。台風の影響かと、ドキドキ。
同行者のにっこーさんの写真。ガスが切れて遠くまで見れた!この後、雲の形はどんどん変わります。台風の影響かと、ドキドキ。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 ずっと会いたかった雷鳥に遭遇!1羽だけだったけど、感動!ゆっくりゆっくり茂みの中に消えていきました。台風が来ても頑張れ!
ずっと会いたかった雷鳥に遭遇!1羽だけだったけど、感動!ゆっくりゆっくり茂みの中に消えていきました。台風が来ても頑張れ!
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。振り返れば野口五郎岳と歩いてきた道が。野口五郎岳は白く美しい山だと思う。ずっと行ってみたい山だと思っていたけど、今回すっごく好きになった。
同行者のにっこーさんの写真。振り返れば野口五郎岳と歩いてきた道が。野口五郎岳は白く美しい山だと思う。ずっと行ってみたい山だと思っていたけど、今回すっごく好きになった。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。これから進む道。正面に黒い水晶岳がはっきり見える。
同行者のにっこーさんの写真。これから進む道。正面に黒い水晶岳がはっきり見える。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。今回1週間の山行で、一番手を使ったのがこの日だと思う。そのくらい道がすごかった。三点支持で登ったり降りたり。大変だったけどスキルアップしたと思いたい。
同行者のにっこーさんの写真。今回1週間の山行で、一番手を使ったのがこの日だと思う。そのくらい道がすごかった。三点支持で登ったり降りたり。大変だったけどスキルアップしたと思いたい。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 同行者のにっこーさんの写真。水晶小屋がようやく見えてからたどり着くまで、きつめの登り。結構息も絶え絶えにたどり着いた(^^;三俣山荘はここからさらに3時間。お天気も持たなそうなので、今日は水晶小屋に泊まることに。夕飯もいただくことにしました。
同行者のにっこーさんの写真。水晶小屋がようやく見えてからたどり着くまで、きつめの登り。結構息も絶え絶えにたどり着いた(^^;三俣山荘はここからさらに3時間。お天気も持たなそうなので、今日は水晶小屋に泊まることに。夕飯もいただくことにしました。
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 着替えて外に出ると、すごい雲が。「竜の巣」みたいだとか、神龍が現れそうだとか、皆それぞれ言っていた。世代が現れているのかもw
着替えて外に出ると、すごい雲が。「竜の巣」みたいだとか、神龍が現れそうだとか、皆それぞれ言っていた。世代が現れているのかもw
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 小屋のすぐ側で咲いていた花。斜面に咲いていたので「転げ落ちないように。」とにっこーさんに言われた。もう足の踏ん張りがきかないもので(^^;
小屋のすぐ側で咲いていた花。斜面に咲いていたので「転げ落ちないように。」とにっこーさんに言われた。もう足の踏ん張りがきかないもので(^^;
野口五郎岳・真砂岳・湯俣岳 ピントがあっていなけど、これも小屋の周り。なんだか、秋が漂う?ガスで、歩いてきた道は全然見えない。
ピントがあっていなけど、これも小屋の周り。なんだか、秋が漂う?ガスで、歩いてきた道は全然見えない。

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