活動データ
タイム
03:42
距離
3.9km
のぼり
241m
くだり
276m
活動詳細
すべて見るアプローチの遠さがネックで敬遠していた白皇山と以前から気になっていた唐人駄場にセットで行ってみた。 唐人駄場とはイギリスのストーンヘンジ遺跡と同じようなサークル遺跡だったようだが、1977年高知県の環境保護課が新しく公園を作るためにその殆どを撤去してまったた残念な名所だ。 それでも、名残と加工途中で放棄された唐人石と呼ばれる巨石群が残っている。 四国でも有名なパワースポットととして紹介されているようだ。 ■南国色濃い巨木と巨石の森をゆく 足摺スカイライン途中の石鎚神社鳥居が登山口になっている。 山というよりは、自然公園という雰囲気が強い。 植林も多いが基本的には雑木林のようだ。 植層はどこか南国風の緑濃い森がつづいて、この時期ほっとする新鮮さを感じた。 やがて神社跡に祀られている巨石にたどりつく。 正面か見ると巨大だがおむすびのようで妙に愛嬌ある。 思いのほか急峻な登山道を上りきると扉がまるで金庫のような石鎚神社の祠がある山頂に到着。 祠の裏側に回ると足摺岬と太平洋が一望できるコンドル岩という岩場に出る。 緑の景色から青の景色に変わり、冷たいが気持ちのいい風が身体の横を吹き抜ける。 きれいだー。 眺望を堪能した後、保護林のルートを下山することに。 シイの巨木をはじめ、こちらも南国色の強い巨木の森だ。 枝ぶりもバラエティにとんでいて楽しい。 ひょっとしたらヤッコウソウも見られるかもしれないと思ったが、見頃は11月下旬から12月中旬の寄生植物。 残骸も見つけられなかった。 もう少し早くくればよかった森かもしれないな。 ■パワースポット唐人駄馬 信じるか信じないかはあなた次第 白皇山の後は、お待ちかねの唐人駄場遺跡群だ。 事前に情報は仕入れていたので、だいたいの予想はついていたが、 ひどい… 遺跡とされるサークル状の岩は殆ど撤去されていた。 知らないで訪れるとただの公園にしか見えないし、人影もなく寂しい。 こりゃだめだと早々に本命の唐人石の巨石群へと向かう。 こちらは、巨大な奇岩のオンパレード! 岩好きにはたまらないロケーションだ。 人の手による加工ともとれるが、自然のものにも見える巨石群。 太古の昔にこれほど巨大な岩を加工できる技術を持った集団がほんとにいたのか。 色々と推察してみるのも楽しい。 先ほどの遺跡公園とは違いこちらは、訪れる人も多く賑わっていた。 ■太古のロマンを感じたあとは昭和のロマン 片道4時間はかかるので、謎を残したまま帰路についた。 本日の温泉はニュー佐賀温泉。 お遍路さん愛用の温泉施設で入浴料は600円と高知ではリーズナブルなお値段。 お肌すべすべになるうえ疲労回復にもいいらしい。 足摺と高知の丁度中間地点の黒潮町に知る人ぞ知る老舗の喫茶店がある。 「喫茶 淳」 ネーミングからも昭和のロマンを感じられるが、店内はもっとすごい。 昔の映画のポスターや古いチラシ、コンサートの半券などが壁紙がわり。 時間の積み重なりと、焙煎された珈琲の香りが柱に染みこんでいる。 渋い雰囲気の店内以上にブレンド珈琲も絶品。 一度味わってもらいたい。 昭和ロマンが凝縮された淳は、四国88カ所岩本寺の参道にほど近い場所にある。 今回は活動記録というより観光記録という感じだったな。 さあて、次はどんな山に登る?
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