活動データ
タイム
04:20
距離
4.7km
のぼり
528m
くだり
533m
活動詳細
すべて見る天測点があるという五在所ノ峯に登った。 自分はどうも山に星の名前がついていたり、天体に関係がある指標があったりすると途端に興味をそそられる。 天体に詳しいわけでもないし、星に興味があるわけでもないのに何でだろう。 ともあれ国道56号線を高知市から黒潮町方面に車で約1時間半、かなり派手な看板が出ている国道沿いの空きスペースに車を止めて登山口に向かった。 今回は相棒は仕事の都合で欠席、ソロで登ることになった。 ■急峻です。キレイです。 林道を少し歩くとすぐに登山口にさしかかる。 案内板のすぐ下をふと見ると、前回ricoさんに教えていただいたミツマタが小さな蕾をつけていた。 花や木々の名前がわかるとやっぱり楽しい。 少しずつ覚えていこう。 ってなことを考えていたら、登山道は急峻な登りに変わった。 山頂の方には山伏の修行場があるらしいので、予想はしていたけどふくらはぎにピーンとくるきつさだ。 登山道には所々ロープが張られているのもうなずける。 尾根筋にたどりつくと、少し傾斜はゆるやかになり展望所へとたどりついた。 少しだけ伐採されている展望なので風景に額縁がついているようだ。 パノラマの風景にはないトリミングされた美しさがあるなあ。 ■ただの塊だけど歴史が刻まれてるんです。 展望所から人像描画石等があるポイントをすぎると山頂は目の前だ。 相変わらず苔むした木々に夢中になりながらも頂上に到着。 山頂は広く、一等三角点が設置されていて広場の隅に天測点がドンと鎮座している。 天測点とは全国に45点ある経緯度をを求める測量標のことで、四国では香川徳島の県境にある大山と五在所ノ峯の2カ所に設置されている。 五在所ノ峯には1954年に設置されたが観測機の小型化やGPSの開発されたため、もうここでは測量は行われていないそうだ。 ただのコンクリの塊に何故か風情や哀愁を感じてしまう変な自分。 しばらく塊を堪能した後、眺望が素晴らしいと噂の哨戒所跡へと向かった。 ■大人数の大観峰! 苔むした岩がゴロゴロしている尾根道を進んでいると、すぐに山伏修行場の祠へとさしかかった。 新しいしめ縄が飾られ、今でも里人の信仰の対象になっているようすがうかがえる。 そして哨戒所跡に到着。 空気がクリアに澄み切っていれば、室戸岬と足摺岬が同時に楽しめるらしいが、この日は残念ながら霞んでよく見えない。 それでも南は興津のきらめく海、北は白銀の鳥形山、東は剣山系の山々が白く輝いていた。 この眺めなら米軍の哨戒所になったのも仕方ないなあ。 しばらくすると佐川のパーティの方たちが登ってこれられて山談義や撮影を楽しませていただいた。 みなさん仲が良くて楽しそうだ。 いつか大人数のパーティで登ってみたいものだなあ。 ■見つからないよー! 下山は佐賀町方面に下って四国のみちを登山口に帰るルートだったが、佐賀分岐が見つからない! マーカーや地図、YAMAPをたよりに、ここかと思われるところを何カ所か辿ってみるもすぐに踏み跡は薄くなり登り返す。 里山とはいえ、修行の山なので傾斜は急峻で登り返しがきついし、経験の浅いソロの山行では思い切ったことがやりにくい。 何回か登り返したが結局、見つからずピストンで下山することになった。 本日、下山後の温泉は「松葉川温泉」。 やり残した感が、いまいちぬぐえないまま温泉につかる。 空気のクリアな日に相棒とリベンジだな。 さて、いつ今度はいつ登る?
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