江辻山(えつじさん)

広川インターから高速にのり、 基山PAでオシッコして、 鯛焼き食べた。 福岡インターでおりたら、 そこに江辻山があるのだ！ 平野岳にいけなかった敗北感と いかなかった判断力への 自画自賛のはざまにあった。 ざるそばと鯛焼きのおかげで、 今日の本来的目標であった 江辻山を歩くことにした。 自宅は目と鼻と口の先である。 多々良川ぞいに車をとめて、 石割岳を歩いたと同じ、 今自分にできる最大の重装備で 江辻山へ向かった。 何年前か忘れたが、 この付近の神社めぐりんを したことがある。 勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)に 参拝するのは、二度目だ。 西区の愛宕神社との つながりがあることと、 神社と仏教とかいっしょになって いるような印象で、 手をたたくのか、合掌だけなのか 迷う神社だったのをおぼえていた。 勝軍地蔵左横の道を歩きはじめて、 竹林の美しさに驚いた！ こんな近くに、 こんな美し竹林道があるなんて！ 僕が歩いた竹林の道で、 印象に残っているのは、 天拝山から天拝ダムへ おりていく道の長い竹林道 新立山(権現山)から、 正助ふるさと村側に下山せず、 平山天満宮方面にいく 平山コースの竹林道 黒木町の雌岳から姫御前岳、 雄岳に向かう右側の竹林道 などかな。 話がそれた。 江辻山は、 長勇(ちょう・いさむ)さんのお墓に すぐ着く。 トンガ師匠やがわたん師匠の 藪こぎの先に山頂があることは、わかっていたが 行く気がしなかった。 トンガ師匠の変わった三角点を さがしていたら、 蚊の大群に刺されて 死んでいたかもしれない。 蚊がすごいのである。 長さんのお墓にいても 襲ってくるのである。 自慢のハッカ油スプレーが まったく効かないのだ。 そして一匹の蚊がでかいのだ。 藪こぎをしてすすんだら 蚊に殺されてしまうという、 用心深く理性的理知的判断力を 身につけてしまった。 僕は、 潔く長さんの墓を山頂にして、 撤退した。 撤退しながらも 蚊はますますふえてきた。 ほどけた靴紐を 結んでいる間にも かなり刺された。 竹林の美しい江辻山。 蚊がいなくなってから 行かれたほうがいいと思う。 追記。 丸山を歩く元気は 残っていなかった。 175座221山目。