三岳(みたけ)～前編

がわたん師匠！ 登山口を見事に間違いましたが、 見事な周回コースで歩いてきましたよ。 早合点。 人間には ハヤガテンというものがある。 http://dictionary.goo.ne.jp/jn/179423/meaning/m0u/ がわたん師匠の軌跡を見て、 僕は勝手に 三岳(みたけ)への道を 知ってるあの道だと 決めつけてしまっていたのだ。 そう、 内之木池のある あの横の道が 三岳につながる道だと、 勝手に思い込んでしまったのだ。 がわたん師匠の記録写真を見て、 「やばいこの道じゃない」 と気づいたのは、 歩き始めてしばらくしたときだった。 https://yamap.co.jp/sp/activity/512273 ☝ がわたん師匠の記録 養蜂場？ そんなとこないぜ！ この池は、内之木池じゃないではないか！ もうひとつ先の池だ！ がわたん師匠の道と違う！ どうしよう？ 立ち止まり考えた。 引き返して、 がわたん師匠の道を歩くか、 このまま歩いて、 適当に三岳を目指すか？ また、いやな予感がした。 だが、YAMAPの地図を見たら、 この道とがわたん師匠の道が つながっているような気配。 つながる。 雨は降っていない！ まだ午後2時過ぎじゃないか！ 歯医者さんさは4時半予約だから！ 大丈夫！ 完全装備完全武装じゃないか！ この完全装備完全武装が 最終的な決め手になった。 この道を進め！ 私有地の説明書きは、 筍泥棒に対する警告だと解釈して、 突き進んだら、 私有地を抜けて、 三叉路みたいなところに出た。 はは～ん、 あっちの道ががわたん師匠が 歩いてきた道だなあと、 再び勝手な妄想想像空想を していた。 その時である！ 赤い！紅い！真新しいテープを 発見したのだ！ がわたん師匠！ 師匠の赤いテープ発見しましたよ！ 100均の安いテープでも こんなにうれしいことはない。 可愛い弟子(俺のこと)のために、 師匠が木や竹に巻き付けてくれた 赤いテープ。 師匠の赤いテープを 途中で見失いはしたものの、 そこは師匠の弟子を育てる 愛だと解釈して、 適当に山頂を目指した。 山頂付近にも師匠の赤いテープを発見した。 山頂標識をさがすのに苦労した。 後編(下山編)につづく。 179座226山目。