念願の初登山は強風とガスの中

2016.10.08(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:58

距離

10.2km

のぼり

614m

くだり

612m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 58
休憩時間
46
距離
10.2 km
のぼり / くだり
614 / 612 m
8
3
10
37
42
11
2
7
42

活動詳細

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体調を整え装備を揃え迎えた当日の朝。 外は小雨。 中々向う機会もなく、カンタンに諦めきれず初心者仲間1名と我らが地元月山羽黒口(8合目)に向う。 前日まで天気予報はマメにチェックしてたものの、悪化する一方… もちろん予報通りなんですが、雨風などはむしろ好きなのと、初登山のワクドキ感が勝り駐車場で一服した後、とっととレインウェアを着込んでスタート! 登り始めは小雨程度で時々止むこともあったんですが、予報では丸1日雨100%… 登る前は1番の心配事がクマとの遭遇でしたが、30分ほど歩いたところで、そんな事はどうでもよくなりました…というか、万一クマと遭遇したとしても全力で戦うほどの体力的余裕などないことに気づいたのと、逃げようにも逃げ道はこの荒れた岩場の一本道のみ、雨で滑りやすくとても野生動物を置き去りにするスピードで逃げれるはずもないことを実感したからです( ;´Д`) これホントに初心者コースなの? と疑問を持ちながらも、やっとの思いで中間地点に到着。 小休止をとりつつツレと進むか引き返すかを相談したものの、やはりワクドキの方が勝り進むことを選択する。 ここから強風との戦いが始まる。 とはいえまだチョロいw 全体的に勾配もなだらかで、そこまで登山している感覚はなかったんですが、頂上手前は体力的な下地のない初心者には厳しい急勾配の登りがありました。 しかも雨で足元は滑りまくる状態だったのでなおさら。 ぼくらより先行していた(年の頃は明らかにぼくらより上の)夫婦がサクサク登っていたのを遠目で見てはいましたが、ベテランと初心者の差を感じました… なんとか急坂を登りきったと思えば、強風地帯に突入! ニット帽って強風で飛ぶんですね…なんとか飛ばされずにやり過ごし頂上一歩手前で、折り返してきた先行の夫婦とすれ違う。 「頂上すぐそこだよ〜」と教えて頂き、一気にテンションはマックスへ! と言いたいところですが、折れかけた心が少し癒された程度。 これほどまでに余裕がなくなるもんなんですね… ようやく山頂の神社にたどり着き、目標は達成! したものの、視界がほぼなく顔には雨と強風が容赦なく叩きつけ、記念撮影どころではないほどの悪天候。 山頂で素晴らしい景色を見ながらランチの予定でしたが、 もはや一刻も早く下山したい思いの方が若干勝っていました。 体が冷えない程度に休憩し、すぐさま来た道を引き返しました。 風はさらに猛威を振るい、一歩踏み出すために片足を上げた瞬間体が持っていかれるほどの猛烈な風。 さらに滑りやすい足場とのコラボはとても初心者向けとは思えない組合せ… もはやぼくもツレも景色を楽しむどころか足元と次の一歩を乗せる岩探しに集中するしかなく、単純に慎重に歩くという作業をこなすマシーンと化す。 途中、先行していた夫婦のご婦人が、やはり強風に難儀していて追い越す。 「お気を付けて」と声を掛けるのが精一杯でした。 下りはとにかく全身の筋肉で強風と戦ったためか体のいたるところが痛い。 そして予定より早く無事に下山することが出来ました。 今回の山歩きで、ザックのレインカバーが吹っ飛んでいき、何度かコケた際に対クマ用の武器「シャベル」を落としてしまうという手痛い授業になってしまいましたが、おかげで悪天候下でどれだけ通用するか、自分と自分の装備の限界も見えたと思います。 景色や名所を巡る楽しみなどは一切ありませんでしたが、とても良い経験になりました。

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