活動データ
タイム
24:50
距離
27.2km
のぼり
2513m
くだり
2513m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るまたまた、遅いアップで恐縮です。 【登山情報】 1日目 ルート:牧ノ戸峠~扇ヶ鼻分岐~星生山~久住分れ~すがもり越避難小屋~三俣山(西峰~本峰~南峰)~坊がつる~法華院温泉 参考CT:5:35 (YAMAP) 実際のCT: 7:30(小休憩込み)+昼休憩0:25 APC: 1.34 ←三俣南峰の下りが効いています。 技術難易度:基本Lv. 1、星生山から久住分れへの下りLv. 2、三俣南峰の下りはLv. 5(ただし雨天時の感想) 2日目 法華院温泉~坊がつる~大船山~坊がつる~法華院温泉~鉾立峠~白石岳~中岳~天狗ヶ城~久住山~久住分れ~扇ヶ鼻分岐~牧ノ戸峠 参考CT: 8:48 (YAMAP) 実際のCT: 9:15(小休憩込み)+昼・テント撤収・山頂休憩で計2:20 APC: 8:48/9:15=1.05 技術難易度:基本Lv. 1、鉾立峠から白口岳への登りは所によりLv.3 ※普段我々はAPCが1.0を切ることが多いですが、2日間とも1を超えました。この地図におけるYAMAPのCTは厳しめだと思います。 ※くじゅうは良く歩かれている王道ルート以外は道がわかりにくいところや、歩きにくいところが多いと感じました。はっきりした道が好きなとろつまは心がざわざわすると言っていました。 ※Lv.基準はプロフィール参照。ただし、あくまで私の感想です。 【登山レポ】 南アルプス南部縦走の予定から、二転三転してとろつまの希望するくじゅうに行くことになりました。我が家2度目の九州山行の旅です。 とろつまは、くじゅう&祖母の日帰り×2を希望していましたが、私が坊がつるでのテン泊と法華院温泉での入浴を主張し、くじゅうに専念することに。 1日目(10月8日土曜日) 金曜日の夜中12時前に神戸を出て、牧ノ戸峠着8時半ころ。 予定より約1時間遅れの9時前にガスガスの中登り始めました。 今回は1テン泊で、水場間の最大所要時間が5時間程度と短かったので、いつもよりは軽量化に成功。私19kg弱、妻約11kg、息子約9.5kg、娘5kg弱でした。 当初の予定は初日に星生山、久住、中岳、稲星と上る予定だったものの、この日は午後から天気が崩れる予報。 予定を変更し、天気がもって眺望が得られる限りは星生山、三俣山を経て坊がつるへ行くことにしていました。 しかし、このガスでは…どちらも登らずに坊がつるに直行することになるか… …と思っていたら、途中で星生山が少し姿を現しました。 少しでも眺望の可能性があるならと、まずは1座目の星生山に登頂。山頂はなかなかの強風で基本ガスガスでしたが、たまにガスが晴れて眺望を得ることができました。 星生山を下りて久住分れ着12時過ぎ。 ガスは晴れていましたが、行程は遅れていました。 やっぱり三俣山はやめた方がいいかな…と話しつつ、法華院温泉方面へ降りていきます。 しかし、その道すがら綺麗な山容をくっきりと見せてくれた三俣山。 登った場合…予報が正しければ雨に見舞われますが、あわよくば眺望が得られるかもと思っていると… 「なんか、三俣山に呼ばれている気がする」 と妻がスピリチュアルなことを言い出します。 それならと、その”感”を信じて登ることにしました。 …が…その”感”は気のせいでした。 西峰を過ぎ、もう少しで本峰というところで予報通りの雨。南峰に着いた頃には暴風雨となり、雨粒が顔に当たって痛いレベルです。(当初予定していた御鉢巡りもこの天候と時間の遅れにより中止) とりあえず記念撮影だけしてそそくさと坊がつるに向けて下ります。 しかし、このルートが今回一番の難所でした。 というより、過去最高に下りにくい下りでした。 (雨とテン泊装備のせいもあったかもしれませんが。) ここは結構急な斜面で、かつ火山灰のせいか地面がめちゃめちゃ滑ります。 最初から最後までほぼずっと滑ります。 常にどこか掴まるところを探しながら下りなければなりません。 ところどころ、ちょっとした岩々もあります。 手を使わずに下りられるところがほとんどないので進むのに時間がかかります。 そんなこんなで坊がつるに到着したのが16時半ごろ。 当初はここにテン泊予定でしたが、水はけが悪く雨でびしゃびしゃだったのと、雨の中法華院温泉へ風呂に入りに行くのを嫌い、今回は法華院温泉のテン場に泊まることにしました。 そして、これが正解でした。 雨の中息子と二人でテント設営をしていると、山荘の休憩室に荷物を置きに行った娘が嬉しそうに走って戻ってきます。 娘「おとーさーん!ヤマップのアキラマンさんがいるよ~!」 私「えっ!」 まさかまさか九州のお山でお会いできるとは… アキラマンさんとは初対面でしたが、うちの娘を見て我々に気づいてくれたそうです。 びっくり仰天…嬉しい出会いでした。 法華院温泉に集まっていた他のヤマッパーの方達とも交流でき、思いのほか楽しい夜となりました。 ヤマップってホント素晴らしい。 宿泊地を法華院温泉にしてよかったです。 2日目(10月9日日曜日) 昨晩はテントのポールが折れるかと思うほどの暴風雨でした。 起床5時前。 まだ雨が残っていますが、今日は時刻とともに雨雲が南に下がり、天気は回復傾向の予報。 テントの中でカップラーメンを食べ、できる限りの荷物をテントに置いて、雨の中大船山に出発。時刻は6時半過ぎ。 予報通り、登ってる途中に雨が上がり、北の方から少しずつ青空が広がって来ます。 9時前に大船山山頂到着。雲海の上にぷっかり浮かぶくじゅうの山々。なかなかの絶景でした。少し期待していた御池の紅葉はまだまだでしたが、まず満足です。 法華院温泉に戻ったのは予定を大幅に過ぎた、10:45頃。 これから中岳・久住を経て牧ノ戸峠に戻ることを考えるとなかなか厳しい時間です。 もう1泊法華院温泉に泊まることも考えましたが、結局予定通りの行程で行くことにし、急いでテントを撤収します。 ここで今回2度目のヤマッパーとの出会い。いつもレポで笑わせてもらっているソーヤさん御一行が通りかかりました。お互いあまり時間に余裕がない感じで、少しお話しただけでしたが、嬉しい出会いでした。(写真をお願いするのを忘れたのは残念でした…) テント撤収が完了し、法華院温泉を出発したのが12時前。 まずは白口岳を目指します。 ここも滑る個所があり、登りにくいルート。 しかも、あろうことか途中からガスり始めます。 もともと、大船山はあまり乗り気じゃなかった妻。 大船山に登ったせいでメインの中岳らが楽しめなくなりそうだとお冠です。 挙句の果てには、 「今日眺望が得られなかった山は明日また登る」 とトンデモ発言が飛び出す出す始末。 明日の観光を楽しみにしていた子供たちは大ショックの様子でした。 白口岳を越え、登る予定だった稲星山は時間の関係で巻きます(ここの巻道は枝漕ぎ気味)。 妻は、「大船山より稲星山に登りたかった」と不満気ながらも渋々了承。 14時半ころ最高峰の中岳登頂。 さっきまでのガスは嘘のように晴れ、文句なしの絶景が広がっていました。 これで明日少なくとも中岳に登る必要はなくなりました。 次の天狗ヶ城も同じく絶景。 残すは主峰の久住山のみ。 息子「おかあさん、これで久住山が晴れてたら明日もう登らなくていいんだよね?」 妻「晴れてて、阿蘇山まで見えたらね」 なんという後出しジャンケン… 息子も絶句です… 今日ここまで、由布岳や祖母山は見えていましたが、阿蘇山は一度も拝めていなかったのです… 16時前に久住山登頂。 360度の絶景。 しかし、やはり阿蘇山は見えません… ところが山頂に着いて10分くらい経ったころ… 「あっ、阿蘇山だ!」 息子が喜々として叫びました。 息子が指さす方を見ると、ガス越しにうっすらとでしたが、確かに阿蘇山が見えていました。 これには妻も降参せざるを得ず、翌日はめでたく終日観光の日となりました。 息子、よくやった! メインの山々でいい景色が見られてよかったと満足しつつ、 夕暮れのススキの原を歩きながら急いで下山。 牧ノ戸峠に着いたのは日の沈みかけた18時ごろでした。 妻と娘はかなりへとへとになっていました。 この日の参考CTは8:48でしたが、このCTなら普段はここまで疲れません。 疲労具合から見てもこのCTは厳しめだと感じました。 そして、今回の反省点は下山の日に詰め込み過ぎたことです。 これは、その後の日程に大きな影響を及ぼしました。 この日の宿泊地は国境を越えた熊本県にある山鳥の森キャンプ場。夕方から朝まで温泉に入ることのできる大人気のキャンプ場ですが、下山が遅くなったため十分に楽しめませんでした。 また、夕食はスーパーでいろいろ購入して酒盛りする予定でした。しかし、下山が遅くなったので、近くの黒川温泉の閉店間際のやっつけ食堂でやっつけのものを食べる羽目になりました。 就寝時間も遅くなり、私と妻が寝たのは午前1時ころでした。 そして、これは翌日の起床時間に響き、ひいては観光にまで響きました。 次はもう少し余裕のある山行を計画し、下山後をもっと楽しみたいです。 とは言え…最終日の行程で削るとしたら、その筆頭に挙げられるのは大船山… あの山から眺めたくじゅう連山は素晴らしく、 登れて良かったなあと思っている自分もいるんですよね… 取捨選択はなかなか難しいです。 3日目の観光 八丁原地熱発電所見学 (なかなか勉強になります。) 小松地獄 (スーパーで卵を買っていけば、温泉卵が食べられます。) 九重”夢”大吊橋 (歩道専用として『日本一の高さ』を誇る吊橋) パティスリー麓 (黒川温泉にあるなかなかレベルの高い洋菓子屋さん) 春日うどん (久珠ICと九重ICの間の国道沿い。郷土料理が食べられる) 【とろつま口コミ】 ●九重山 ガスの中歩いていて ふと山容を現した三股山。 私を呼んでいる・・・! と思ったのは 秀とろも書いてるけど気のせいだった。 下りの岩々つるつるドロドロは 今までで一番しんどかった。 二度と下りたくない道ランキング暫定1位。 ちなみに鉾立~白石岳の これまた滑る登り、および 稲星山の巻道(延々枝漕ぎ。痛い。腕のカサブタ剥離)も 今後は遠慮したい。 晴天の久住山~中岳(御池、天狗の城)は とっても幸せな道。 ●法華院温泉キャンプ場 ★料金:一人300円(温泉は別途、一人500円) 降りしきる雨に坊がつるキャンプ場(無料)を諦め 向かった法華院温泉は思わぬ快適さだった。 坊がつるから変更して良かったとしみじみ。 水場:外にも自炊室にも有り、全て飲めます。 自炊室:角テーブルとカウンターテーブルが揃い グループでもおひとり様でも使いやすい。 トイレも行きやすく、水道もストーブもあって快適。 更に乾燥室にも繋がっていて テン泊の人も干せます。まぁ有難い。 トイレ:靴のまま行けて、さほど雨にも濡れない水洗トイレ。 テン場:平坦かつ水はけ良し。 売店:21時まで開いてて便利。 阿蘇ジャージー乳のモナカアイス(200円)は 風呂上がりにぴったりだし 山小屋だんご(いも/小豆、1個150円)はもっちもちで 共に後悔しない買い物。 種類豊富でオリジナル感のある山バッジは500円。 温泉:入浴は21時半まで。石鹸とシャンプーは使用禁止。 浴室付近にトイレ有り、トイレの近い娘の味方。 源泉かけ流しで湯温も丁度良く、じっくり浸かれて幸せ。 脱衣所に無料のドライヤーが1台あるのが嬉しい。 ★自炊室で夕食の準備をしていた私に 隣のグループからお声が。 男性「ヤマップやってない?」 !? 私「やってます・・・夫が」 や・・・ヤマップの人に遭遇・・・! (ドキドキ) 私「ど・・・どちらさまですか~」 男性『アキラマンです』(キラッ)←私の印象 ・・・知ってる!名前知ってる! 大天井岳の直登コース行った人だよね? 私「・・・せあこ、 お父さんにヤマップの人がいるって 言ってきなさい(小声)」 娘「なんて名前の人?(小声)」 私「アキラマンさん(小声)」 娘「覚えられるかなぁ(小声)」 私「忘れたらヤマップの人って言いなさい(小声)」 娘は名前を忘れずに父に報告した模様。 いや~びっくりしました。 子供の顔も覚えてるなんてすごい・・・! お声掛け有難うございます。 ●山鳥の森キャンプ場 料金:テント一張/1000円(フリーサイト) 大人800円、子供500円 水場:小さな炊事場が点在 トイレ:男女兼用の洋式水洗が点在 ゴミ:燃えるゴミは指定袋で、1枚200円 ペットボトル・缶・ガスボンベは分別して捨てられます。 入浴:宿泊者は無料でキャンプ場内の温泉に入れます なんと15時~翌朝8時半、通しで入浴可 内湯1、露天1。 源泉かけ流しの白濁湯はやや温めですが 子供もゆっくり浸かれます。 (地震で湯温が下がったらしい) シャワー2(時々ボイラーの電源が落ちるようだけど湯量十分) シャンプー・リンス・石鹸は持参 脱衣所にコンセント1、ドライヤー持参で使用可能 キャンプ場で朝風呂できるなんて素敵だ! ★無料の温泉に加え ニジマス釣りや河川プール(夏季)が楽しめ オーナー夫妻は親切で、と 常連多数の大人気キャンプ場らしい。 10年通う常連さんによると 特に連休は3ヶ月前でも予約でいっぱいとか。 2日前に電話した私たちが予約できたのは 阿蘇山爆発でキャンセルが出たためだそう。 ●味処なか(黒川温泉/2日目夕食) 下山が遅くなって夕食に困り 21時まで営業という理由で訪れた食事処。 20時半頃「まだ大丈夫ですかー」と入店。 店「麺類は作れるけど、ご飯は残り2人分」 ひょー。 「だご汁(だんご汁)はありますか」 店「だご汁終わっちゃいました」 ひょー。ですよねー。 消去法で注文。 地鶏めし(味噌汁付、880円): 山菜混ぜご飯に隠れた鶏肉の欠片は希少。 家族に味見させる時は気を付けよう。 おかずはどれだっけという錯覚に注意。 ちゃんぽん(850円、大盛不可): 丼でなく広浅な汁椀で提供 具だくさんで普通に美味しいけど 量が物足りない。 謎の短いちぢれ毛を娘がお椀から発掘。 よりによって食べるのが遅い娘のお椀から発掘。 作り直しで、眠く寒い待機時間が延長される。 だご汁がステキなのかしら、と思いながら 「食べログ話題の店」のステッカーを見つめ 引き戸を閉めた。 ●パティスリー麓(黒川温泉) 人がひっきりなしに訪れる、温泉街の人気パティスリー。 何だかとっても美味しそうに見えたので ついあれこれと散財。 美味しいよ。是非また寄りたいわけではないけど。 (秀とろはまた寄りたいらしい。ほー) 看板商品のプレーンロールケーキは冷凍のみ。 それを6等分にスライスしてもらったけど せめて下まで完全に切って欲しかったな。
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