経ヶ岳1625m 唐谷周回

2016.10.20(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 8
休憩時間
1 時間 24
距離
11.6 km
のぼり / くだり
1199 / 1188 m
33
56
4 46

活動詳細

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人気の山は登山を始めた頃に登っているが なにしろリーダの後について、もくもくと歩いていただけでさっぱり覚えがない。わお~昭和の時代だ。 最近、朝が遅くなり、登山口の駐車場に着いたのは7時半頃。一人お先にと登っていく。私より少し年配に見える。すぐ追いかけたがなかなか追いつかない。やっと追いつき抜かしたが、少々オーバペースぎみ。途中までいいペースだったが、最後の急登でものすごいペースダウン。追い抜かされたが、もはやついていく元気はなかった。昔のようにはいかなかった。 秋晴れの快晴❗ 360度の展望で白山、別山、赤兎の小屋から杉峠の稜線まではっきり見渡せた。彼氏はどことはなしに私のリーダだった人と雰囲気が似ており、すぐ打ち解けた。大阪の人で昨日は能郷白山に登り、車中泊し今日ここへ登り帰るとのこと。 地図とコンパスを出し360度の山岳同定を一緒に楽しんだが、今ではスマホで撮すとすぐわかるようになっており、大勢の人がいる時にはだすのが恥ずかしいと笑っていた。 1時間ほど会話が弾み、帰りはどうしますかと尋ねると山はできる所は周回するのが好きで唐谷を降りようと思っているがネットを見ても記録がないと。同じ気持ちで嬉しかった。一緒に行きましょう。ということで唐谷へ下った。経ヶ岳の最後の急登手前の最低鞍部より左に折れる道があり、いきなりの急降下。しかし、広く開けた湿原地までは道もはっきりしており、またそこで眺めた紅葉はとてもきれいで、こちらへ降りてきて良かったねと話ていたが、それからは想像を絶する難行となった。道はほとんど判らず、わかっても、岩、そこに生える草、そしてその上にのる落ち葉で、一歩一歩足の置場を確認しないと歩めなかった。唐谷川も何度かとしょうする。行き止ると懸命に年代物のリボンを探した。何ヵ所か古びた細いロープがかかっている所もあるが、とてもつながるきにはなれない物であった。しかし、ロープを見つけられただけでもホッとした。これぞまさしく三点支持だった。(改めて鳶岩で練習しよう)道に迷った時は尾根にのぼれ、谷あいを下るのは危険だという道であった。林道へ出た時は思わずかたい握手をした。こんな危険で険しいのは北アルプスでも経験したことないねと、また一人では遭難していたかもしれないねと最後長い車道を疲れも忘れ、楽しく歩いた。お互い名前住所などを聞きたい気持ちはあったと思うけど、またお会いしましょうと別れた。山の男とはこんなものかもしれない。地形の読み、ルートの読み、まさにプロを感じさせられた。ありがとうございました。山の本来の持つ楽しみを満喫した1日であった。 編集後記: 読んでいただいた方ありがとうございます。しかし、一人で絶対にこのルートを降りないで下さい。 もう廃道同然の状態です。 彼氏が撮ってくれた私の写真です。何かの折に目に入れば連絡して欲しいとの願いでのせました。また、お会いしたいです。

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