一時はどうなるかと・・・

2015.02.14(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 34
休憩時間
5 時間 38
距離
14.7 km
のぼり / くだり
974 / 1032 m
DAY 2
合計時間
5 時間 22
休憩時間
2 時間 7
距離
7.0 km
のぼり / くだり
693 / 632 m

活動詳細

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この週末は、昨年末以来のくじゅうテント泊をしてきました。 仕事が終わった金曜日の晩から準備を始めて、夜の0時過ぎに自宅を出発。 途中で買出しなどで立ち寄りながら、牧ノ戸峠に着いたのが2時半。 30分ほど車中で仮眠を取って3時過ぎから登山の準備。 トイレに行ったりしながら3時45分から久住山へ向けて牧ノ戸を出発しました。 登り始めの気温は-8度。10m/sを超える強風が吹いています。 出発して30分でハイドレーションのホース内が凍りつきます。 1時間半でペットボトルも完全に凍りました。 星生山の横を通過するくらいからガスが濃くなってきます。 始めのうちは視界が50mくらいでしたが、段々と踏み跡さえも見えなくなってきます。 ホワイトアウト寸前でしたので、ガスが薄くなるまで動かずにジッとしていようと思った瞬間 目の前に大きな岩が現れました。 確かめる為に数歩進んでみると、なんと避難小屋でした。 直前まで全く見えませんでしたが、なんとか久住分かれまで来ていたようです。 大げさかもしれませんが、ホント助かって良かった。 カミさんの前では毅然としていましたが、ホント泣きそうでした。 避難小屋にはそれぞれソロで登られている女性の先客が二人。 ガスが薄くなるまで、私たちもこの中で待機することにします。 白湯で身体を温め、待つこと20分。 まだ外の視界は20mほどですが、月が見えてきましたので、好天になると見越して久住山に向けて避難小屋を出ます。 しばらくすると、うっすらと夜が明けてきました。と同時にガスが無くなっていきます。 チョット安堵した途端に、今度は強烈な風。 荷物まで入れると100kg近い私の身体が、いとも簡単に吹き飛ばされます。 カミさんは動けずにうずくまっています。そして何とか大きな岩場まで辿りつき岩陰に避難。 私は飛ばされながらも、何とか岩にしがみつきながら頂上目指して前進するもあと数十メートル残して途中で断念。 でも、なんとか日の出だけは必死で撮影してきました。 太陽が昇ると段々と好天になってきました。 先程とは打って変わって爽やかな朝を迎えます。 景色も絶景です。 久住山からは稲星山・白口岳と登って、鉾立峠を経由して法華院温泉山荘へ。 でも、まだ10時半です。 今回は法華院温泉山荘のテント場をお借りすることにして、まずは寝床を先に確保します。 そして温泉へ。 12時前に早めの昼食を済ませるも、お酒を飲んでしまったこともあり、もう雪山はお腹いっぱい。 ポカポカ陽気の中、暮雨の滝を見に行きます。 この気温ですので氷柱は期待していませんでしたが、滝に辿りつくとまだ若干残っているではありませんか。 写真を撮ってマッタリしてからまたまた坊ガツルへ。 帰りは、あまりの陽気に林道を歩きながら寝てしまいそうになるほどポッカポカ。 そして二度目のお風呂。談話室で夕食した後に三度目のお風呂。 酔っ払ってめちゃ気持良くなって、満天の空を眺めながら、その日は19時に床に就きました。 次の日は7時に起床。高校生以来、久しぶりに12時間も寝てました(笑) 朝からお風呂に入って朝食。そしてまたお風呂。 まるで温泉療養に来たみたい。計5回もお風呂に入りました。 取りあえず9時までには撤収しないといけないので、ゆっくりしていた分、バタバタと後片づけ。 そして談話室でマッタリ。 重い腰を上げて、結局、登山を開始したのが10時半過ぎ。 この日は南峰から三俣山山頂を目指します。 前々回に同じコースを通った時には、全然気になりませんでしたが、今回このコースを選択したのは大失敗でした。 荷物がデカすぎて低い木の枝を通過できないのです。 終始、中腰で前かがみのの態勢を強いられるので腰は痛くなるわ、ヒザより高い段差を片足かけて「よいしょっと」 登ろうとするとザックが枝にひっかかりポヨ~ンと押し戻される始末。 何度も心が折れそうになり、何度引き返そうかと思ったことか・・・ ただでさえ急登なのに2倍も3倍も疲れます。 心の中で、この山にもきっと森林限界があるハズと勝手に思い込むようにして、気を静めます。 頂上まで数十メートルのところまで枝に苦しめられながらも、それでも何とか南峰の頂上へ辿りつきました。 でも、今度はガスの恐怖が待ち構えていました。 数十分もするとガスが侵略してきて、あっと言う間に真っ白に。 今来た南峰は分かりますが、下山する方向がまったく分かりません。 西方面に下りれば良いのは分かりますが、踏み跡を見失ってしまい、一面真っ白な雪景色。 めっちゃ焦りました。 一瞬、遭難の二文字がよぎりましたが、視界10mの中、yamapのGPSだけを頼りに行ったり来たりしながら 何とか踏み跡を発見。 ルートから外れないようにゆっくりゆっくり下っていくと、どうにかこうにかスガモリ越まで下山することができました。 当初の計画では、北千里⇒久住分かれ⇒牧ノ戸の計画でしたが、久住方面も真っ白けっけ。 自爆しに行くようなものなので、急遽、大曲まで下りて牧ノ戸まで戻るコースに変更。 無事、生きて帰れました。 ホント遭難しなくて良かった・・・yamapのお陰です。 この場をお借りしてお礼申し上げます。

九重山(久住山)・大船山・星生山 クラゲみたい。牧ノ戸峠で-8度。
クラゲみたい。牧ノ戸峠で-8度。
九重山(久住山)・大船山・星生山 チェーンアイゼンをはめ直します。
チェーンアイゼンをはめ直します。
九重山(久住山)・大船山・星生山 うっすらと明けてきました。でも、相変わらず爆風です。岩にしがみつきながら前進します。
うっすらと明けてきました。でも、相変わらず爆風です。岩にしがみつきながら前進します。
九重山(久住山)・大船山・星生山 久住山からの日の出。
久住山からの日の出。
九重山(久住山)・大船山・星生山 雲海。
雲海。
九重山(久住山)・大船山・星生山 先程までの荒天がウソのよう。
先程までの荒天がウソのよう。
九重山(久住山)・大船山・星生山 雲ひとつない晴天。
雲ひとつない晴天。
九重山(久住山)・大船山・星生山 稲星山。
稲星山。
九重山(久住山)・大船山・星生山 久住山から稲星山へ直線で下りて行く。
久住山から稲星山へ直線で下りて行く。
九重山(久住山)・大船山・星生山 朝日を浴びる。
朝日を浴びる。
九重山(久住山)・大船山・星生山 立ち止まって見とれてしまいました。
立ち止まって見とれてしまいました。
九重山(久住山)・大船山・星生山 稲星山①
稲星山①
九重山(久住山)・大船山・星生山 稲星山②
稲星山②
九重山(久住山)・大船山・星生山 稲星山③
稲星山③
九重山(久住山)・大船山・星生山 暖かくなってきました。気持ち良い・・・
暖かくなってきました。気持ち良い・・・
九重山(久住山)・大船山・星生山 白口岳へ登る。
白口岳へ登る。
九重山(久住山)・大船山・星生山 白口岳山頂。
白口岳山頂。
九重山(久住山)・大船山・星生山 相変わらず風は強い。
相変わらず風は強い。
九重山(久住山)・大船山・星生山 坊ガツルを望む。
坊ガツルを望む。
九重山(久住山)・大船山・星生山 雲ひとつありません。
雲ひとつありません。
九重山(久住山)・大船山・星生山 鉾立峠。
鉾立峠。
九重山(久住山)・大船山・星生山 法華院温泉山荘。
法華院温泉山荘。
九重山(久住山)・大船山・星生山 今回はこちらでお世話になります。
今回はこちらでお世話になります。
九重山(久住山)・大船山・星生山 誰かが造ったオブジェ①
誰かが造ったオブジェ①
九重山(久住山)・大船山・星生山 誰かが造ったオブジェ②
誰かが造ったオブジェ②
九重山(久住山)・大船山・星生山 昼前から飲んでしまうと午後から動きたくなくなります(笑)
昼前から飲んでしまうと午後から動きたくなくなります(笑)
九重山(久住山)・大船山・星生山 真夏より日差しが強い。風が無いとTシャツ1枚でも大丈夫。
真夏より日差しが強い。風が無いとTシャツ1枚でも大丈夫。
九重山(久住山)・大船山・星生山 坊ガツル。
坊ガツル。
九重山(久住山)・大船山・星生山 雪山はお腹いっぱいになったので、お昼からは滝を見に出かけます。
雪山はお腹いっぱいになったので、お昼からは滝を見に出かけます。
九重山(久住山)・大船山・星生山 この陽気で全然ダメかと思っていたら、まだ少し残っていました。
この陽気で全然ダメかと思っていたら、まだ少し残っていました。
九重山(久住山)・大船山・星生山 全体はこんな感じ。
全体はこんな感じ。
九重山(久住山)・大船山・星生山 木漏れ日。
木漏れ日。
九重山(久住山)・大船山・星生山 鍋ができるまで焼酎で待ちます。
鍋ができるまで焼酎で待ちます。
九重山(久住山)・大船山・星生山 いつものよせ鍋。最後はうどんでシメ。
いつものよせ鍋。最後はうどんでシメ。
九重山(久住山)・大船山・星生山 日が傾いてきました。
日が傾いてきました。
九重山(久住山)・大船山・星生山 本日3度目のお風呂へ。
本日3度目のお風呂へ。
九重山(久住山)・大船山・星生山 満天の星。私のカメラではこれが限界。
満天の星。私のカメラではこれが限界。
九重山(久住山)・大船山・星生山 朝の法華院温泉山荘。
朝の法華院温泉山荘。
九重山(久住山)・大船山・星生山 朝食もこちらで。
朝食もこちらで。
九重山(久住山)・大船山・星生山 昨日は暖かかったのに、今朝は寒い。
昨日は暖かかったのに、今朝は寒い。
九重山(久住山)・大船山・星生山 朝はレトルトカレー。具もレトルト。
朝はレトルトカレー。具もレトルト。
九重山(久住山)・大船山・星生山 二日目も天気が良い。
二日目も天気が良い。
九重山(久住山)・大船山・星生山 5度目のお風呂。まだ、お湯を溜めている最中。
5度目のお風呂。まだ、お湯を溜めている最中。
九重山(久住山)・大船山・星生山 二日目は三俣山へ。南峰から登ります。ここが坊ガツルからの登り口。
二日目は三俣山へ。南峰から登ります。ここが坊ガツルからの登り口。
九重山(久住山)・大船山・星生山 チェーンアイゼンを履きます。
チェーンアイゼンを履きます。
九重山(久住山)・大船山・星生山 登り口からチョット入ったところ。
登り口からチョット入ったところ。
九重山(久住山)・大船山・星生山 唯一の表示。
唯一の表示。
九重山(久住山)・大船山・星生山 リボンちゃんとゆりさんの作品。まだ残ってましたよ~。
リボンちゃんとゆりさんの作品。まだ残ってましたよ~。
九重山(久住山)・大船山・星生山 ここから岩場が多くなるので、一旦アイゼンを外します。
ここから岩場が多くなるので、一旦アイゼンを外します。
九重山(久住山)・大船山・星生山 でかいザックではこの枝を通過できないんです(泣)
でかいザックではこの枝を通過できないんです(泣)
九重山(久住山)・大船山・星生山 だいぶ登ってきました。
だいぶ登ってきました。
九重山(久住山)・大船山・星生山 気がづくと中岳の方からガスってきました。急がねば・・・
気がづくと中岳の方からガスってきました。急がねば・・・
九重山(久住山)・大船山・星生山 南峰山頂。この荷物で登ってきました。26kg。
南峰山頂。この荷物で登ってきました。26kg。
九重山(久住山)・大船山・星生山 この時点では、まだ三俣山だけガスがかかっていませんでしたが、この10分後には一気にガスに覆われて方向を見失います。
この時点では、まだ三俣山だけガスがかかっていませんでしたが、この10分後には一気にガスに覆われて方向を見失います。
九重山(久住山)・大船山・星生山 チョット休憩。
チョット休憩。
九重山(久住山)・大船山・星生山 すがもり越まで下りてきて三俣山を振り返ったところ。ホント無事で良かった。
すがもり越まで下りてきて三俣山を振り返ったところ。ホント無事で良かった。
九重山(久住山)・大船山・星生山 当初はここから北千里を通って久住分かれまで登り、牧ノ戸まで帰る予定にしていましたが、久住方面もガスで何にも見えないので、大曲経由牧ノ戸まで帰ることにしました。
当初はここから北千里を通って久住分かれまで登り、牧ノ戸まで帰る予定にしていましたが、久住方面もガスで何にも見えないので、大曲経由牧ノ戸まで帰ることにしました。
九重山(久住山)・大船山・星生山 ハシゴを通過。
ハシゴを通過。
九重山(久住山)・大船山・星生山 大曲の登山口。下りてきて振り返ったところ。
大曲の登山口。下りてきて振り返ったところ。
九重山(久住山)・大船山・星生山 自然の造形美?
自然の造形美?

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