上高地 穂高連峰前から後ろからの巻

昨日の朝からタクシー会社に電話しまくってたのですが予約でいっぱいですとか冬季はやってませんとかロクな返事がもらえませんでした。どこの予約がいっぱいやねん！と思いましたが、あるタクシーの方が正直そこまで配車しても利益が出ないと教えてくれました。なるほど遠い所から来ても次に乗る人がいないのですから赤字になってしまいます。また他のタクシードライバーが教えてくれたのですがS温泉に停めさせてもらって、そこから釜トンネルまで20〜30分くらい歩いたら着きますよと言われました。無料で停めさせていただいたので名前は伏せておきますが、綺麗な女将さんの温泉です。 前日は平湯温泉のツユクサさんに泊まりました。少し高かったけど、料理は鮎、鯉、飛騨牛、熊汁など田舎料理がすごく美味しかったです。部屋もコタツがあって自分の家のような部屋でゆっくりできました。 朝7時前に平湯を出発、S温泉に到着。 S温泉から釜トンネルまで歩道もあまりなく危険ですので、出来るだけタクシーかバスで行かれた方がいいと思いました。 川向こうには雪崩だらけ、川の中から湯気が出ていて温泉にできる苔みたいなのが大量に着いてました。 釜トンネルについてヘッドランプを点灯、期待に胸が膨らみます。神聖な場所に入って行く気持ちでトンネルに入りました。 トンネルは無風で歩いてると汗をかいてしまいました。トンネルを抜けてから着込んだ方がいいです。 トンネルを抜けて真ん中の道を進みます。 左に焼岳が見え、ここも雪崩の巣窟になっています。右にゆるやかなカーブを歩いていると憧れの穂高連峰が見えて来て、一気にテンションが上がります！ 最初に大正池に映るスポットに行くとすでに3人がやたらと撮影されてました。 そこを越えると雪崩の跡を乗り越えていくトレースになります。 どこでスノーシューを履こうかと思ってましたが、結局はスノーシュー使わず軽アイゼンが有効でした。沈むこともほとんどなく凍ってる所が多かったからです。 上高地公園線には帝国ホテルまで合計6箇所の雪崩がありました。 大正池に出たら池沿いのルートをおすすめします。帝国ホテルを左折して田代橋を渡りウェストン碑方面に右折、ウェストン碑を探しましたが、なかなか見つからずちょっと戻ったらトイレの手前の岩にひっそりとたたずんでおられました。梓川を眺めるのに丁度良い場所でした。 五千尺ロッジ、白樺荘方面から河童橋を渡りました。 河童橋の川底を掘り返しての工事の惨状は見るに絶えませんでしたのでカットしておきます。何故手付かずの自然を後世に残すと言いながら川をイジるのでしょうか…川には川底にも岸にも沢山の生き物がいるし草だってそうです。かなり残念でした(ｰｰ;) しかも重機の音でうるさいので、ご飯を食べようと思ったけど明神方面に移動することにしました。移動の途中、清水橋の流れに目が止まりました。これぞ清らかな水の流れ！ 皆さんも是非自分の目で見て下さい。 その後ご飯を食べ、バスターミナル前を通り帝国ホテルまで行き、田代橋の手前を左折して梓川沿いルートへパウダーの中をスノーシューで歩けたら気持ち良かっただろうなぁと考えていて、ふと目を上げると猿木に登って目の高さに！めっちゃ接近したけど知らん顔…慣れてるのかなぁ^^; そして上高地にもう一度帰ってくると約束して帰路につきました。