活動データ
タイム
07:53
距離
14.4km
のぼり
526m
くだり
526m
活動詳細
すべて見る夫婦円満だと思っていたジブさんが、嫁からまさかのビーフ(ガチ目)を仕掛けられていたとある初冬。 テン泊を計画していた。雨が降るのは解っていた。 「だけんなんや?」が俺のスタンスなのだけれど、同行者が居るとそうもいかない。 俺「絶対雨降るよ。どうする?」 megっぺ「だからなに?」 せめて二人ともシェルターはやめてダブルウォールにしようと申し合わせて決行する事にした。 俺は冬の雨(風も強かった)でギア達がどんな働きを見せてくれるのかワクワクしていた。 megっぺはマットとシュラフの厳冬期用をゲットしてワクワクしていた。 もうピーク踏む気も無いし明日は雨確定なので、傘をさして下山できる吉部からスタート。 日没前に林道へ出て、途中からペンライトで坊がつるへ入った。 暴風雨のなかチャチャッと2DKを設営してから傘さして法華院へ。 談話室を外から覗くとたくさんの人が居た。明日雨なのにw。 トイレ行ってビール買って坊がつるへ戻り、megっぺが作ってくれた鍋でご飯をお腹いっぱい食べた。 遠くにポツリポツリとテントがある。明日雨なのにw。 ゆっくりゆっくりご飯食べたら日常の疲れからすぐに眠たくなってきてテントに入った。 何時なのか見てもいなかったので不明だが、多分21時過ぎとかには寝たんじゃないかな?。 雨の音を聴きながら小さく音楽を鳴らして泥のように眠った。 絶対に安眠したかったので、シュラフとマット冬用持ってきていたおかげで朝までヌクヌク超熟睡😪💤💤 ナンガ600のみ。カバーもインナーも無しで丁度良かった。 朝、雨の強く降る音で起こされた。時計見てないので何時に起きたのか覚えていない。多分8時くらいかな?。 意を決して雨のなかトイレに行く。 megっぺはまだ寝ているようだ。 他のテントはほとんど撤収していて貸し切り状態。 せっかく貸し切りなので食材と火器類を炊事棟に移して寝ぼけながらご飯を炊いていたらmegっぺが起きてきた。 蒸らししている間にmegっぺがおかずを用意してくれた。余らせても仕方がないのであるだけの食材をたくさん食べた。 雨の中全て撤収し、法華院へお手洗いに立ち寄る。 山荘まで来ると「ここでハッピーハイカーズやったんだなぁ」と感慨深かった。 数週間前のイベント、ハッピーハイカーズ。 行かなかったんだけどMさんや他の人に話を聞いたりインスタなんかでもたくさん写真が上がっていてふと思った。 アンダーグラウンドでひっそりと燻っていたエネルギーが、ある日一気に爆発する。そしてそこからシーンは加速してオーバーグラウンドに。 この感覚。俺は1度味わっている。 あれだ。ジャスト20年前の7月。東京で見たあれだ。 ECD主催の「さんぴんcamp」。 三宿で仕事を早めに切り上げて向かったヤオン。 まだネットも普及してなかった頃。携帯がただの「電話」だった頃。情報源など殆ど無くて。 レコ屋のフライヤーが唯一の情報源だった。 音楽に関して同じ趣味の人なんてずっと周りに居なかった。好きな音楽の話をできる人なんてこれからもずっと居ないんじゃないか?と思っていた。いつもヘッドホンの中だけの世界だった。 違った。 居た。 居たっつーか、すげぇ居たんだよ。 物凄い数の同じ人種が日比谷野音に集まった。 カミナリ、シャカ、ランプにギドラ、ブッダ、ライムスター…地下でひっそりと活動していたアーティスト、リスナーがあの日あの場所に集まり、どしゃ降りのなか皇居まで爆音を響かせた。 物凄いエネルギーだった。こんなにたくさんどこに居たんだ?と衝撃を受けたのを覚えている。 「そんな世界があったんだ?」と知らなかった人達にも届けと言わんばかりに。 今回のハッピーハイカーズの画像を見ると物凄い数のULハイカーが集い、たくさんの三角シェルターやタープ張られている。 こんなにたくさんどこに居たんだw?。と。 同じ感覚が蘇ってきて「これはUL界のさんぴんcampなんだよ!」とmegっぺに力説した。ハッピーハイカーズ行ってもないくせにw。 今やレジェンドやパイオニアと呼ばれるあの人達もここに居てここを歩いたんだなぁ…。と沁々思いながら雨の降るなかテクテクと下山した。 さんぴん同様、これから九州ULシーンは熱く盛り上がるのだろうか?。 まぁそれはともかく終始時計を全然見ない山旅だった。 おわり。
動画
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