活動データ
タイム
05:52
距離
13.5km
のぼり
1232m
くだり
1212m
活動詳細
すべて見る3月の降雪後に初めて雪の中を歩いたのが政次郎尾根から塔ノ岳経由での天神尾根一周コースで、この時は戸川林道終点(戸沢)を拠点にして歩くのがなかなか面白いことに気付きました。少し間が開きましたが、もうヒルは出てこなくなって丹沢をたっぷり歩こうと思い、興味のあった廃道扱いの書策新道が11月12日でした。その時は烏尾尾根も使いました。そして間に丹沢三峰を挟んで、前の週に木ノ又新道と書策新道を踏破し、戸沢から表尾根・大倉尾根に抜けるルートで残るは仲尾根と三ノ塔尾根だけになり、それを思うといても立ってもいられず、連続して戸沢にやってきました。 仲尾根は国土地理院の地図に点線で示されていますが、「山と高原地図」やその他のガイドブックには記載されておらず、これまたマイナールートになります。しかし、その他のバリルートと違い、戸沢側にはしっかり入口に案内板が立っているので、利用者はそれなりに多いのかも知れません。しかし、烏尾山山頂側には全くその気配はなく、知らない人はどこに入り口があるのかさっぱり分からないでしょう。途中晴れてきたところでの表尾根の山々が鮮やかで良かったですが、残念ながらその後雲の中を歩く感じになってしまいました。 三ノ塔でもずっと雲の中で見晴らしは全くなかったのですが、三ノ塔尾根は元々鬱蒼とした林間の道なので、どのみち見晴らしは良くない感じです。整備された道なのでもう少し利用者がいるかと思いきや、この日は一人の女性ハイカーさんだけでした。表丹沢林道が閉鎖されてしまって久しいので、ここを利用するにも戸川林道から歩いても、大倉から歩いても距離が嵩むので、敬遠されてしまうんでしょうが、マイカーなら荻山林道を終点の牛首まで行けば表丹沢林道の三ノ塔尾根入口ですから、これを使ったプランも有りかと思いますね。 戸沢周辺のルートは、実は国土地理院の地図にもどのガイドマップにも記載のない「源次郎尾根」が書策新道の前半区間から枝分かれしているそうで、ちかいうちにそこを踏破して、全ルートを楽しみたいと思います。 コース情況ですが、仲尾根は全線で勾配がキツく、特に前半の登りは急で、雨上がり直後と言うこともあって、濡れ落ち葉がやっかいでした。ここでは細かくつづら折れするように登りますが、東側から登ってくる道と合流する際に、直進してしまいそうになるのですが、踏み跡が西(左)に折れていたら、迷うことなく左に進んで上を目指すことを心がける必要があります。分岐にリボン等はないので要注意です。 植林地帯の前半の急な登りが終わると、尾根の上に出て木々が少なくなって、先の方では草が表面を覆う区間になりますが、勾配はわずかにゆるんだ程度で、相変わらず普通にキツい登りが続きます。もう一本尾根なので迷うことはないですが、リボンが多いこともあって気楽に登れます。 最終区間の登りは再びキツくなってきますが、最後の最後で右にロープが張られたところに出ます。しかし、そちらはすぐよこが崖のような急斜面ですから、1~2m離れたところをそのまま真っ直ぐ登りますが、薮こぎになります。やっかいなことにバラ科の茎が多く、秋口まではアザミ等も加わって棘だらけになるので、難儀しそうです。 表尾根は烏尾山から三ノ塔までは意外と荒れていて、ワイルド感のある岩場の登り等もありますが、基本的にチェーンが多くてしっかり整備されています。 三ノ塔尾根は下り初めから半ばまで、これでもかと言うくらい急な下りが続きますが、細かくつづら折れになっていて、多くの箇所で丸木の階段が埋め込まれています。中間地点辺りで鹿柵のところに出て急に平坦になり、その先に休憩用のベンチがありますが、そこからは勾配が緩やかになった区間が長く続きます。最後に表丹沢林道に出るところで再び多少勾配がキツくなりますが、厳しいほどではないです。 三ノ塔尾根は表丹沢林道を横切り、荻山林道の右脇の勾配を一旦登るようにして並行して続き、戸川公園の方に抜けてバス停まで進みますが、全てを踏破すると7km近くになり、一本尾根としては結構なロングコースになります。
活動の装備
- その他(Other)EXAKTA FE2000
- その他(Other)HOLUX
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。