活動データ
タイム
04:49
距離
5.6km
のぼり
483m
くだり
485m
活動詳細
すべて見るこのところ、年末は島田ガイド事務所の雪山低山講習で納めている。今年も昨年同様参加した。 今回申込の時の予定は鈴鹿・綿向山だったが、数日前に湖北マキノの大谷山に変更の連絡、待合せ場所は山科駅。で、朝集合場所に行くと、島田ガイドより「大谷山の雪があまり期待できないので、行き先を変更します。」とのこと。行き先は、丹後半島の大江山だ。参加者(今回は若い女性2人とオッサンの3人)全員が「エーッ!」。全然方角が違うやん!しかし、地図を見るとわかるが京都からの距離は大して違わない。高速を使えば1時間強だ。雪山講習だから雪がないと話にならない。今年冬の笠形山や観音峰の時のような「雪を想像してアイゼンを練習する」ことなど真っ平だ。行き先変更を納得して大江山に向かう。 途中で島田ガイド事務所のスタッフの前田さんを拾い、10時頃大江山に到着した。 今回の雪山講習は参加者3人に対し、島田ガイド事務所は島田ガイドに加えて大場さんと前田さんの3人。ガイドと参加者の比率が1:1という何とも贅沢な講習だ。大場さんは鍼灸師でもあるので、膝が弱点のオッサンも心強い。 準備を整え、10時過ぎにスタート。女性二人は雪山初体験なので、まず島田ガイドよりアイゼンの装着の指導、歩き方等の説明がある。登山道をはずれて、雪の斜面でまずアイゼンなしでの雪上歩行の練習。続いてアイゼンをつけて斜面を登る。かなり勾配のきついところでのピッケルの使い方も練習する。雪が締まっていないのでピックを雪に突き刺してもズルッとなる場面もあったが、良い練習ができた。練習をしつつ雪の斜面を登り、登山道へ。ここでアイゼンの調整をした後、山頂(千丈ヶ嶽)方面へ進む。1時間と少しで山頂に到着。山頂は広い広場のようだ。 昼食を終えたあと、島田ガイドは車を下山口に回送するため一旦下山、大場さんと前田さんと共に鳩ヶ峰方面へ縦走開始。直後に犬の鳴き声がして、腹に赤い布状のものを巻き付けた犬が飛び出してきた。辺りを走り回っている。と、猟銃を持った男性が一人現れた。鳥を撃ちに山に入っているそうだ。とすると、この2匹は猟犬ということ。気のせいか、人を見つめる目が鋭いように思えた。 ゆるやかな稜線の霧氷の中をゆっくり下って、鳩ヶ峰山頂へ。遠く宮津湾が見えるが、天橋立は山陰に隠れて見えなかった。 鍋塚休憩所の駐車場で車を回送してきた島田ガイドと合流、アイゼンをはずして鍋塚山頂へ向かう。鍋塚山頂からなら天橋立が見えるかと期待して登ったが、やはり手前の515ピークの山が邪魔をして見ることはかなわなかった。東に目を転ずると、うっすらと若狭富士とも言われる青葉山が見えた。きれいな富士山の形をした山だ。 今日の大江山が今年の山の登り納めとなった。 振り返ってみると、今年は、膝の怪我、雪の立山、北海道・十勝岳、黒部・下の廊下、東北・栗駒山・鈴鹿セブンの山々、と結構多彩な山の一年だった。71歳を過ぎたが山への意欲はますます大きくなってくる。来年も今年以上にいろんな山を体験したいものだと思っている。
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