活動データ
タイム
17:25
距離
35.8km
のぼり
2221m
くだり
1630m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る先々週末のレポです。 先週インフルで寝込んでてアップが遅くなりました。 先週末3連休を利用して京都一周トレイルを途中まで歩いてきました。 神戸に越して来てからとろつまがずっと行きたがってたけれども、まだ行けてなかった京都(市内)。 見たい観光名所はそれなりに時間をかけること、先を急がず3日間で行ける所まで… というルールの下での一周トレイルとなりました。 ちなみにとろつま、出発の2日前に地図を見て、 「京都一周トレイルって山ばっかじゃん!だまされた~」 などと言っておりました。 どうやら、京都一周トレイルは街なかの寺社巡りがメインだと思っていた模様です。 と「あぁ、京都行きたかったなあ…」 ひ「だから、行くし!」 と「行かないし!あれ額縁だし!」 …などという不毛なやりとりは若干ありつつも、 最後はとろつまも観念して無事迎えた当日の朝。 天気は快晴。翌日の雨予報は気になるものの、 翌々日は降らなさそうなので、何とか望みをかけることにします。 今回はテン泊装備で、重量は 私21kg強、妻12kg強、息子11kg弱、娘6kg。 冬用のシュラフ、チェーンアイゼンと、いつもより重くなる要素があっても、 途中での食料・水の補給を見込んだ分軽量化できました。 (ただしいざという時のため栄養食は余裕を持って装備) 【1日目】 伏見稲荷~大文字山三角点 17.9 km 京阪伏見稲荷駅には8時半前とやや遅めの到着。 まずはとろつまが一番楽しみしていた伏見稲荷へお参りします。 お守り買って、本殿拝んで、千本鳥居にはしゃいで、おもかる石やって、朝飯食べて、稲荷山登って一の峰で拝んで、酒をお供えして… とやっていたら、時刻は驚きの11時。 いくら先を急がないといっても、これじゃ今日はほとんど歩けないのでは? と不安がよぎります… 稲荷山を下りてやっとトレイルに復帰したのは11時半頃。 そこからも、ちょこちょこ道を間違えたり、なんだかんだ時間ロスがあったりとなかなか快調に進めません。 いったいどこまで歩けるんだろうと不安に思いつつ、 清水山を越えて南禅寺付近に着いたのが15時頃。 時間はあまりありませんが、やはりここも南禅寺へ寄り道。 そして、日も落ちかけた頃に、大文字山へ登り始めます。 大文字山の山頂に着いたのは日の入り直後の17時過ぎでした。 本日の行程はここで終了。 夜景がとても綺麗で、結果的には1日を終わらせるのにちょうどよい場所でした。 因みに今回、私ととろつまのシュラフは新たに購入したモンベルのダウンハガー800 #2(とろつまは女性用)でしたが、なかなか快適に眠ることが出来ました。 去年真冬の鍋蓋山(六甲)で、#5で寒くなかったと豪語した暑がりの子供達はというと… 娘は#5の2枚重ねで少し寒く、息子は#5(1枚)でまったく寒くなかったそうです。 個人差がありますね~。 【2日目】 大文字山~比叡山 18.1km ゆっくりと寝て起床6時。出発は8時少し前。 以前よりは早くなったものの、まだまだ、朝飯、荷物整理、撤収に時間がかかってしまいます。 今日は昼前から夕方にかけ雨の予報。 雨雲予報を確認すると、夕方テントを設営するときに雨が残るかどうかは微妙なところですが、 好転することを期待して出発します。 まずは火床へ下りて景色を堪能。 そこから鹿ヶ谷経由で街へ下ります。 街では、八ツ橋買ったり、登山道で子供が拾った携帯を交番に届けたり、トレイルから外れてコンビニで水と食料を調達したりしてるうちに、恐ろしいほど時間が経ちました。 挙げ句の果てには、いざ出発と言うときに、とろつまが「ストックがない」と言い出し、またもや時間ロス。(数百メートル手前の八ツ橋を買った土産屋さんにありました...) というわけで、比叡山に登り始めたのは11時半頃。 このときにはすでに雨が降り始めていました。 比叡山への登りは長く、雨の中黙々と登ります。 暑いのでベースレイヤーの上にカッパを着てましたが、それでも中は汗だらだらです。 しかし、ケーブル比叡を越え、スキー場跡の上あたりまで来ると、 急に気温が下がったのを感じました。 時間が遅いので三角点はスルーし、西塔までほぼ平らな道を20分ほど歩きます。 15時過ぎに西塔に到着。 そのころには雨脚もだいぶ強くなっており、 立ち止まると一気に寒さを感じました。 いつのまにかカッパのなかも冷えた汗と結露でびしょびしょです。 (ゴアの透湿性の発揮に必要な体温を保てていなかった…) みんな完全に体が冷え切りぶるぶる震え始めました…。 釈迦堂の軒下で雨宿りをさせてもらいつつ、 ベースレイヤーとカッパの間にフリースを着ますが、 時すでに遅し…。 冷えた体は簡単には戻らないですし、低体温症も怖く…。 さらに野営できそうな場所もまだ先…。 予報を確認すると雨もしばらく強く降りそう…。 ということで残念ながらケーブルカーで撤退することにしました。 いつもは私が撤退を決めるとブーブー文句を言う息子が、 今回ばかりは自ら、「ぼく、撤退したい…」 と言っていたのが印象的でした。 ケーブルカー駅まで歩いていると体温もいくらか回復し、 東塔の講堂で参拝をしてから、ケーブルカーで坂本側へ無事下山しました(京都側は運休)。 今回はケーブルカーがあったので速やかに撤退することが出来ましたが、 体を冷やしてしまったことは大きな反省点です。 後から考えるとスキー場跡の上で少し寒さを感じた時点で、 速やかにカッパの下にフリースを着るべきだったのだと思います。 今回のように汗だらだらのところから急に寒くなると、 もう一枚着るタイミングが難しいと感じますが (特に雨だとカッパを脱いで下に一枚着るのに二の足を踏む)、 それができないと時に危険な状況を招いてしまう…。 それを思い知った山行でした。 そしてその翌日…冒頭に書いたとおり私はインフルにかかり、 しばらく寝込む羽目になったのでした。 今年は一発目の家族山行から失敗の撤退でしたが、 これを戒めとして安全面により注意をしていきたいと思います。
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