荒天を避けて入笠山で雪山体験

2017.01.14(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 10
休憩時間
33
距離
6.4 km
のぼり / くだり
549 / 544 m
1 33
1 2
20
56

活動詳細

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Mガイドの「天狗岳(雪の日本200名山に登る)」に参加した。 関西の高見山や三峰山、和佐又山あたりの雪山体験しかないオッサンにとって、八ヶ岳の雪山に挑戦したいという気持は以前から持っていたがなかなかその機会がなかった。昨年10月末に受け取ったMガイドの今シーズンの雪山の案内に、オッサンでも行けそうな雪山初心者向きの「天狗岳」があったので、即、参加することに決定。 当初は手持ちの冬山装備でと思っていたが、いろいろ調べると厳冬期の八ヶ岳は稜線に出ると気温は-20℃~-30℃となるので、断熱材の入っている冬靴が必須だとのこと。去年の夏購入したスカルパのトリオレプロで行くつもりだったが、これはコバはついているものの断熱材がないので、不可と言われた。悩んだ挙句に冬靴を購入することにし、ASOLO(アゾロ)の6B+ GVを入手した。年末の大江山でアイゼンとの相性も確認できたし、今回の八ヶ岳で本格的な雪山デビュー、のはずであった。 10日ほど前から山の天気予報を毎日チェックしていたが、八ヶ岳は稜線以上では-20℃以下で風も10~20m/sの荒れた天気になりそうな気配だ。前日にはMガイドからも「行く予定ですがあまり悪い天候なら、百名山の車山、300名山の入笠山に変更の可能性あり」とのメールが入った。テレビのニュースでも、センター試験が14・15日にあることもあって大荒れになるような報道が流れる。そんな中で13日大阪を出発。この日は移動日だったが、Mガイドは「最終決定は13日の夜にする」ということで、当初の渋の湯での宿泊を諏訪に変更した。で、13日の夜食事の時にMガイドより、やまてんの情報をもとに検討の結果、八ヶ岳を入笠山にすることにする、との話があった。 以上のような経過から、14日は入笠山へ。沢入登山口からスタートだ。足元は最初からアイゼンをつける。衣類も下はファイントラックの薄いタイツの上にメリノウールのタイツを重ね、その上に厚手の登山パンツ、そしてオーバーパンツの4枚重ね。上はやはりファイントラックのドライレイヤの上にベースレイヤ、フリースのミッドレイヤ、そしてアウターはアルパインジャケット。 スタート時は晴れ、無風。気温は-8℃。登山ルートは緩めの歩きやすい勾配だ。2時間程で入笠湿原に到着。休憩の後は花の時期はお花畑になる斜面を通って、林の中へ。ここからはそれまでに比べると少し急勾配となる圧雪された登山道を登り、最後の急斜面を登ると山頂だ。山頂は遮るものがないので強い風を受けてかなり寒い。Mガイドによると-15℃以下だろうとのこと。記念撮影をして早々に下山となった。 大雪の予報に反して、行動中に雪に降られることはほとんどなかった。気温は1955mの入笠山で-15℃とすると、2646mの天狗岳なら4.2℃低い-19℃となり、風速10mの風で体感気温は-29℃、15mの風なら-34℃となる。稜線でそんな状況になると雪山初心者のオッサンなどは動けなくなるだろう。天狗岳を変更して入笠山にしたのは、オッサンの山力を考えると正解だっただろう。 おかげで楽しい雪山を経験することができた。Mガイドに感謝だ。

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