厳冬期単独無酸素日帰登頂・独標編

2017.02.04(土) 日帰り

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何処も晴れて山に登れず敗北感の先週末。 今週もその恵まれた好天が期待できる土曜日。 やっぱり行きたい八ヶ岳、天狗もいいけど赤岳だね。 体力考えず美濃戸口へ6時半、この時間でも駐車場満杯。 四駆なら雪も少ないし美濃戸の赤岳山荘まで登れるか。 一旦下り橋を渡りヘヤピンカーブ先の急登、あれタイヤが滑る。 ブレーキ掛けて再挑戦、あれ滑ってそのまま5mほど下がる。 ブレーキ踏んでるのに動くって怖い。 カーブだったらぶつかってるし、後続車も来てるし。 再度トライも同じ結果、スタットレスが悪いのか、クワトロが情けないのか。 3回繰り返すがにっちもさっちもどうにもこうにも。 後続車に迷惑かけて申し訳ないが下がってもらいすごすご引き返す。 唐沢分岐から桜平まで登れる情報もあり天狗に変更。 もしかして唐沢鉱泉まで行けるかも、そんな期待も虚しく通行止め。 桜平も凍結予想で美濃戸口の二の舞は御免。 まだ7時半、この好天なら西穂高まで移動利くかも。 急いで高速で松本へ、新穂高ロープウエイの「しらかば平」まで登る。 登山者用駐車場除雪無し、また外れ、引き返す。 穂高温泉の登山者駐車場にやっと一台スペース。 乗り場に来れば海外からのお客様渋滞、1本待ちで西穂高口に着いたのは11時少し前。 これじゃ独標までも無理か、天気がいいし丸山まででも良いか。 山荘目指して登り始めは快調で1時間オーバーで到着。 山頂方面の蒼すぎる空を眺め昼食もそこそこに登る。 丸山手前の稜線に出る頃にはこの辺りでは大したことのない風だろうが結構強く感じる。 傾斜が増すほど足が出にくくとりあえずあそこまで、次はあそこ。 自分自身に応援するようにやっと12峰。 前穂高岳や明神岳も応援に加わり独標は正に目の前。 見た目よりきつい最後の急登、ステップがあり登りは何とか。 ここから見る穂高連峰やピラミッドピークは何事にも代えがたい。 最近では珍しく山頂記念撮影してもらう。 決して未踏峰でも無いロープウエイを使い普通に登れる山だけど この空に色と山の白さは何で山に登るのか十分に説明できる。 ここから下りる恐怖以外は。 登った格好で下りるが胸前に大きなカメラバックが邪魔して足元見えず。 ステップポイントもはっきりしてるのに足運びがぎこちない。 カメラバックをリックに仕舞うべきだった。 この後悔は山に登る理由を見失う。 疲労も出てきて下山中ずっともう山は辞めるかなと考え続け自己愛護。 緊張感の解放から西穂高口に着くころには高山病のような頭痛。 寝不足と過労による睡魔と食欲不足。 眠くて車速が高められない、仕方なく止まる。 道の駅で仮眠、たった10分で仕事の電話に起こされ再始動。 週末で混んで当たり前なのに夢のような高速道の空き具合。 短い仮眠で元気復活、たった4時間で帰宅。 これが最後の山行きか満足感で風呂入り熟睡。 目覚めれば写真見て次は何処へなんて考える変な自分。 登山って、みんなそうでしょうか???

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