活動データ
タイム
11:14
距離
19.3km
のぼり
442m
くだり
592m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る◆山行の始まり 上高地でのんびり雪を眺めながらランプの灯る山小屋で、酒でも飲もうとの誘いを受けて。 「行こう、行こう」とのことになった。 登りはほとんどなし、釜トンから明神池まで、なだらかな道のり だったら、食材をたっぷり積み込んで、トレーニングも兼ねて20kgオーバーを背負うことにした。 メンバーはいろんな山岳会の人や、わたしのように無所属な人間もいるが、皆さまベテラン揃い。 足が速いので無駄に早くついてしまうと懸念してたが、1名、前日に酒で記憶喪失に陥るほど飲んだのがいて、おかげでゆっくり歩けることとなった。 ◆1日目 沢渡駐車場から釜トン(新釜トンネル)まではタクシーで移動 装備を装着して、いざ釜トンへ、真っ暗とはいえ非常灯が所々あり、ヘッテイをつけるほどではない。 釜トンを抜けて、上高地トンネルへ入る 上高地トンネルを抜けると、雪の眩しさが目にしみる。 サングラスと紫外線カットを塗り直し軽アイゼンを装着 まずは、ここでお菓子タイム 天気は最高、トレースもバッチリ、景色はどんどんよくなる。 目の前には穂高の山々が悠然と見えてくる。 あれが、奥穂高か、あっちが西穂かなどど地図を見ながらのんびりハイク、大正池を超えて河童橋へ お約束の撮影会を行い、トイレタイムも含めてのんびり休憩。 「いい天気じゃの〜」などと、清涼な空気を思い切って吸い込み都会で溜まった邪気を吐き出す。 途中の小川では、岩魚の群れを見ることもできた。 もちろん釣り師達ははしゃぎ回る。ここは禁猟区だよ。 河童橋を過ぎた頃、リーダーが 「コーヒー飲みたい」と言い出す。 ほとんど歩いてないのだが、、、、 それも良しなので、風が少ない場所で湯を沸かす。 コーヒーを飲んだり、イチゴを食べたり、カップ麺を食べる奴、はてはビールを飲む奴も出てきて、それぞれが自分のスタイルで楽しむ。 わたしは、皆にバレないようにおとなしくコーヒーに焼酎を入れて楽しんだ。 あとは、明神池までまっしぐら〜 河童橋を過ぎると人気が少なくなり気分が良い トレースはあるが、念のためスノーシュー組が先頭に立ち進むはずだが、スノーシューが楽しいのか、トレースから外れて、「キャッキャ」とあるいている、ほんと収取がつかん。 そんなこんなで 明神池に、今日の宿は”山のひだや”さん。 ご主人が、入り口で迎えてくださった。 わたしと女子3人は、明神池に透き通った水ほんと綺麗たった。夏は岩魚がいっぱいいるらしいが、見ることはできなかった、ほんと尺岩魚がいそうである。 もちろん、禁猟区です。 ◆1日目宴会の儀 ”山のひだや”は電気も自家発電のため、電灯などはなくランプの宿、暖かいランプの灯火になんとも感じがいい。 ついて早々、各自食材やら酒やらをテーブルに広げる。 焼酎、ビール、日本酒、ウィスキーなんでもござれ わたしは、肉類を中心にベーコンのブロックや冷凍してきた豚肉、野菜類、さらに今回は女子が3名もいるので点数稼ぎにスイーツを作る予定。 それぞれが思い思いの料理をつくったりして皆で分けあう宴会で盛り上がり、夜が更けていく。 山屋同士、の山の会話に花が咲く。 山小屋に泊まると、よく昔にどこどこの山に登ったなどの自慢話をする人が多く辟易するが、このメンバーはそんなことはない、アイスはいつ頃まで行けるとか、来月あたりあの沢に行こうとか、夏はどのマルチやアルパインルートをやろうか、そんなこれからの山の話で盛り上がるのも心地よい。 酔い覚めに外に出ると満天の星空、北斗七星やオリオン座(他はよく知らない)などがくっきり見えた。 久しぶりの満天の星空を堪能できた。 だんだんと一人二人と寝たい人は寝始める。 残ったメンツで山小屋の親父さんの話を聞く、山での苦労話を聞かせてもらう、胸までのラッセルを歩荷した時の話とか、不思議な話もしてくれた。 わたしも眠くなり、アンカを一つ借りて布団に潜り込む アンカがかなり暖かく快適な安眠をもらった。 ◆二日目 朝6時30分に起床、朝食を各自取り出発である。 当初の予定を変更して、行きの途中遠方から見えた氷瀑を見に なんでも30年ぶりに青凍りになり、登るパーティがいるとか、「そりゃあ見るしかないね!」 山小屋の親父さんの引率で歩くことに 行きに気になっていたが、シャンデリア状とても登れそうにないとおもっていたのだが、 見上げると、リードがもう最終ピッチを登り終わるところ。 せめてフォローだけでも近くで見たいので、急な雪面をえっちらこっちらと取り付き付近まで登る。 近くで見ると、下部はバーチカルなかなか難しそう かなりの落氷もあったので、ヘルメットをつけて少し離れて見学した。 3人のパーティで全員登り終わったので、皆がいる登山道まで、尻セードでおりた。 結構雪がしまっており、やばいスピードになってしまって、ウェアお尻に穴が開いてしまった。 降りて見ると、氷瀑の落氷でウィスキーを飲んでいたりと、猿を見学したりとみな遊んでいた。 程なくして氷瀑を登っていたパーティも降りていたので、少し話ができた。 初登から2登目らしく、堀大滝と名前があるらしい。 堀さんが落氷で顔面に怪我をして敗退したとのこと。 凄いところを見れたと皆感激した。 記念撮影をして、再び帰路に向かう。 河童橋まで来ると人が賑わっておりこの山行が、そろそろ終わりに近ずいてきたと感じた。 大正池あたりで最後の休憩をして、穂高の山稜をみながら心の中で 「さらば、穂高よ〜♪ また来る日まで〜♪」 とおもわず、口ずさんでしまった。
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