活動データ
タイム
14:44
距離
16.6km
のぼり
2542m
くだり
2544m
活動詳細
すべて見る昨年は3月5日、頂上で吹雪に見舞われ視界10mほど、、 剣ヶ峰へは行っていない。。 この時 予報では晴、風速は10m/sであったのだが、、 今年の予報も晴、風速は13m/s程度。 予報は予報に過ぎない!まあ条件は同じ絶好であろう。 この時期 富士山の風下にあたる南東側、御殿場口は最も積雪が多い。スタート地点の太郎坊門までは車で行ける。 が、まさかのチェン規制。 今回は下見もせず、情報からの予測だけなので不安がつのる。 一体どうなる事かと心配しながら太郎坊門へ、、 幸運にも太郎坊門までは路面に積雪は無く午後10時前に到着した。2時間ほど熟睡し予定の時刻を20分過ぎ00:20にスタートした。 序盤カチカチに凍った噴砂利と薄い積雪でスノーシューでもアイゼンでもなく、重い背中と細心の注意でペースを上げた。 1時間ほど登るも雪は深くない。精精20cm程なので早々にスノーシューは双子山の上塚 真横の柱にデポし先を急いだ。。 しかしその後斜面が角度を増すに連れ疲れが増して来た。しまった〜スノーシューもう少し持っていれば、、、 そして雪面が硬化しだした標高2500m付近でアイゼンを装着。一定のリズムと早い呼吸を保ち登る。登る。登る。 3000mを超えると硬い雪面は氷面と化す。 ここでストックをアックスにチェンジ。 (本当はもっと早くチェンジすべきですが、腰が楽なんです。) しかしペースが上がらない。 更に呼吸を早め只管アイゼンを蹴り込む。。 途中ソロで初冬富士に挑む気持ちの良い好青年に出会った。お話を聞くと千葉の鴨川から来たそうだ。 何でも看護師をしていて、山岳看護師を目指しているそうだ。 YAMAPと私の"KJ"を伝えた。 きっとYAMAPに来てくれる筈だ。 今回は8合目から御殿場ルート右の急斜面を直登した。 彼も私の直登ルートの跡をついて来てくれた。 何だか悪い事をしたかも知れない。 今年の氷は手強かった!!! 硬い!!! アイゼンの爪が跳ね返されるのが伝わって来る!!! 一歩一歩 三点支持をキープして登る。 標高3000mから4時間掛かり9:50頂上に到着。 晴天が続いたせいか、頂上には雪と氷の芸術は無かった。 流石に頂上は北西の風が強い。 (富士山では微風だろうが、、) 剣ヶ峰への尾根は、突風時には耐風姿勢を取らないとバランスを崩す!! 体感的には風速20m弱、突風は30mオーバーくらいの平穏と言える所でしょう。 10:41ノートレースの剣ヶ峰へ登頂‼️ 積雪は2mくらいだろうか、この風じゃ積もりません。 気温は氷点下19℃ 予報通り! 15分ほど居ただろうか、寒さに耐えきれず下山。 その後振り返ると風が強まった感が有った。 ★ほしちゃんのご指示、お鉢回りは11時タイムアップにより出来ませんでした。 行くにしてもダブルアックスで60度くらいの氷面に前爪でトラバースせねば行けません。 落ちれば火口の底が待ってます。。 ヒェ〜もう気力が残ってませんでした。 ホッとして御殿場口へ下山しようと氷面をトラバースした瞬間、15mほど滑落‼️ 暖斜面で停止したが最も肝を冷やした瞬間で有った。 腰が疲れたのでアックスをストックに持ち替えたのが原因でストックの先端が氷に弾かれたのだ! ストックのバケットを握り締め停止はしたが、 急斜面で有れば命は無い!! (恥ながら戒めと参考の為ここに記す) すぐ様アックスに持ち替え氷の急斜面を1時間半ほど膝を曲げ細心の注意で下った。 へとへとだった。 ホッとするのもつかの間、下界の雲に突入すると雪が降り出し視界はゼロ、ホワイトアウト特有の足元の段差が見えない中只管下る。 膝が悲鳴をあげ出す!! 宝永山を過ぎると幸運にもガスが切れて登山道の標柱を確認する事が出来た。 無事スノーシューを回収し長〜い長〜い下山路を終えた。 車に戻り倒れこむ様に1時間ほど寝込み、 ふと我に戻り、長かった達成感を噛みしめ帰路についた。。 もういい!と思うが、来年もまた来るのだろう。 最後までお読みくださり有難うございました。 感謝!
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