活動データ
タイム
06:37
距離
25.4km
のぼり
2415m
くだり
2411m
活動詳細
すべて見るGW前の土曜日。天気予報は晴れ。この貴重な晴れ間を活かし山歩きしたいと思い、今回はみなさんの山レポをみて気になっていた武奈ヶ岳へ行くことにしました。 山と高原地図の「比良山系」を前もって購入し、綿密にコース設定を考えました。現地まで大体3時間かかるので、今回行ったときにできるだけ比良山系を押さえておきたいと思い地図を眺めていると、湖西道路の比良ランプ近くにある「イン谷口」を起点にすれば武奈ヶ岳だけでなく他のピークも踏破できると思い、次のような計画を立てました。 イン谷口・・・釈迦岳・・・武奈ヶ岳・・・ワサビ峠・・・金糞峠・・・堂満岳・・・イン谷口 ①イン谷口から釈迦岳 毎回のことですが、登り始めて1時間位は体が重くかなりきついです。一汗かくと少し楽になりますが、それでもなかなかの傾斜が続きしんどかったです。大津ワンゲル道と合流した後は傾斜も緩やかになり、葉が落ちた低木帯の中を歩いていくので、気持ちいい森歩きができます。釈迦岳は低木に覆われていて見晴らしはあまりよくありませんが、枝越しに少し景色が楽しめます。 ②釈迦岳・・・武奈ヶ岳 釈迦岳から武奈ヶ岳へは比良スキー場跡までは風が抜ける稜線歩きです。危険な箇所もなく楽しく歩けます。今回は天気に恵まれたこともあり、薄霞がかかっているとはいえ琵琶湖や蓬莱山方向がばっちり見えてテンションあがりっぱなしでした。比良スキー場跡の登りは短いですが、100mほどそこそこの傾斜がつづく登りが続きますので休憩をはさみつつ登った方がいいと思います。スキー場跡を抜けると斜面をトラバース気味に登山道がつけられていて少し道が分かりにくいです。ちゃんと赤テープでマーキングがされているので確認しながら進んでください。コヤマノ岳付近までくると武奈ヶ岳山頂はもう少しです。最後の登りは最初灌木帯を進むので枝があたって痛いです。灌木帯を抜けると距離は短いですが結構斜度のある斜面が待っています。そこを抜けるといよいよ武奈ヶ岳山頂です。山頂からは360°のパノラマが楽しめます。 ③武奈ヶ岳・・・ワサビ峠 最初のうちは草原歩き、あとは低木帯を進みます。30分ほどでワサビ峠に到着します。 ④ワサビ峠・・・金糞峠 途中、中峠を挟みますが、この区間は沢筋歩きが続きます。沢筋を歩いていくだけでなく、所々倒木が登山道を塞ぐように横たわっているので、屈んだり跨いだりをしなければいけません。目印はありますし足跡も残っているので天気が良ければ道迷いを起こすことはないと思いますが、ガスっていたりすると少し注意が必要かも。 ⑤金糞峠・・・堂満岳 なかなかのアルペン的山容を楽しめます。所々傾斜がきつい箇所があるので、ゆっくり手がかりを確保しながら進むようにしてください。山頂からは琵琶湖が一望できます。遠目に見える白い山肌は一見の価値ありと思います。 ⑥堂満岳・・・イン谷口 個人的には今回一番の難所でした。とても危険な場所があるというわけではないのですが、まずは堂満岳から下山を始めてしばらくすると斜度のきつい斜面に出ます。細かい砂礫が多いので足を取られ滑る箇所があるので気をつけてください。また、全体的に登山道に石が転がっているので、乗り上げるとバランスを崩します。ここもまた倒木が横たわっているので、くぐったり跨いだりが何度かあります。あとはひたすら長い下り坂を下りていくので、下りが苦手な私には堪えました。 今回、武奈ヶ岳に登ってみて感じたことは、結構山深いというか、色々な要素が濃縮されている山という印象を持ちました。縦走を楽しむこともできますし、草原風の山道を歩いたり、沢筋を歩くこともできます。季節になると色んな花も咲きますし、山頂からの景色も良いと非常に多くの魅力を持った山です。冬の時期は樹氷が有名なようです。さすが200名山に名を連ねる名山だなぁと実感しました。
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